シールを剥がした後のベタベタを取るのはに、結構苦労します。
子供が小さい時には家の壁や棚、机などにシール、ステッカー、粘着テープ、セロテープなどをよく貼りますよね。しばらく経ってから剥がそうとすると、粘着部分が残ってしまったり、全て剥がしたのにベタベタが残ってしまうこともあります。
こんな時に便利なのが市販の「シール剥がし」ですが、そう頻繁に使うものでもないので買うほどでもない、「今使いたい!」時に手元になかったりします。
今回は、身近な材料で簡単にできるベタベタの取り方をまとめました。
◆プラスチックに貼り付けたシールを剥がす時は、こちらの記事を御覧ください
→テプラの剥がし方のコツは?プラスチックの場合に注意すべきことは?
シール剥がした後に紙や粘着テープが残っている場合には
シールを剥がした後、粘着テープや紙などが残ってしまった場合は、最初にこれを剥がすことが必要です。
粘着力は暖めると弱くなります。
まず、ドライヤーで温風をあてて、剥がす部分を温めてから剥がしましょう。
端の方から、ゆっくりめくるように剥がしていきます。
キレイにしたいもの(テーブルや壁、机など)の材質によっては、剥がれた隙間にクレンジングオイル等を垂らし、剥がしてみます。一度粘着した部分は、かなり落ちにくい、剥がしにくいため、ドライヤーで熱を加える作業とオイルで剥がす作業を繰り返し行う必要があります。
ただ、紙や無垢材など、材質によってはオイル染みがつきます。キレイにしたい箇所によっては、オイル類を使うのは避けましょう。
粘着テープや紙が取れたら、残ったベタベタは比較的簡単に取ることがます。
シール剥がしを簡単に身近な材料で
身近な材料で、ベタベタをきれいに落としましょう。
材質によっては、剥がした箇所に染みが残ったり、キズや傷みがでます。
剥がす場所にあった方法でご利用ください。
ハンドクリーム
ハンドクリームを少量指につけて、ベトベトする箇所に薄く塗り伸ばしていきます。
すり込むのではなく、軽く伸ばすように、塗る程度にするのがポイントです。
少し放置しておくと、オイル成分が馴染みます。柔らかい布などで拭き取ると、ベタベタがキレイにとれます。
私が試した中では、このハンドクリームが簡単で最強。一番キレイにベタベタを取ることができました。
消しゴム
消しゴムで、端の方から擦り落としていきます。意外ときれいに取れます。
こちらは両面テープの跡です。
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消しゴムで擦り、剥がしていきます。
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きれいに取れました。ただし、薄いビニールなので消す時に力を加えたため、ヨレヨレになってしまいました。素材によっては、向き不向きがありますね。
布ガムテープ
布ガムテープで、ペタペタ取っていきます。少し残った場合は、爪で削るようにすると取れます。
紙製のテープ(クラフトテープ)の使用が避けましょう。
そもそも粘着力も弱いですし、最悪余計に汚れたり、ノリが残ったりします。
スマホカバーに取り付けたリングを剥がした痕のベタベタを剥がしてみました。
テープを張ります
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何度か繰り返し貼る剥がすを繰り返すときれいにベタベタを取り除けました。
お酢
お酢をキッチンペーパーやティッシュに含ませて、剥がす部分ピタッと貼って数分間湿布して、ゆっくり剥がします。
この方法で取れなかった場合は、もう1回湿布。キッチンペーパーの上にラップを貼って乾燥しないよう湿布します。
それでも取れなかった場合は、隙間に少しずつお酢を垂らして剥がす部分に染み込ませてから剥がします。
お酢は、洗剤やオイルよりもさらっとした液体なので扱いづらいですが、比較的どんな材質でも使えます。剥がす部分の材質に心配がある場合には、おすすめです。
殺虫剤・台所洗剤・掃除用洗剤等
アースジェットなどの殺虫剤スプレーや台所洗剤、マジックリンなど家庭用洗剤を、剥がす部分に吹き付けて放置。乾く前に柔らかい布で拭き取ります。
拭き取りは、布が基本です。ティッシュなどで拭き取ると、ティッシュがボロボロになって、タチが悪いです。
除光液や各種オイル等
灯油・オイルライターのオイル・ベンジン・マニュキュア除光液・ラッカーシンナー等を剥がす部分に塗り、しばらくの間放置してから柔らかい布で拭き取ります。
除光液やラッカーシンナーは剥がす力も強いのですが、プラスチックや塗装品の表面を変質させてしまう可能性があります。プラスチックや塗装品には使用しないでください。
みかんの汁、皮
みかんにはリモネンが含まれており溶剤と同様の作用があります。
みかんの汁や皮を絞り、ベタベタ部分に馴染ませてから柔らかい布などで拭き取ります。
リモネン:柑橘類の皮に多く含まれる物質で、天然の溶剤やオイルとして使われ、洗剤やシールはがし等に使われ、リラックス効果のある香料としても利用できるものです。
シールはがしを市販品で
剥がすのが広範囲の場合には、市販のスプレータイプの方が圧倒的に便利です。
ディゾルビットクリーナー(De-Solv-It cleaner) はオレンジの天然成分からできているキッチン周りに最適なクリーナで、ステッカー外しにも強力に活躍します。
シール剥がし注意事項
頑固なベタベタは?
上記どの方法も同じですが、頑固なベタベタで一回では落とせない場合、オイル等を塗った上にラップを貼って数十分湿布しておくと馴染んで落ちやすくなります。
材質が傷むのが心配な場合は?
革製品など、材質によっては傷む恐れもあります。最初に消しゴムで擦ると良いですよ。消しゴムはカスが出ますが、地道にやるとキレイに剥がれることが多いです。
また、上にも書きましたが、プラスチックや塗装品などの場合は除光液やラッカーシンナーを使うと変質する可能性があるので使用しないで下さい。
爪でゴリゴリ剥がすのが嫌な場合は?
爪でゴリゴリ剥がすのが嫌な場合は、不要な図書カードやクオカード、定規等でこそげ取るのがおすすめです。
◆取り方の記事はコチラにもあります
→テプラの剥がし方のコツは?プラスチックの場合に注意すべきことは?
→手についたボンドの落とし方で瞬間接着剤の場合は?それ以外は?
→プラスチックに瞬間接着剤がついたら剥がす方法は?白くなる場合は?