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掃除・洗濯・片付け

壁のカビ取り方法で画期的な物は?掃除にエタノールは?防止は?

アパート等の集合住宅だと窓が少ないので湿気が多くなりがちですよね。

そうすると、換気には気をつけていても壁にカビが生えやすいです。

カビ取り方法について、我が家ではキッチンハイターやエタノール、お酢など様々な方法を試してきたのですが、どれも納得いくやり方ではありませんでした。

そんな時に別目的で購入した、とある物について、

「もしかしたら、コレがカビ取りに良いかもしれない!?」

と思いついて試したところ、とてもきれいに落ちて、しかも、その後数ヶ月してもカビが生えずにきれいな状態を保てることが分かりました。

今回は、壁のカビ取り方法や防止について我が家で発見した方法をご紹介します。

壁のカビ取り方法は?

我が家で納得したカビ取り方法は、ノロウイルスやロタウイルスの嘔吐対策にも便利な、次亜塩素酸ナトリウムの除菌消臭水です。

これは、キッチンハイターのような塩素系漂白剤と異なり人が手で触っても安全ですし、しかもノロウイルス等の病原菌だけでなくカビ等の真菌に対しても殺菌効果があると言われています。

人が手で触れるということは、壁に直接スプレーして放置しても人に害はありません。(塩素系漂白剤の場合は触ると皮膚を傷めます。)また、塩素系漂白剤のように、時間が経つと黄色く壁が変色してしまうこともありません。

とても便利な消毒水なのですよね!

では、次にカビ取り方法についてお話しします。

【使う物】

      • マイペット
      • 次亜塩素酸ナトリウムによる除菌消臭水(中性タイプ)
      • 手袋
      • マスク
      • 古い歯ブラシ等(クロスの細かい部分の黒カビを取り除くのに便利)
      • ボロ布やスポンジ
      • 新聞紙(汚れやスプレーした溶液が落ちるのを受け止めるため)

【作業するにあたっての注意事項】

      • カビの胞子が飛び散りやすいので換気しながら作業しましょう。
      • カビの胞子を吸い込まないようマスクをつけて作業しましょう。
      • 次亜塩素酸ナトリウムの除菌消臭水は中性なので手で触ることが可能ですが、マイペットを使うし、カビ取り目的であることから作業は素手でなく、必ず手袋をつけましょう。

【カビ取り手順】
(1)新聞紙を床に広げておきましょう。

(2)マイペットをカビがついている部分にスプレーして暫く放置します。

(3)カビを濡れたボロ布で拭き取ります。細かい部分の汚れが取れない場合は歯ブラシをつかって取り除きましょう。(歯ブラシだと汚れが飛ぶ可能性があるので注意して下さい。)

kabi3

(この写真では素手で作業していますが、あまり良くないので手袋をつけた方が良いです。)

(4)カビの殺菌をします。次亜塩素酸ナトリウム溶液をしっかり吹き付けて、暫くしたらボロ布で拭き取ります。


壁のカビにエタノールは使える?

kabi

我が家では今まで壁のカビ取りや予防に様々なものを使ってきましたが、それぞれ一長一短あるので注意が必要です。

      • マイペット→カビをきれいに汚れ落とし出来るが、殺菌効果はない。
      • エタノール→カビの殺菌は出来るけど、汚れ落としが出来ないため黒い跡が残ってしまうし、揮発性が高く、揮発後は殺菌効果が無くなってしまう。
      • カビキラーやハイター→塩素系漂白剤等はカビ殺菌効果があるものの、界面活性剤や水酸化ナトリウムが含まれているため時間が経つと変色するし、ニオイも気になる。
      • お酢→カビの殺菌効果はあるけど、お酢の原材料は食物や穀物なので、カビの栄養源となり、時間が経つとカビが増える可能性がある。
      • ミョウバン水溶液→カビの予防効果がある。

カビ取り方法は私がご紹介した以外にも上記溶液を使う方法もありますが、それぞれ一長一短なので、カビの殺菌と予防を一度に出来るし、手で触っても安全な次亜塩素酸ナトリウム水溶液(ph中性)がおすすめです。(ただ、これも汚れ落としにマイペットを使う必要があります。)

次亜塩素酸ナトリウムについて

私のおすすめである、次亜塩素酸ナトリウム水溶液(中性)とハイターは、両方とも次亜塩素酸ナトリウムが入っていますが、手で触れる次亜塩素酸ナトリウムの方が濃度が薄いため、殺菌効果としてはハイターに軍配が上がります。

ですから、正直言うと、カビを根こそぎ退治したいならハイターを使いたいのですよね。ただ、そうすると、数ヶ月経つと壁紙が変色してしまうという欠点があるので使えないのです。

この変色の原因は、中に含まれている水酸化ナトリウムや界面活性剤であると言われています。これらは何故含まれているかというと、次亜塩素酸ナトリウムの不安定さを安定させて長期間使えるようにするためなのです。

ですから、ハイターは半年たっても効果がさほど減りませんが、次亜塩素酸ナトリウム水溶液(中性)は使用期間は3~6ヶ月の商品が多く、それ以上経つと殺菌効果がどんどん減ってしまいます。

これを考えると、最終的には壁のカビ取りには、純粋な次亜塩素酸ナトリウムを使うのがおすすめになります。

ただ、次亜塩素酸ナトリウムは不安定さを考えると、カビ掃除だけにこれを購入するのはもったいないと思いますし、家庭での取り扱いは注意すべきもの・・・。

ですから、ノロ対策で冬に次亜塩素酸ナトリウム水溶液(中性)を購入するのであれば、効果のある期間内に徹底的に使い倒すのがベストである、と私は考えています。

壁のカビを防止するには?

壁のカビを防止するには、換気と掃除の2つが重要です。

(1)換気について
特にアパートなどの集合住宅は窓が少ないので風通しが悪いので、家を通るように(10cm程度で良いので)2ヶ所窓を開けて換気すれば良いのですが、難しいケースが多いでしょう。

その場合は、浴室や台所の換気扇を利用して常に風が流れるようにしておくと湿気がだいぶマシになります。

また、洗濯物を部屋干しすると湿気が酷くなるため、出来れば除湿機乾燥機を利用することをおすすめします。

(2)掃除について
部屋の掃除を怠るとカビの胞子が飛んでしまい、カビが蔓延する原因になります。ですから、日々掃除してきれいにしておきましょう。

床については材質によって手順が次のように異なります。

      • フローリング先にモップ(乾燥)でカビの胞子を集めて取り除いてから掃除機をかけます。(掃除機を先にかけてしまうとカビ胞子があったら逆に広がってしまいます。)
      • カーペット、畳→掃除機をかけてカビ胞子を吸い込みます。

また、意外なことかもしれませんが、カーテンには案外カビの胞子が沢山ついてしまっているものです。そのため、月に1回程度はカーテン掃除をして、カビが蔓延するのを防ぎましょう。

とはいえ、カーテンの掃除については毎回洗濯機でするのは大変なので、殺菌効果のあるエタノールで掃除すると楽ですよ。
エタノールは種類によって次の割合にした溶液をスプレー容器に入れてカーテンにスプレーします。

      • 消毒用エタノールの場合→消毒用エタノールと水を8:2の割合にした溶液
      • 無水エタノールの場合→無水エタノールと水を6:4の割合

どちらも揮発性が高いので洗濯しづらいカーテンの殺菌にはおすすめです。

さいごに

次亜塩素酸ナトリウム水溶液(中性)を使う発端は、ノロウイルス対策として購入したものの、使う機会が無かったからなのです。

この商品はメーカーによって異なりますが、多くの商品が3ヶ月から6ヶ月で消費期限がきてしまい、期限が過ぎると殺菌効果が落ちてしまうのですよね。

ですから、買ったら「勿体無い」と思わずマメにこれを使って掃除したり殺菌した方が、折角の商品を活かせることになるし、カビの繁殖も抑えることができます。

カビが目に見えるということは、目に見えないカビ胞子も空気中、床や壁などにウヨウヨ繁殖している可能性が高いです。

このカビはアレルギー症状の原因になる可能性もあるので、カビを見つけたら直ぐに取り除き、周囲も掃除した方が良いでしょう。

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