年賀状、目上の人へ一言

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年賀状目上へ一言 会っていない時「お変わりありませんか」でOK?【文例あり】

年末の年賀状書きはサッサと済ませたいけど、目上の方や親戚への一言メッセージを書く時になって筆が止まってしまうことってありますよね。

久しく会っていない年長者や親戚だと「本年もよろしくお願いします」だと違和感があるし、何を書けば良いのでしょうか。

比較的簡単に思い浮かぶのは、「お変わりありませんか?」とか「私達は元気です」「体を大事にしてください」等の一言ではないでしょうか。

でも、このような一言はそのまま書いて問題ないのでしょうか?

今回は、年賀状の一言メッセージで久しく会っていない目上の方へ出す場合にどう書いたら良いのか、また、「お変わりありませんか」「体を気遣う言葉」等の適切な言い回しについてお伝えします。

◆目上の人への年賀状のお悩みにはこちらの記事もあります。

年賀状目上の人へ賀詞は?謹賀新年と恭賀新年どっち?赤文字OK?
年賀状で目上の人への書き方マナー【一言文例】上司社長親戚パターン別

年賀状で目上へ一言 会っていない場合はどう書く?

久しく会っていない目上の方への一言は、気持ちを込めて手書きしましょう。

年賀状を大量に送る場合は「手書きなんて大変!」と思うかもしれませんが、やはり一言だけでも手書きにする方が温かみを感じるものです。手書きが苦手、文章を書くのが苦手、と悩むかもしれませんが、今回ご紹介する一言メッセージそのままの言葉であっても、丁寧に書けば相手に気持ちが伝わりますよ。

この際に特に気を付けたいのが、目上の方への年賀状では謙譲語を使うことです。

年賀状では送り先が対等な立場でも丁寧語にしたいところですが、今回の場合は目上の方宛なので、よりへりくだった言葉にすべきなのです。

また、メッセージ内容は、

  1. ご無沙汰の挨拶
  2. 相手の体調を気遣う言葉

この(1)と(2)が基本ですが、余白が多い場合は(1)と(2)の間に自分の近況報告を入れても良いですし、逆に余白が少ない場合は(1)(2)のどちらかでも大丈夫です。

年賀状で目上宛の場合「お変わりありませんか」でOK?

相手の体を気遣う際の「お変わりありませんか」は、謙譲語にすると「お変わりございませんか」「お変わりございませんでしょうか」等になります。

その他、以下のような文例もありますよ。

【ご無沙汰の一言文例】

  • すっかりご無沙汰しておりますが 如何お過ごしでしょうか
  • ご無沙汰しておりますがお元気でいらっしゃいますか
  • ご無沙汰ばかりしていますけど お変わりありませんか
  • お元気でお過ごしでしょうか
  • ○○様はいかがお過ごしでしょうか
  • なかなかお会いする(お目にかかる)ことができず非常に残念です

また、今までは頻繁に会っていたけど、たまたま昨年中だけ会えなかったという場合は、以下の一言もあります。

  • 旧年中は多忙に紛れてお会いする機会に恵まれず残念に思っております


年賀状で目上宛の場合に体を気遣う一言は?

目上の方への一言で特に重要なのが、相手の健康を気遣う一言です。
年賀状の余白が少ない場合でも、最低限この一言だけは手書きで入れておきたいところです。

【相手の健康への気遣いや発展を祈り、幸せを願う一言文例】

(1)健康を気遣う一言

  • くれぐれもお体を大切に(なさってください)
  • くれぐれもご自愛ください
  • 厳しい寒さが続きますのでご自愛の程をお祈り申し上げます
  • まだまだ寒さが続きますので風邪などひかないようにくれぐれも体調に気を付けてください
  • 寒さ厳しき折、風邪など召されませぬようご自愛ください

(2)幸せや発展を願う一言

  • よい年でありますように
  • 素晴らしい年になりますように
  • 本年も皆様にとって良い年になりますよう心よりお祈り申し上げます
  • お元気で幸多き年となりますようお祈り申し上げます
  • (ご家族の)皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます
  • この一年のご健康と ますますのご活躍をお祈り申し上げます
  • 新しい年が皆様にとって佳き年でありますようお祈り申し上げます

◆「ご自愛ください」の使い方に自信がない場合はこちらの記事を参考にしてくださいね。
「無理しないで」を敬語に直すと?「体を大事に」目上への言い方は?


年賀状で近況報告を挿入する場合

年賀状の余白が結構多い場合には、上記のような「相手を気遣う」一言の前に「自分の近況報告」を入れる方法があります。
これは、親戚の場合にはよく使える方法ですが、目上の場合でも相手との関係次第では入れても大丈夫です。

どのような近況報告を書くかというと、一番よくあるのが「子供の成長過程」です。

【近況報告の文例-子供の成長過程】

  • 早いもので、昨年産まれた子供がつかまり立ちをするようになっています
  • ○○(子供の名前)は○歳になり、毎日ドタバタしています
  • ◯◯(子供の名前)が今年、幼稚園に入園します
  • ◯◯(子供の名前)も小学生になりました

子供が大きくなったら書けなくなった場合や、あまり子供の話を出さない方が良いと思った場合は以下のような一言もあります。

【近況報告の文例-子供ネタ以外】

  • こちらはおかげさまで家族一同元気に過ごしております
  • こちらは相変わらずの日々を過ごしております
  • おかげさまで こちらはつつがなく暮らしております
  • 私たちも平穏無事に過ごしております
  • 私共は変わらず元気に過ごしております

さいごに

久しく会っていない目上の方への年賀状では、書こうとしている一言が謙譲語になっているか注意しましょう。あとは、今回ご紹介した一言を組み合わせれば大丈夫ですよ。

◆目上の人への書き方マナーについては別記事でも詳しくご説明しております。
年賀状で目上の人への書き方マナー 一言文例上司社長親戚パターン別

◆年賀状を書こうとして分からないことがあったらこちらにヒントがあるかもしれません。

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