夏になると花火大会や盆踊りなどがあり、浴衣をサラッと着てお出かけしたくなりますよね。
背が高い女性はツンツルテンになりそうで、少し気が引けるかもしません。
でも、大丈夫です!今回は、背の高い女性の浴衣の選び方、サイズや色柄、おはしょりが短い場合にどう対処するかご紹介します。
浴衣のサイズ選びはどうする?背が高いなら?
着物は自分のサイズを測ってもらいあつらえると、着付けしやすく、着心地も見た目もよくなることは確かです。自分のサイズと多少のズレがあっても、着付けである程度はカバーできます。浴衣であれば尚更です。多少着丈が短くても、袖が短くでも、さほど気にすることはありません、堂々としていればいいのです。浴衣はいわゆる「着物」よりも、ゆる〜く考えて大丈夫なのです。
最近は、和服専門店だけでなく、ショッピングモール内などにも特設会場があったり、洋服のお店でも扱いがあったりと、既製品も手軽に購入できるようになりました。既製品でもサイズバリエーションがあるので選びやすくなっていますよ。
浴衣のフリーサイズの範囲は?
着物は、着付け段階である程度の調節ができるので、洋服ほど自分のサイズにフィットするものを選ばなくても、多少のカバーができます。
浴衣のサイズは、メーカーやショップによっても異なります。既製品では、フリーサイズ(F)あるいは、S・M・Lなどのサイズ設定が多いですが、2L ~5Lなどの大きいサイズも増えています。商品にもよりますが、フリーサイズの対応範囲は、身長155cmから170cm程度と、洋服に比べ対応サイズの幅が広いのも特徴です。
浴衣サイズの選び方は?
着物や浴衣にも、パーツごとにわかりにくい名称があり、サイズがあります。慣れるまでは、どのサイズが重要なのかわかりにくいものです。
でも、大丈夫です。購入前に確認するべき最重要箇所は2つです。
購入まえの確認ポイント
- 着丈(きたけ):浴衣の衿から裾までの長さ
自分の身長と同じくらいが理想ですが、プラスマイナス10cm程度は着付けでカバーできます - 裄丈(ゆきたけ):首の後側の真ん中、肩、手首の骨を結んだ長さ
着付けで数cm程度は多少調整できますが、短い場合は調整が難しめ。長い場合には、事前に肩山で縫い付けて補正可能
ぽっちゃり体型の場合はヒップサイズも測っておきましょう
一般的な日本人よりも手脚が長い、肩幅が広い場合には、自分のサイズよりも裄丈が明らかに短いことになり、着た時に袖が短く見えます。浴衣の場合には、袖は少し短めに着てもあまり気になりませんので、多少であれば気にしなくてもいいでしょう。
試着できない浴衣のサイズ選びはどうする?
購入時は、実店舗で試着するのが一番ですが、、気に入った浴衣が売ってない場合、実店舗が近くにない場合にはどうすればいいでしょうか。
◉ 実店舗で試着をしてみる
購入しなくても、試着することは可能です。お店の人には申し訳ないのですが、近隣のショッピングモールなどの着物屋さんや、特設会場などで試着してみることをオススメします。サイズ感はもちろんですが、自分に合う色柄やデザインを確認するチャンスです。
- お店の人にサイズを測ってもらうことができる
- 自分にあったサイズがわかる
- 自分にあう色柄を確認できる
ポイント
試着した際に、測ってもらったサイズや、試着した時の感触(ちょうど良いのか、余るのか)等をメモしておくと、オンラインショップで購入する際の参考になるでしょう
◉ 試着できない場合のサイズ選びの考え方
試着するのが難しい場合には、ご自身のサイズを測っておくことをオススメします。
着丈は自分の身長プラスマイナス10cm以内であればいいのですが、裄丈は他の人にお手伝いしてもらい測ります。
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【着物宅配レンタル専門店 きものレンタリエ】洋服の場合でも同じですが、サイズ選びに身長はわかりやすい基準の一つですね。でも、実際に体型には個人差がありますので、1つ大きいサイズや小さいサイズを選ぶこともあるでしょう。着物や浴衣でも同じです。
ポイント
- 身長が高いけど、細身
→ 身丈・裄丈を確認 〜 身丈に合わせると裄丈が長すぎる可能性がある
→ 1つ小さいサイズも検討する - ぽっちゃり体型
→ 身丈と対応ヒップサイズを確認 〜 身丈に合わせると着物が窮屈になる可能性がある
→ 1つ大きいサイズも検討する - がっちり体型
→ 身丈・裄丈を確認 〜 身丈に合わせると裄丈が短すぎる可能性がある
→ 1つ大きいサイズも検討する
浴衣の場合には、裾は足のくるぶしあたりで短めに着ますし、袖も腕のくるぶしあたりがちょうどいいです。ただ、最近は裄丈も長めに着る傾向があり、手首がすっぽり隠れたり、手の甲までかかるような着方も珍しくありません。一方で、夏ですから手首のくるぶしよりも少し短めでもあまり気にする必要もありません。
着付けでカバーできることもありますし、サイズはあまり難しく考えなくても大丈夫です。
浴衣のおはしょりの整え方は?
着物や浴衣のおはしょりは、帯の下に4〜5cm程度出るのが目安です。
浴衣のおはしょりが短い時はどうする?
浴衣のサイズに対して背が高い場合には、おはしょりが短くなってしまう可能性が高いです。
帯の下に4〜5cmに出るのが標準的ですが、多少の短くなってもあまり気にする必要はありませんが、腰紐を少し下げて結ぶことでおはしょりの長さを確保することもできます。
浴衣のおはしょりが長すぎる時はどうする?
おはしょりが長すぎる場合には、逆に腰紐の位置を少しあげることで調節することができます。他にも、事前におはしょりを縫っておくことで、簡単に対処する方法もあります。
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さいごに
着物や浴衣のサイズ選びは、慣れるまで不安がつきまとうものです。身丈と裄丈を押さえておけば、ある程度は着付けでカバーできますので、あまり細かいことを気にしなくても大丈夫です。むしろ、「正しい浴衣の着付けとは〜」といったことにはあまりとらわれずに、着ること自体をもっと楽しんでみてくださいね。
あなたにとって、お気に入りの浴衣に出会えることを願っています。
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