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七五三

七五三を家族だけでお祝いしても良いの?食事会はどこでする?

 七五三を家族だけでお祝いするのはいけないことでしょうか。

最近は、「七五三の食事会」として、両家の親も含めて盛大な食事会をする風潮もあるようですが、主役は子どもです。子どもが喜んで過ごし、食事ができることを最優先に考えてみましょう。

今回は、七五三のお祝いは家族だけでしていいのか、祖父母に対してどのように言うのか、食事をどこでするのか等についてご紹介します。

七五三は家族だけでお祝いしてもいいの?

七五三は江戸時代から続く行事であり、子どもの成長を祝い感謝し、これからの成長を願うものです。

でも最近は、「七五三商戦に乗せられている」風潮がありますね。。両家の祖父母も一緒に、盛大なお祝いをするのが正義、当然なご意見も散見されますが、本来の目的を見失っていないか、冷静に考えてみるといいでしょう。

七五三はどんな日?

近年の七五三では、「写真撮影・祈祷・食事会」と一大イベント化していますが、江戸幕府第5代将軍である徳川綱吉の長男、徳川徳松の健康を祈願して旧暦11月15日にお祝いをしたことが始まりと考えられています。

  • 旧暦の11月は、収穫を終えてその実りを神に感謝する月
  • 旧暦の15日は、何事をするにも吉とされていた日

氏神様へ収穫の感謝と、子どもの成長を感謝し、加護を祈る日だったのです。

「七五三を盛大にお祝いすることに価値がある」といった考え方を否定はしませんが、これは本当に子どもの成長を祝う気持ちからきているものではなく、七五三商戦に乗せられていると言っても、過言ではありません。

経済的に余裕があれば、たくさんの衣装を着て写真撮影し、祈祷していただき、ホテルや料亭で「七五三コース」を注文してもいいでしょうが、身の丈にあったお祝いをすればいいのです。

中には、「一家総出でお祝いするべきだ」とか、「ホテル等でお祝いすべき」とか声高に主張される方もいらっしゃるでしょうが、それはあくまでその人の価値観、時に思い込みですから、気にする必要もありません。

無理のない範囲で、子どものためにできることをし、子どもの健やかな成長を心から願うだけで充分なのですよ。子どもが楽しく過ごして、みんなに成長を祝われて育ったことを後に思い出せるよう、親のエゴや見栄ではなく、「子どもファースト」で考えてみてくださいね。

七五三に祖父母を呼ばないのは非人道的?

七五三では、「両家の祖父母も一緒に食事会まで盛大に行う」とのご意見も散見されます。では、祖父母を呼ばず家族だけでお祝いするのは非人道的なのでしょうか?

そんなことはありません。家庭には家庭の事情があります。経済的な理由だけでなく、働き方によってはスケジュールの問題もあります。両家の祖父母の家との距離にも関係します。もちろん、親(子どもにとっても祖父母)との関係性にもよります。

七五三は、家族だけでお祝いしてもいいのです。ただ、祖父母はとても楽しみにしている可能性もありますので、早めに報告することをオススメします。報告内容は、3点。

・「七五三詣で」をいつ、誰と、どのようにするか
・食事会はしない
・後日どう報告するか(挨拶にいく、写真を送る、別な日に食事会をする)

いろいろ言われるかもしれませんが、自分達でよく考え決めたのであれば、毅然とした態度で報告すればいいのです。

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七五三の写真撮影を家族だけでするには?

写真館などでの写真撮影は、家族だけでもなんの問題もありません。「家族で撮って後で送る」とだけ事前に伝えておけばいいでしょう。

中には、一緒に記念撮影したい祖父母もいることでしょう。記念ですから、関係性がよければ一緒に撮影するといいでしょう。

両家の祖父母が揃えば一番ですが、片方だけの場合には、配慮も必要です。家族だけの写真も撮り、参加できなかった親には、家族だけの写真を送るといいでしょう。

また、写真を選ぶ際には、選定する人が増えるほど面倒になります。自分の親と仲がよく、楽しく決められる場合にはいいですが、義母と決めるとなると、自分の希望を通せなかったり、「ご意見」を頂戴しなかなか決まらなくなること、やたら写真が増えて費用が嵩むこともあります。

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七五三の食事会を家族だけでするには?

当日の食事会をしないのであれば、決めた段階で両家にお知らせしておくことが大切です。

子どもが小さければ体調もありますし、慣れない晴れ着に疲れ食事どころではないこともあります。当日、悪天候になることも考えられます。大人のように、自分で対応できるわけでもありませんので、無理に当日食事会をする必要はないでしょう。

「折角着物を着るのでお見せしたいのですが、この日は神社の祈祷と写真撮影だけで一日がかりです。子どもが疲れてしまうので、食事会は難しいです。ごめんなさい」という話をしてみましょう。言い方はよくないですが、母の都合でなく、子どもの疲れを理由にすれば諦めてくれるでしょう。

祖父母と当日食事会をしなくても、お礼や報告の方法はいくらでもありますよ。

・子どもが元気であれば、ファミレスなど子どもが喜ぶところで簡単に食事をする
・近くに住んでいれば、ご報告を兼ねて帰りに伺う
・日を改めてお祝いの食事会を設定する
・事会はせず、報告やお礼だけする

七五三の食事会を家族だけならどこでする?

家族だけで食事会をするのであれば、子どもが喜ぶところに行くのが一番です。ファミレスでも、焼肉屋でも、いいのです。

せっかくだから「ホテルの七五三用コースで」と考えるかもしれません。日常的にホテルやレストランで子どもも食事をしている家庭であればいいですが、普段はファミレスやファーストフードなのに、「記念日だから」とここぞとばかりに子どもを連れて行くのは、親のエゴか親の見栄です。

親のお祝いではなく、子どものお祝いです。子どもが食べたいもの、子どもがたのしく食事ができる場所を選びましょう。晴れ着が窮屈だったり、疲れた場合には、着替えてからの方がいいでしょう。

さいごに

七五三のお祝いは、祖父母を招待しなければならないものではありませんし、お金を沢山かけたから親として立派だということでもありません。身の丈にあったお祝いの仕方でいいのです。

むしろ、子どもの無事の成長を祝い、これからの成長を願い、子どもが楽しく過ごせることをなによりも大切にしてくださいね。

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