自動車のヘッドライトの黄ばみが出てくると見栄えが悪いですよね。てまも10年を超えるとどうしても出てきてしまいます。
黄ばみを取るには、プロに頼むと間違いないのですが、費用も結構な高額になります。あと何年乗るかも分からないのに、、と悩むことも多いものです。
そんな時には家庭の掃除道具を使って落としてしまいましょう。プロの仕上げには敵いませんが、黄ばみが落ちて見栄えが良くなりますよ。
ヘッドライトの黄ばみの原因は
ヘッドライトは、ガラスではなくプラスチックのポリカーボネートで製造されています。
ポリカーボネートは、紫外線や熱で劣化すると、透明な状態が色がついたような状態になり黄ばみとなります。
ヘッドライトは、紫外線に常に晒されています。、新車の時には、コーティングが施されていますので、しばらくは劣化を防げますが、10年も経つとコーティングが剥がれてきて黄ばんでくるのです。
この黄ばみは、紫外線に晒される表面の劣化です。劣化部分を掃除してあげると、透明なヘッドライトに復活するのです。
ヘッドライトをお風呂のルックで磨く
ポリカーボネートが劣化した黄ばみは、洗剤では落ちない強いものです。
そこで役立つのがクレンザー系の研磨剤の入った洗剤です。
今回は、家庭用の洗剤の中で、強い研磨力のある「お風呂のルック」を使いました。研磨成分の入っているクレンザーや歯磨き粉なども、同様の効果が得られますよ。
お風呂のルックの成分には研磨剤が含まれています。(参照)ライオン お風呂のルック磨き洗い製品詳細
黄ばみを取る作業を実際に行いましたので、画像とともに解説していきます。
まずお風呂のルックと水を準備します。今回は、スポンジの代わりに研磨効果のあるメラミンスポンジで磨くことにしました。
ヘッドライトにお風呂のルックを塗っていきます。
メラミンスポンジで、ヘッドライトに満遍なく広げてから力を入れて擦ります。
【注意】絶対に車のボディ部分を擦っては行けません!
研磨剤で塗装されたポディパネルを擦ると表面のクリア塗装が剥がれてしまい、輝きが無くなります。
しっかりと擦ったあとは水で流せば完了です。もし充分に落ちてないと感じたら、繰り返し行うと良いですね。
トイレのルックで磨く時のコツは、水分が少し減ってザラザラと感じてから擦ること。研磨剤の効果が発揮できます。
磨いたあとのヘッドライトがこちらです。磨く前と比較すると透明感が出ていますよね。
比較のために表面が黄ばんだ状態をもう一度お見せします。
さいごに
ヘッドライトの黄ばみがでると自動車の見た目が悪くなり残念だなあと悩んでいるときには、家庭にある研磨剤の入ったクレンザー系洗剤で擦ると回復します。
ただし、プロのヘッドライト洗浄と比較すれば、黄ばみは残ってしまいます。コーティングをしないので、時間が経つと再び黄ばみが出てくるものではあります。
ですから、次の車検の時は乗り換えるかも、、と考えている時の一時的な黄ばみ取りとして活用するのがオススメです。