子供がいると車のシートの汚れは避けられません。
こぼしたり汚したりは日常なので気にしていても仕方ありません。
日常で使う時は家族だけなので問題はないのですが、友人や親族が同乗するときには「汚れてるって思われないかしら」と不安を感じるお母さんは多いものです。
こびりついた汚れはさっと拭いて落ちませんし、匂いも出てるかもと心配ですよね。
シートの汚れを落とす方法はあるのでしょうか?布団ならシーツを洗ったり丸洗いすることもできますけど、車のシートは取り外すこともできません。
今回は、車のシートの洗い方についてまとめました。重曹と洗濯洗剤どちらが適しているのでしょうか?
車のシートの洗い方は?
車のシートは取り外して丸洗いできないのでソファーと同様に表面の汚れを落とす作業がおすすめです。(どうしても汚れがひどい場合はシートを取り外し布カバーとクッションスポンジも外して洗う方法もありますがプロの業者に依頼する作業となります)
表面の汚れを落とす方法としては以下のような方法があります。
- 重曹を振りかけて汚れと臭いを落とす
- 洗濯洗剤で脂汚れをキレイにする
それではご紹介しますね。
車のシートを重曹で洗う方法
重曹は汚れを落とすときにも使えます。車のシートの表面に重曹をまんべんなく撒いたあとにこすり洗いし、重曹を掃除機で吸い取る方法です。
それでは写真を使い順を追って紹介します。
汚れた状態のシートの運転席側の汚れを落としていきます。
重曹をシートにまんべんなく振りかけしきつめます。この状態で1時間程度おきました。
重曹が敷き詰められたシートをスポンジで軽くこすります。
擦った後に掃除機で重曹を吸い取ります。重曹はしっかりと吸い取らないと白い粉のままで残るので見栄えが悪くなるので注意が必要です。
シートが全体的に汚れが取れました。重曹は臭いを取る効果がありますので臭いも取れているはずです。しかし、こびりついた脂系の汚れは残っていますね。
車のシートを洗濯洗剤で洗う方法
車のシートを洗濯洗剤で洗うこともできます。洗濯洗剤は布の汚れに特化した洗剤なのでシートの汚れ落としにも使えます。
それでは写真を使い順に説明しますね。
衣服の洗濯に使用している洗剤を準備します。ペットボトルに少量入れて水で薄めてください。汚れが酷いときには濃い目に作ると効果が高くなりますが、洗った後に真水で洗剤を拭き取ることが必要になります。
こちらがこびりついた脂の汚れとなり、濡れ雑巾で拭いた程度ではまったく落ちません。
シートを擦って洗うためにスポンジを用意します。メラミンスポンジが汚れが落ちやすくておすすめですが、布の表面を削ることになりますので強く擦り過ぎないように注意が必要です。
スポンジに薄めた洗濯洗剤を含ませて汚れを擦っていきます。
メラミンスポンジに汚れがつくので脂が取れていることが分かります。
スポンジについた汚れは用意した水でこまめに落としましょう。汚れが付いたスポンジで洗うと逆にシートを汚してしまいます。
シートを洗い終わったあとのスポンジを濯いだ水の色が濁っているので、汚れが取れていることが確認できました。
シートを乾かして作業は完了です。
※シートを乾かすときには以下のような方法があります。
- 炎天下に車をおいて自然に乾燥させる
- タオルを使いシートに染み込んだ水を吸い出す
シートの布の裏には水を含みやすいクッションの役目を持つウレタンフォームがあり、冬の寒い時期や天気が悪いときにはなかなか水分が抜けません。そのときにはよく乾いたタオルや雑巾をシートに押し付けて水分を吸い込ませて乾かすと早くケアできます。
車のシート洗は重曹と洗濯洗剤のどっちが良いの?
車のシートを洗う方法として有効な重曹と洗濯洗剤ですが、どちらが効果が高いかについてまとめました。
- 重曹(炭酸水素ナトリウム)→臭いを取る効果が高い。
- 洗濯洗剤(界面活性剤)→脂汚れを取る効果が高い。
シートの臭いが酷い場合は重曹がよく、脂汚れには洗濯洗剤の効果が高いという結果でしたがどちらもシートを洗う効果はあるのでどちらが良いとの結論は出せません。
ですから、片方を先ず試してみて汚れが落ちないなあ臭いが消えないなあと感じたらもう一方を試してみる、というのが良いでしょう。
さいごに
車のシートの汚れはどうすれが落ちるの、取り外すこともできないし、シートカバーを新車のときに付けておけばよかったわ、と感じて諦めていたかもしれません。
でも、車のシートは重曹や洗濯洗剤で洗うことができますので大丈夫ですよ。汚れが気になった際には試してみてくださいね。