卒業式や入学式のためにスーツを数年ぶり出してスカートをはいてみると、ありがちなことといえば、、
「きつい!」
「ボタンがしまらない、どうしよう!?」
「でも、買いなおさずに今回はこの服を着たい、、」
そんなときに知っておきたいことや、役立つ方法をご紹介します。
- きついウエストの応急処置方法
- 短期間でウエストを細くして痩せる方法
- きついスカートを調整せず無理矢理穿いていたらどうなるか
ウエストがきつい場合の簡単な応急処置は?
ダイエットはまた後日としても、なにはともあれ応急処置。簡単にできる方法やアイテムをご紹介します。
ただし、スカートを穿けるようになってもウエスト部分の見た目が悪いので、上着等で隠す必要があります。
ウエストを見せるデザインの場合はこれらの方法だと格好悪いため、新しい服の購入を考えた方が良いでしょう。
縫い直す
フックの引っ掛けられる側の前カン(カギホック)や、ボタンを一度外し、ギリギリの箇所に縫い直します。
(この方法だと1~2cm広げるのが限度でしょう。)
便利アイテムを使う方法
ウエストサイズを4cm伸ばすアイテムで取り付けが簡単です。
ウエストサイズを約4cm伸ばすアイテムで、前カン(カギホック)用とボタン用が1個ずつ入っています。
スカートやズボン(男女問わず)の2cmまでのボタンや6mm以上の前カン(カギホック)に対応しています。(ただし二股の前カンには使えません。)
縫わずに簡単に取り付けできて、しっかり固定できます。
素材はウエストを伸ばす部分に肌に優しいシリコンを使っています。
また、前カン金具部分はステンレス、ボタン部分はポリエステルです。
取り付けた際、ウエストが4cm程度長くなるためファスナー部分が一番上まであがりません。
ただ、実際には取り付けた部分がしっかり固定されているため動いている間にファスナーが下がる心配はありません。
妊娠中等でウエストをかなり伸ばす必要がある場合
妊娠中でウエストをかなり伸ばす必要がある場合でも、下記の商品だと足や腰がスカートズボンに入れば使えるので、妊娠7~8ヶ月程度まで大丈夫です。服全体がピッチリしたデザインでなければマタニティ用を新調しなくて済むかもしれません。(もちろん、上着等でウエスト部分を隠す必要があります。)
安全ピンを使う方法〜緊急時におすすめ
裏側に安全ピンをつけて、前カン(カギホック)の代わりにします。
ただし、生地が傷むこともあるので、注意が必要です。緊急時、短時間のみの処置としては便利な方法です。
ヘアゴムを使う方法〜緊急時におすすめ
ゴムの方が安全ピンの方法よりも伸縮性があるので、食後おなかが一杯になった際にも苦しくありません。とはいえ、こちらも緊急時、短時間対応用です。
使い方は次の通りです。
- ボタンの場合→ボタンホールに髪用ゴムを通して結わいて外れないようにして、その端を反対側のボタンに留めます。
- 前カンの場合→前カンの引っ掛ける側と逆側にヘアゴムを縫い付けておき、前カンで留めます。
ウエストきつい場合に痩せるには?
応急処置でも今のきついスカートを穿くことは可能ですが、ウエスト部分を隠さないと格好悪いという欠点があります。
だから、今のスカートをそのまま美しく穿きたいのよ!
という場合は、まだ日数があれば運動で引き締める!という方法もあります。
ウエストを2週間で細くする方法について、こちらに分かりやすい動画があります。効果には個人差がありますが、食事制限などではなく筋肉を使い引き締める方法なので、やってみる価値はあると思います。
でも、太るというのはやはり消費カロリーよりも食事量の方が多いからなので、運動しないで痩せたい場合は、次のような酵素ダイエットもあります。
きついウエスト調整しないとどうなる?
卒業式や入学式などの短時間であっても、ウエストがきつい状態で締め続けると体に負担がかかります。締め具合や体長などの個人差がありますが、次のような不調が出る可能性があります。
- 血行不良
- 冷え性 ← 短時間の場合には「冷え性」にならなくても、血行不良で冷えを感じることがあります
- 立ちくらみ
- 頭痛
- 腹痛(胃痛、腸の痛み)
- 腰痛
- 肩こり
締め付けの状態が続くと、背骨の歪みや逆流性食道炎や膀胱炎、腸ねん転等の病気になる可能性もあります。
緊急時は仕方がありませんが、時間に余裕があればサイズ直しや買い直しを考えた方が良いですね。
ガードルやコルセットのような補正下着をつけて細くする方法で乗り切れそうな気もしますが、補正下着の本来の目的は、弱くなった筋肉の機能をサポートして修復するためのものであり、痛みがある場合や引き締めたい場合に一時的に使うものです。
人間には元々腹横筋と呼ばれる筋肉がウエスト周りについていてウエストを引き締める働きをしているのですが、ガードルやコルセット等の補正下着を常につけていると筋肉が衰えてしまいます。
きつくなったスカートを穿くために補正下着を一時的に使う方法もありかもしれませんが、常用しないように注意しましょう。
洋服のサイズアップは絶対にイヤならどうする?
サイズアップすると元のサイズには戻れなくなるから買い直したくない!
わかります、この気持ち。新しい洋服を買い直すにはお金もかかるし、一度サイズアップを許したらもう戻れない、そのサイズの体型になる気がして、そんな自分が耐えられないのです。だから、サイズはキープしたいんですよね。
でも、一度考えてみましょう。出産後や年齢を重ねると女性の体型は変わります。要は、サイズアップしやすくなるのです。でも、戻すことも、キープすることも可能なのです。
サイズアップした洋服が、自分をサイズをアップさせたわけではありません。
体型を隠すためにゆったりした洋服が、サイズアップさせたわけでもないのです。
ホルモンバランスの変化もありますが、日々の忙しさや、気の緩みから、体型維持への意識が薄れ、筋肉の緊張感がなくなっているので、体型もゆったりして気がつくとサイズアップしているのです。普段から、スタイル維持を心がける生活を習慣にするしかないのです。こればっかりは、誰のせいでもなく、自分の責任なのです。
今着る洋服は心身ともに快適なものを選んでください。着たい洋服はまた別な話です。それを着こなすために、運動したり、食事などの生活習慣を見直すのはいいことだと思います。
さいごに
スカートやズボンのウエストがきつい場合、数時間とはいえ無理して穿いていると腹痛や頭痛、肩こりなど体に悪影響があるかもしれません。応急処置で乗り切る方法もあるので、無理して体を締め過ぎないようご注意ください。
◆他にも卒業式や入学式で迷うことがあったら、こちらの関連記事が参考になりますよ。
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