子どもが言うことを聞かないと親もイライラ、子どもはベソベソ…
辛い時間になりますよね。手を上げるのはもってのほかですが、できれば叱りつけずに子どもにわかってもらいたいものです。
今回は言うことを聞いてくれない子どもの対処法や、逆にしてはいけない行動についてまとめました。
泣いてしまう子供にお悩みでしたら、こちらの記事も参考になります→すぐに泣く子どもへの対処方法は?どうしてもイライラする時は?
言うことを聞かない子どもへの対処法
共感する
「おもちゃがほしい!」「宿題したくない!」など子ども特有の言うことの聞かなさには、一旦共感するのが効きます。
「おもちゃほしいね」「宿題したくないね」と繰り返してみましょう。
子どもは「自分のことをわかってくれた」と感じて、「だって〜」と理由を言ったり、おとなしくなったりします。繰り返しますが共感するとおとなしくなることがあるんですよ。うちの子がそうでした。ひとこと言ってみるだけですので、ぜひお試しください!
理由を聞く
「どうしておもちゃがほしいの?」「宿題しないのはなんで?」と理由を聞いてみましょう。
だって〜と理由を話しだしたら、次は「おもちゃがなかったらどうなるの?」「宿題をしなかったらどうなるのかな?」と未来を想像させる質問をしましょう。
「今おもちゃを買ったら別のおもちゃが買ってもらえなくなる」「宿題をしなかったら先生に怒られる」と子供が自分で予想できたらしぶしぶ言うことを聞くようになりますよ。
落ち着くまで見守る
泣き叫んで手が付けられないときは、子供が落ち着くまで見守りましょう。
放っておくとも言います。感情的になっているときに何を言っても届きません。動きが緩慢になるまでは何もせずにおきましょう。
なお百貨店のど真ん中で泣き叫ぶようなときは、他の人の迷惑になる恐れがありますので、放っておかずに一目散に退散するのがオススメです。
不信感を植え付ける行動
子供に不信感を与える行動をしてしまわないように親側が注意する必要もあります。
場所によって態度を変える
同じことをしても、家の中では怒るのに屋外では怒らない、ということを繰り返していると、子どもは不信感を抱きます。
人によって態度が変わる人は何を考えているか分かりませんし、距離を置きたくなりますよね。
子どもでも同じことです。いくら親でも人の目があるところとそうでないところで態度が変われば「おかしい」と感じます。子どもにとって信じられる人ではなくなってしまうのです。
感情的に怒鳴りつける
叱ると怒るは異なるものです。
自分の感情をぶつけるのが「怒る」で、相手のための言葉が「叱る」です。たとえば「うるさい!」と怒鳴るのは怒るですが、「それはやっちゃいけません!」と教えるのは叱るになります。
子どもは自分への愛情を怒るや叱るから敏感に感じ取っています。親が自分本位に怒ってばかりいると「興味がないんだ」と親からの愛情を諦める時がきてしまうのです。
人間ですから感情的になることだってあるでしょう。けれど弱い立場の子どもにできるだけ当たらないよう、愛情を注いであげてくださいね。
押し付ける
「おもちゃは買いません!」「宿題しなさい!」と、ついつい言いたくなるものです。けど、こんな言い方をされると大人だっていい気にはなりませんよね。会社のイヤな上司を思い出してしまいそうです。
「わかった?」と念をおすのも押し付けのひとつ。子どもに「分かった」と言わせたところで頭では理解していないことがほとんどです。
「ママはおもちゃ買いたくないの」「ママは宿題をしてほしいの」と、親を主語につけて話すと柔らかくなります。また「どうしたらいいと思う?」と声かけするのも効果的です。
さいごに
子どもはまだやっていいことと悪いことの区別がつきません。ですから親の言うことを聞かずに親を困らせることもたくさんありますよね。
子どもは時間をかけて常識やマナーを学んでいくものです。長い目でみる必要がありますよね。
◆子供とのコミュニケーションを良くするためのコツはこちらにもあります。
→すぐに泣く子どもへの対処法は?どうしてもイライラする時は?
→子どもとのコミュニケーションのコツは「共感」と「比較しない」こと。