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暮らしの知恵

洗車ワックスとコーティングは併用可能?順番は?重ね塗り時の注意点


自分の愛車はいつも艶々できれいな状態を維持したいものですよね。
そこで、洗車におけるワックスの艶やコーティングの耐久性、どちらも捨てがたいと考える人が多いです。

でも、ワックスとコーティングの併用って可能なのでしょうか。また、可能な場合の塗る順番はどちらが先なのでしょうか。

今回は、ワックスとコーティングの併用や、重ね塗りする際の注意点についてまとめました。

◆ワックスとコーティングの違いについてはこちらの記事がおすすめです。
洗車のワックスとコーティングの違いは?おすすめの種類はどっち?

ワックスとコーティングの併用は可能なの?

ワックスとコーティングの併用は基本的にNGとされています。

この理由としては、この2種類は性質が全く異なり相性が悪いからです。

ワックスは油。
コーティングは油や研磨剤(コンパウンド)が苦手。

なので、両方を重ね塗りしようと思っても定着しにくいのです。また、種類の異なるものを重ねて使うと、予想外の化学変化が起こって車の塗装面を傷める可能性もあるのです。

ガラスコーティングの上にワックスを塗ると艶が出て美しくなるのではないか、と考える人もいますが、実際にやってみると、塗った当初はさほど問題なくても、時間の経過とともにワックスが酸化して劣化するし、ワックス表面に汚れが付きます。

そして、この汚れには更に続きがあります。

ワックスは熱に弱いのですよね。なので、車の塗装面の温度が上昇すると、塗ってあるワックスは対流してしまいます。
その結果、ワックスの上(表面)に付いた汚れが下の方に移動してしまうのです。

下に移動した汚れは、ワックスを全て取り除かないときれいになりません。

でも、きれいに取り除くためにはコンパウンドを使って削り取るとか、溶剤等を使う必要があるのですが、ワックスの下にコーティングされていたとしたら、コーティング層も削られてしまったり、傷んでしまう可能性が高いのですよね。

なので、「ワックスとコーティングという異質な物は重ねて使ってはいけない」というのが基本的な考え方です。

でも。

実は、よく調べてみたら、ワックスとコーティングを併用している人も時々いるのですよね。
そこで、どんな物をどの順番に使っているのか調べてみました。


洗車ワックスとコーティング併用可能な商品と順番は?

ワックスとコーティングの併用が可能な商品として発売されているのは、調べた限りでは以下の3商品がありました。

  • ソフト99ワックス コーティング施工車専用ワックス(キズ消しタイプ/撥水強化タイプ/雨ジミ防止タイプ)
  • シュアラスター カーワックス マンハッタンゴールド
  • ゴールドグリッタープラス

これらの商品は、いずれもコーティングしてある車の上にワックスを塗る、という順番になります。

以下個別に商品を見てみましょう。

ソフト99ワックス コーティング施工車専用ワックス

ソフト99ワックスの商品はコーティング施工車に使えるワックスを、ということで2016年に発売されたもので、下の3種類「キズ消しタイプ」「撥水強化タイプ」「雨ジミ防止タイプ」があり、目的に応じて選べます。

このワックスがコーティングの上に重ね塗りできる理由は、「水性」で「石油系溶剤が入っていない」からです。水性なのでコーティングに馴染みやすいし溶剤がないのでコーティングを傷めることがないのです。

ちなみに、作業は簡単で「塗り込むだけで良い」のだそうですが、実際に使った人のレビューを見ると評価はあまり高くなく、どの商品も3.0~3.1程度となっています(汗)
レビューを見てみると、「意外と手間がかかって大変」「コスパを考えると微妙」と感じる人が多いようです。

シュアラスター カーワックス マンハッタンゴールド

また、もう1つコーティングの上に使えるワックスとして知られているのが以下の商品です。

シュアラスターのマンハッタンゴールドは、Amazonランキングでワックス全体の中でも2位と非常に売れ筋商品で、カルナバロウが多く使われているため艶がとても良いという評判です。
このワックスが何故コーティングの上に使えるかというと、コンパウンド(研磨剤)が一切使われていないからです。カルナバロウが多いということで「油」ではあるのですが・・・。

併用時の注意点

とはいえ、このワックスも通常のワックスと同様に1ヶ月しかもちません。なので、マメな手入れが必要です。
また、濃い色の車だと、ワックスの影響で撥水性になり、水玉がついてレンズ効果で塗装が日焼けしてしまう可能性があるので濃い色の場合は避けた方が良いです。

ゴールドグリッタープラス

もう1つ、評判の良いのがグリッタージャパン社のワックスです。
こちらのゴールドグリッタープラスは使いやすいし艶が良いということで気に入っている人も多く、Amazonでは4.3と評価が高いです。

ただし、こちらの商品も「1ヶ月に1回程度は車の手入れをしてください」ということがホームページに書かれています。まあ、この商品は「手入れが簡単で、作業時間がたった15分程度」という気軽に使える商品なので、使う人にとってはとても嬉しいワックスのようです。

◆グリッタージャパン社のHPにはガラスコーティングの事など様々な情報があるので興味がある方はご覧ください。
グリッタージャパン社

洗車コーティングで重ね塗りする場合は?

ということで、コーティングの上に使えるワックスがあるとはいえ、ワックスの性質上「マメな手入れ」が必要になるので、一般的なおすすめとしては、重ね塗りしたいなら同じ系統のコーティング剤を重ねる方が良いと言われています。

ガラスコーティングの場合、硬化するまでに時間がかかるので施工後1週間以上経過している必要がありますが、その後であれば、施工しても大丈夫ですし、被膜が更に厚くなります。ただし、被膜は厚ければ厚いほど良いということではありません。あまり分厚くしてしまうと逆に割れやすくなったり、剥がれてしまう可能性もあるため、重ね塗りはせいぜい3回程度までにしましょう。

また、自分でやるのが面倒な場合はお店にお任せする方法もあります。ガラスコーティングの上に疑似被膜をコーティングして艶を出すという方法もありますし。金額的に余裕があるなら、ハイクラスのガラスコーティングにすると安心だし、満足のいく艶になるでしょう。

でも、そこまでするとかなり高額だから・・・と悩む場合には、適度なコーティングにしても、メンテナンスをきちんとしていけばきちんと艶が保てるし、メンテナンスすればするほど艶が良くなるという商品も色々あります。

例えば以下の商品があります。

こちらの商品はシャンプーですが、艶を甦らせたり撥水効果もあるので、ワックスやコーティングの重ね塗りをしようかどうしようか、と迷うなら、こういうお手軽商品が安心だし、おすすめですよ。


さいごに

コーティングの耐久性とワックスの艶の両方を追求する方法はいくつかあります。

3種類のワックスの中で選ぶとすれば、Amazonレビューを参考にすると、

使いやすさで考えると、ゴールドグリッタープラス。
ワックス本来の艶を求めるなら、シュアラスターのマンハッタンゴールド。

・・・というような方向性ではないかと考えています。

ただ、ワックスはやっぱりマメな手入れが必要だし(自分は無精者だから無理かも?)と考えるのであれば、コーティングの重ね塗りや、シャンプーで艶が出るものを選ぶという選択肢もアリでしょう。

最終的には艶の好みや、メンテナンスが自分にとってやりやすいか、という個人的な主観になるので一概に言えませんが、今回ご紹介した方法や商品については、評判の良いものなので、ご自身で商品のレビューを見て検討してみてくださいね。
気に入った方法が見つかれば幸いです。

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