母の日には毎年プレゼントを義母に贈ってきたけど
「もうプレゼントなんていらないわよ、それより子供たちの教育資金を貯めなさい」
と言われてしまったら、次の年は何もしないで良いのでしょうか。
「いらない」という言葉をそのまま受け取って良いのか悩みますよね。
今回は、義母に「いらない」と言われた場合にどうすれば良いのか、義母の性格によって考える方法についてお話しします。
母の日プレゼントを義母にいらないと言われたら?
実は、世の中には「いらない」と思っているお義母さんやお母さんは結構多いものです。
だって、そのくらいの年齢だと欲しい物は夫の給料や年金で手に入ることが多いし、高齢になると若い頃のように物を欲しいと考える人は少ないのですよね。
また、いらないと思っても、実際に言うか言わないかはその人の性格やあなたとの付き合いの深さによって異なります。だから当然、母の日を今後どうすべきかは人によって全く異なります。
じゃあ、自分はどうすればいいの?
と思いますよね。ですから、あなたが今後どうすれば良いのかを一緒に考えていきましょう。
最初に、あなたが毎年母の日にお義母さんにプレゼントをしてきた理由を考えて下さい。
- 世間でやってるから(母の日のようなイベントではプレゼントするのが当然だと思い込んでいる)
- 兄弟の嫁がやってるから(自分も対等にしなければと考えている)
- 実家の母にプレゼントするから(平等にしなければと考えている)
- プレゼントしないで後から何か言われるのが心配
この通り!と思う人もいるでしょうし、他の理由かもしれません。
でも、ここに挙げた理由をよーく見ると、全部世の中や他人に振り回されている、って思いませんか?
元々母の日というのはアメリカの女性、アンナ・ジャービスが母の死を悼んだことがきっかけで生前に母を敬う日が出来たのです。今のようにカーネーションだけでなく物をプレゼントする行為は、デパートや花屋の営業商戦なんですよね。
もしあなたが「義母と良い関係を築いていきたい」という気持ちであれば、世の中のプレゼント商戦に惑わされず「お義母さんを敬う」「感謝の気持ちを伝える」という原点に戻って良いと思いますよ。
とはいえ、お義母さんの気持ちはどうでしょうか。
次に、お義母さんが「いらない」と言った気持ちを考えてみましょう。
母の日義母に何もしないのは駄目?
お義母さんに「いらない」と言われた昨年やその前の年までのことを思い出してください。
何を贈りましたか?また、お義母さんが受け取った時はどんな表情だったか覚えていますか?その後大事に使ってくれたでしょうか?
もしかしたら次のような理由だったのかもしれません。
- 必要ない物を貰っても自分が嬉しくない
- 実用的な物(消耗品)なら嬉しいけど、そうじゃなかった(花など)
- 本当にお金をかけるべきところに使うべき(息子達の経済面の心配をしてくれている)
- 母の日のようなイベントに興味がない(息子から過去に貰ったことがなかった)
- 人にあげるのは好きだけど貰うのは好きじゃない
- 物を貰ったら必ずお返しをしないと気が済まない
- 「もったいない星人」なので自分がお金を使うのも、人に使わせるのも好きじゃない
「いらない」と言っても、その根底には様々な理由があり、本当に要らないと思っているのか、別の物が欲しかったのかは分からないものです。
もしお義母さんが自分よりも相手のことを考えて行動する人であれば本当に「何もしない」方が良いかもしれません。
でも、
「本当は花より食べ物とか洗剤とかが欲しかったのに!」
「贅沢品なんて要らないのに!(もっと使えるものが欲しかったわ!)」
という、自分が欲しかった物と違うから、という理由で「いらない」と言ってきた場合は、何もしなかったら、「あの嫁は最近母の日に何もしてこないわ!」と不満を感じるかもしれません。
でも相手の気持ちって誰にも分からないものですよ。だから、「いらない」と言われて「はい、そうですか」と終わりにするのでなく、一度「いらない」の本音を確認することが大切です。
あれから1年経ったのですから、もう一度聞いたって構わないはずですよ。
「母の日に何かささやかなプレゼントしたいのですけど」
こんな感じで言ってみたらどうですか?
でも、やっぱり
「いらないわよ。昨年言ったわよね。(何度言わせるのよ!?)」
と言われるかもしれません。
でも、この確認はとても重要で、次に進めるためのきっかけになるものです。
ここで「いらない」と言われたら、別の提案をしては如何ですか。
お義母さんの性格によって違うのですが、あなたが欲しい物をあげなかったら「もういらない」となった場合は、本当は欲しい物があるかもしれません。
それを訊いてみるとか、もし本当に何もないのであれば、「一緒に食事をしましょうよ」とか何か誘うこともできますし、相手の喜ぶことが何か探るきっかけになるものです。
お義母さんの欲しい物が本当にない場合は無理にお金をかける必要はありません。「母の日は感謝を伝える日」という原点に戻って、お金をかけない感謝の伝え方をしてみませんか?
プレゼントって、さりげない気遣いで良いんですよ。子供がいれば、子供と一緒の写真をきれいなフォトフレームに入れた物を贈ったり、子供と一緒に作った物をプレゼントする方法もあります。そうでない場合は自分の手作りの食べ物、物をプレゼントする等もあるものです。
我が家の場合
私の場合でかなり特殊なのですが、義母が数年前に亡くなる年の母の日にやったのはマッサージでした。
その年の母の日は、脳梗塞で倒れた後に退院してリハビリ中だったため、欲しい物なんてなく、体がラクになりたい、動けるようになりたい、という状態だったので母の日には1日義母に付き合って、マッサージしたり義父の代わりに家事をしたりしました。
それ以降、休日になると毎週マッサージをしながら義母といろんな話をして理解しあえ、最後は本当の娘のように扱ってもらえたと感じています。(数ヶ月で亡くなったため、こんなことならもっと早くこういうプレゼントをしていれば・・・と死後に何度も思ったものです。)
まとめ
母の日は「感謝の気持ちを伝える日」であり、高価なプレゼントを贈る日ではありません。
「いらない」と言われた場合、出来ればもう一度「欲しい物がないか」と聞き、「自分が感謝の気持ちを伝えたい」ということを意思表示する方が良いですね。そして、その返事によって今後どうするか考えましょう。
プレゼントというのは相手(お義母さん)の立場になって考えることが大切です。世の中に振り回されず、相手が望むこと、気持ちよく受け取れるものが何か考えて下さい。
- お金に罪悪感を感じる親の場合→もらっても困らない安い物、実用的な物を考える
- 気持ちだけで十分だと言う場合→カーネーション1本とメッセージカード、手作り御馳走を振る舞う、遠くなら電話、孫の写真、孫と一緒の写真をフォトフレームに入れる等
- イベント事に興味ない場合→イベントでなく帰省時に手土産を持参する、誕生日にお祝いの言葉をいう、正月には年賀を持参する等
このように、相手の性格によって様々な方法が考えられますよ。
自分一人で悩まず相手に訊いてみると、案外相手のことが分かってくるものです。
訊くのは勇気がいるかもしれませんが、今年の母の日をスッキリとした気分で過ごすためにもお義母さんと話してみて下さいね。
◆義母との関係で悩む場合はこちらの記事も参考になりますよ。