母の日のカーネーション切り花

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母の日

母の日カーネーション鉢植えの育て方 最初と普段の手入れ方法は?

母の日に娘からカーネーションの鉢植えをもらって嬉しい反面、ちょっと憂鬱。

というのも、他の花はそんなに枯れさせたことないのに、なぜかカーネーションはすぐに枯れさせちゃうから。

今年こそは!と思うけど、どうやったら長持ちさせることが出来るのかしら?

今回は、こんな悩みを抱えるお母さんのために、カーネーションを長持ちさせるための育て方で最初にやるべきこと、普段の鉢の手入れ方法、害虫駆除や病気対策についてまとめました。

母の日カーネーションの育て方

鉢入りの母の日のカーネーション

母の日にカーネーションを貰ったら、最初にやることは

  1. ビニールから取り出す
  2. 植え替え

この2つが重要です。

(1)ビニールから取り出す
母の日のプレゼントだと丁寧にビニールでラッピングされた鉢植えが多いのですが、このままにしておくと鉢植えが蒸れやすい状態で、湿気の苦手なカーネーションにとっては天敵とも言えます。

ですから、折角のラッピングですが、出来るだけ早く取って、一度たっぷりと水をあげましょう。また、水をあげた後は必ず鉢底の水を捨てないと根腐れしてしまうのでご注意ください。

(2)植え替え
母の日のカーネーションは花が沢山あることを見せるために、わざと小さい鉢にぎっしり植えて育てられます。ですから根っこもぎっしり詰まっていて、土の量とのバランスが悪いです。そのまま置いておくと窮屈だし、水の吸収が上手くいかず、枝葉の成長や花の開花に悪影響があります。

購入したら直ぐに一回り大きい鉢に植え替えて、土の量を2~3倍程度にすると育ちやすくなります。

カーネーションの植え替え方法

カーネーションの植え替えに必要な物は以下の通りです。

一回り大きな鉢、鉢底ネット(水切りネット等でもOK)、培養土、赤玉土、割り箸

植え替え方法については以下の手順で行います。

(1)植え替える鉢底の穴の部分をネットで塞いでから赤玉土を約2cmの高さ分入れます。

(2)カーネーション苗をスポッと真ん中に入れてみて、苗の高さが鉢の高さより1cm下になるか確認します。それよりも低い場合は、一度苗を取り出し、高さの差だけ培養土を入れてから再度苗を入れます。

(3)苗と鉢の隙間に培養土を入れます。割り箸を使って出来るだけ沢山入れるようにします。

(4)水を根元にたっぷり与えます(鉢底から水が出るまであげて、鉢底にたまった水は捨てます)。

カーネーションは地植えにすべき?

カーネーションは鉢植えだと根っこが窮屈なので地植えの方が元気に育つのでは?と考える人も多いのですが、カーネーションは地植えよりも鉢植えの方が長持ちしやすいです。

というのも、カーネーションには次の特徴があるからです。

  • 高温多湿にとても弱い
  • 寒さにも少し弱い
  • 日光が大好き
  • 花は水に弱い

これらのことから、地植えしてしまうと夏の暑さや冬の寒さ、雨などに耐えることができずに枯れてしまうことが多いです。

鉢植えのまま育てる方が、持ち運びできて環境調整しやすいので長持ちします。

ちなみに、カーネーションの苦手な環境になるとどうなるかというと、次のようになります。

  • 暑過ぎる場合→25度超になると花がつきにくくなり、30度以上になると元気がなくなります。
    特に夏の暑さを乗り越えるためには、直射日光を避けて風通しのよい日陰や涼しい場所に置く必要があります。
  • 寒すぎる場合→10度未満になると花が咲き止みます。
  • 日光によく当てない場合→葉が黄色くなり、元気がなくなり、蕾が開かないまま枯れます。
  • 花や蕾に水がかかる→花や蕾が腐ったり灰カビ病になります。


カーネーション鉢植えの普段の手入れ方法

mothersday

普段の手入れは主に次の3つがあります。

(1)水やり
(2)日光浴(置き場所)
(3)肥料

(1)水やり
土の表面が乾いたら根元にたっぷり水をあげましょう。

ここで次のことに注意しなければなりません。

  • 土が湿っているのに水をあげないこと
  • 鉢底から水が出て鉢皿にたまったら、必ずその都度捨てること
  • 花や蕾に水がかからないようにすること

湿気が多かったり、水を溜めてしまったりすると根腐れしてしまいます。
また、花や蕾に水がかかって濡れてしまうとカビが生える可能性もあります。

(2)日光浴(置き場所)

  • 春と秋→出来るだけ日当たり良い場所に置きましょう。
  • 夏  →風通し良い「半日陰」に置きましょう。(暑過ぎるのは苦手なので「涼しい場所」が適切です。)
  • 冬  →10度以上の暖かい場所に置きましょう。

基本的に風通しが悪い場所だと蒸れて根腐れの原因になるため、室内に置く場合は時々窓を開けて換気したり、春や秋などの暖かい気候であれば週に数回は外に置く時間を作って風通し良くする方が良いです。

(3)肥料

  • 春から秋→花の生育期間中は肥料を与えます。目安としては、化成肥料なら1ヶ月に1回程度、液体肥料なら1週間に1回です。
    ただし、真夏は暑過ぎて生育が弱るため、肥料は与えません。
  • 冬→寒さの中は生育が弱るため、肥料は与えません。

カーネーションの害虫駆除と病気対策

カーネーションの害虫で代表的なのはアブラムシとダニで、特に梅雨の時期が多いです。もしついた場合は薬剤で駆除します。

カーネーション向けの薬剤としては次のような物があります。

    • ベニカX→スプレータイプでアブラムシ、ダニの両方に効果があります。
      (スプレーだと駆除し難い箇所があるのが欠点。)
住友化学園芸ベニカXファインスプレー1000ml
  • オルトラン→土に混ぜるタイプで扱いやすいものの、ハダニには効果がありません。
    臭いキツいので鼻が敏感だと暫く気になる可能性があります。

また、カーネーションの病気を防ぐためには以下のことが大切です。

  • 花が咲き終わったら直ぐに摘む
  • 枯れた葉を直ぐに取り除く
  • 花や蕾に水を当てないこと

これらをまめにやらないと灰カビ病になる可能性があるのでご注意下さい。

さいごに

カーネーションの鉢植えを育てるのはちょっと難しいのですが、基本的な育て方、手入れ方法を知ればさほど難しくありません。

とはいえ、夏の暑さや冬の寒さを乗り越えるのは大変ですし、「折角もらったんだから長持ちさせなきゃ!」と気負わず楽しくカーネーションを愛でてあげましょう。

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