家にある床下収納は有効活用したいものの、何を入れたらいいのか、考えてしまいますよね。
匂いや湿気も気になるし、入れたら最後そのまま忘れてしまいそうだし、、、
床下収納庫は、そこそこの深さがあるので大きなものでも入りそうですが、しゃがんで入れて、持ち上げて出す必要があるので、すこし面倒な感じがするかもしれません。でも、大丈夫。床下収納庫に向き不向きなモノがわかり、自分でルールを作ってしまば、とても便利な収納庫になりますよ。
床下収納に入れていいもの、入れない方がいいものは?
床下収納庫は、床下の温度や湿度は一定に保たれているわけではありません。有効利用するには、入れていいモノ(向いているモノ)と入れない方がいいモノ(不向きなモノ)を区別し、自分のルールを作ることが大切です。
床下収納庫に入れないほうがいいモノや不向きなモノは?
床下収納庫は、出し入れにしゃがむ必要がありますので、日常的に使用する、賞味期限が短い、傷みやすい、重い、ニオイがキツイなどは不向きです。
床下収納庫に入れていいモノや向いているモノは?
床下収納庫は、普段は目に入らない隠れ倉庫のようなものですから、日常的に使用しない、保存性があり腐らない、重くないものがオススメです。例えば、、
- あまり使わないキッチングッズや消耗品
- 非常食、缶詰などの保存食
- 洗剤の詰め替えパックなどのストック品
- 季節物のイベントグッズや装飾品
自分でルールを作り、入れるものを決めましょう。いろいろ入るからと、アレもコレもいれてしまうと、出し入れしにくくなったり、忘れてしまったりします。
キッチンの床下収納庫に入れていいモノや向いているモノは?
◉ 使用頻度の低いキッチングッズや消耗品
頻繁に使用しない食器(重箱やピクニック用の大きなお弁当箱など)や、重くない調理器具や調理家電、キッチン周りの消耗品などに限定してしまっておくのもオススメです。
漬物や季節のシロップなどをつける瓶、ジャム用などの空き瓶、キッチンペーパーなどかさばる消耗品なども向いています。
◉ 非常食、缶詰などの保存食
非常食や保存食など、普段食べないモノや、飲まないモノにも向いています。まとめ買いしたレトルト食品、缶詰や瓶詰めの食品、パスタなどのストック分、ペットボトルや瓶・缶などの飲料などもいいでしょう。
防災グッズなど、いざという時にすぐ必要なものをしまうのはオススメしません。避難時に必要なものは、取りやすい場所に保管しましょう。
洗面所の床下収納庫に入れていいモノや向いているモノは?
洗面所の床下収納庫には、洗面所やお風呂、トイレ、掃除関係をまとめてしまっておくのがオススメです。洗剤関係の詰め替えパックや、お掃除関係の消耗品のストックなどに向いています。
日常的に取り出すものでもありませんし、形も大きさも不揃いで、匂いがしたりするものもあります。詰め替えパックだと基本は立てて収納になるので、ある程度の高さも必要です。そういったものをしまっておくのに、床下収納庫はとても便利です。
和室や寝室、2階などの床下収納庫に入れていいモノや向いているモノは?
和室や寝室、2階の部屋の床下収納などには、季節物のイベントグッズや装飾品、捨てられないものなどの収納場所として向いています。
物件によって異なりますが、和室や寝室、2階などある床下収納スペースは、キッチンや洗面所と比べ湿気などの影響が少ないとも言われています。除湿剤や換気はもちろん必要ですが、季節イベントの装飾品、捨てられない(取っておきたい)思い出の品、来客用のもの、季節物の衣類や小物などの収納に便利です。
床下収納を使うときの湿気対策は?
床下収納庫には、どうしても湿気が溜まりやすくなります。床の下に設けられているので、仕方がありません。。気密性や断熱性の高い構造であっても、フタの隙間や開閉により湿気は溜まりますし、カビやニオイも気になりやすいものです。
でも、少し手をかけたり、注意するだけで、ずいぶん良くなりますよ。
- 8割程度の収納にする
- 除湿剤を使う
- 湿気のたまらないものをしまう
- 月に1回は確認
8割程度の収納にする
容量たっぷりなので、きっちりキレイにしまいたいところですが、8割程度がオススメです。換気した際の風通しもよくなりますので、カビ対策にもなります。
除湿剤を使う
湿気対策の定番ですが、除湿剤や除湿シートを使うことがおすすめです。新聞紙にも除湿効果がありますので、床下収納庫の底に除湿シートの代わり、新聞紙を敷くのも効果的です。
商品にもよりますが、除湿シートの寿命は2〜3年とも言われています。床下収納の場合には、もう少し早めに交換してもいいかもしれませんね。季節の変わり目や、収納したものを取り出した時、天気がいい時期など、半年に1回程度は確認したいところです。
湿気のたまらないものをしまう
先に、床下収納に向いているモノでもご紹介しましたが、基本的には長期保存ができるモノが向いています。
湿気に弱いモノ、それ自体が湿気があるモノなどを収納すると、湿気やカビの原因になりますので注意しましょう。
月に1回は確認する
床下収納用の換気扇がついていれば別ですが、賞味期限の確認、収納庫の状況確認、換気もかねて月に1回くらいは開けてみましょう。
開けた瞬間ニオイが気になるようであれば、黄色信号ですから、モノの入れ直し、除湿剤や新聞紙などの交換、アルコール除菌などをオススメします。その際に、賞味期限も確認しておくといいでしょう。
小物を使った簡単すっきり整理術
床下収納に収納する時に使える便利な100均グッズもあるので、上手に利用してみてくださいね。
わかりやすくラベリング
床下収納庫にしまうと、蓋しか見えない!賞味期限を確認しにくい!ということもあります。
そんな時にはラベルシールやタックシールなどを貼っておくと便利です。
我が家では、耐水性もあり、ボールペンで文字も書けるマスキングテープを愛用しています。好きなサイズに切ることもできますし、結露にも強いので瓶モノ調味料にも使えます。ノリが残らないので剥がしやすいし、、、ホント簡単便利です。
小物をまとめる密封容器やジップ付きバッグ
形が不揃い、重ねにくい、小物などはジップロックなどのジップ付きバッグや、蓋付き保存容器に入れてまとめるのもオススメです。蓋を開けなくても、中身の確認ができますし、湿気対策にもなります。
わかりにくい時には、蓋やバッグにタックシールやマステで中身や賞味期限を書いて貼っておくと便利ですよ。
仕切りに便利なファイルボックス
片付けの定番にもなっているファイルボックスを床下収納にも活用することができます。缶詰や小さい瓶モノなど、重ねにくいもの、転がりやすいものなどもまとまりますし、しきり代わりにもなります。
カゴやケースは持ち手(取手)付きが便利
カゴなどで仕切るのも収納の基本ですが、床下収納庫の場合には持ち手がついていると、持ち上げやすいのでオススメです。持ち手がついているカゴも、素材・大きさともに多種多様です。収納するものに合わせていくつか用意しておくと便利でしょう。
ざっくりとした仕切りには突っ張り棒
大きめのものや倒れやすいものなどを仕切るには、突っ張り棒が便利です。壁にはなりませんが、突っ張り棒で仕切ることでスペースが仕切られ、分けやすくなりますよ。
おわりに
床下収納庫を有効活用するためには、いつくかのポイントがあります。
- 床下収納に向いているモノと不向きなモノを区別する
- 床下収納の場所によって、しまうモノを分ける
- ラベリングや小物で仕切ることで管理しやすくする
- 定期的に開け、換気や清掃をする
それなりのスペースがあるからといって、思いつきや「とりあえず、、」でしまってしまうと、「収納」ではなくなります。隠し倉庫的床下収納庫を有効活用するには、自分の中で使い方のルール設定も大事ですよ。