闘う嫁のマナーノート

厳しい姑に鍛えられた嫁のマナー知識や子育て、行事に関する備忘録

暑中見舞いで返事の書き方 お礼は言う?遅れた場合いつまで?文例

      2016/05/31

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お世話になっている人から暑中見舞いを貰ってしまった場合、返事の書き方はどのようにすれば良いのでしょうか。
暑中見舞いをいただき有難うございました、とお礼を書いた方が良いのでしょうか、それとも目上から先にいただくのはマナー逸脱なのでスルーして暑中見舞いを出した方が良いのでしょうか。

また、返事を何と書けば良いのか悩んでいるうちに、どんどん時間だけが過ぎて出す時期が遅れてしまった場合はどうすれば良いのでしょうか。

今回は、暑中見舞いの返事の書き方に関するマナーや、遅れた場合いつまでに送るべきか、文例などをお話しします。

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暑中見舞いで返事の書き方でお礼は言う?

年賀状や暑中見舞いなどは、季節の挨拶状として日本では定着していますが、元々、目下から目上に対して挨拶に伺うべきところを書面で失礼します、という意味を含んでいるものです。

(このあたりの内容は、以前の記事「年賀状を出してない人から来た場合のマナーと文例 寒中見舞い」で触れています。)

そのため「目上の人に対して先に便りを出すべき」であり、先に目上の人から届いたら相手に失礼である、という考え方もあります。

ですから、今回のように、相手から先に暑中見舞いを受け取ってしまった場合は、

(1)暑中見舞いを受け取ったお礼を書かずに、暑中見舞いか残暑見舞いの葉書を出す。

という方法があります。

ただ、これに関しては、もう1つ、「暑中見舞いが届いた報告や、いただいて嬉しかった気持ちを伝えるのは自然なことであり、マナー違反ではない」という見解もあります。つまり、この場合は、

(2)暑中見舞いのお礼を述べた上で通常の暑中見舞いや残暑見舞いの文章を書く。

ということになります。

暑中見舞いを書いた相手によっては「そろそろ暑中見舞い届いたかなー」と気にしている人もいます。
もし届いたのにそれを無視して暑中見舞いを送られた場合、「私が書いたハガキは届かなかったのかしら?」などと気にされるかもしれないのですよね。

でも、この2つの見解、どちらが正しいのでしょうね。
ハッキリ言って、私も毎回悩みます。
年賀状の場合は「新年の挨拶は目上の人のところへ元旦に挨拶に行くべき」というのと、年賀状の消印が7日まで押されないことを考えると、多くの人が(1)のようにしているのも分かるのですが、暑中見舞いの場合、同じ季節の便りといっても、送る時期が7月上旬から8月上旬と長期間であり、目上から挨拶が先になっても仕方ないのではないかとも感じてしまうのですよね。(送る時期の詳細は次の章でお話しします。)

ですから、私の場合は相手が目上の場合、次のように相手のタイプによって文章を使い分けるようにしています。

(1)気持ちが通じる人(寛容そうな人)→暑中見舞いのお礼を書く。

(2)上下関係の厳しそうな人→いただいたことはスルーして、通常の暑中見舞いを出す。

どちらかというと、(1)が多いです。というのも、年賀状と違って、実際にいただく暑中見舞いは多くなく、親密な恩師や知人友人、親戚筋だけなので。

そして、上下関係が厳しい親戚といえば、多くの人が義理の両親を思い浮かべるかと思いますが、私の経験では、「何かいただいた場合、素直にお礼を伝えた方が、素直な嫁だと思ってもらえる」ということを感じました。
これも、あくまでも私と義母のタイプによる経験則なので、タイプによって違うかもしれませんが、マナーに煩い義母の反応を見る限りでは、素直にお礼を言って良かったなあ、と思ったものです。


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暑中見舞いで返事が遅れた場合はいつまでOK?

日本では昔、季節を表すものとして1年間を24に分けて、その区切られた期間で名前をつけていたのですが、これを二十四節気といいます。二十四節気は毎年若干ずれますが、次の時期が該当します。

暑中→「小暑」と「大暑」(しょうしょ、たいしょ)

小暑は7月7日頃から、大暑は7月22日頃からです。

ですから、暑中見舞いはこの2つの時期に送るという見解がありますが、その他にも夏といえば「土用の丑の日」や「梅雨明け」のイメージがあるように、暑中見舞いの時期として、これらの時期に送るものという見解もあります。

ですから、暑中見舞いの時期については次の3つの見解があるのです。

(1)小暑から立秋前日まで(7月7日頃から8月6日頃まで)
(2)土用の入り(2016年は7月19日)から立秋前日まで
(3)梅雨明けから立秋前日まで

ちなみに終わりの日は全て、立秋の前日なので、暑中見舞いとして出すのであれば、立秋前日までに出しましょう。

では、この時期を過ぎた場合はどうなるかというと、立秋以降は「残暑見舞い申し上げます」として送ります。

残暑見舞いについては、

残暑→「立秋」と「処暑」(りっしゅう、しょしょ)

立秋は8月7日頃から、処暑は8月23日頃からです。

となっており、目安として、立秋8/7頃から処暑の終わる9/6頃(次の季節である「白露」の前日まで)が基本です。
ただし、現実的にはカレンダー通り8月31日までに送るようにした方が良いです。

とはいえ、相手から届いた便りへの返事なので、あまり遅くなるのは相手に失礼ですし早めに出したいところですね。
残暑見舞いの時期は、処暑の始まりである8月23日頃が目安とされています。

暑中見舞いで返事の文例

暑中見舞いの返事で「お礼を盛り込まないケース」については通常の暑中見舞いと同じに考えるので割愛し、ここではお礼を盛り込むケースについてお話ししますね。

ところで、「暑中見舞い」を貰った場合に同じ「暑中見舞い」で返事を出すのは趣が無いと考える人もいます。
これも相手がどんな性格か、あなたとどんな関係か、などを考えて次のような感じで考えてみると良いでしょう。

  • 早めに返事をしたいけど、相手が細かいことを気にしない→「暑中見舞い」で出す
  • 早めに返事をしたいし、相手が細かいことに気付くタイプ→「拝啓で始まる時候の挨拶文」で出す
  • 残暑見舞いとして時期をずらしても構わない→「残暑見舞い」で出す

暑中見舞い期間に出す場合の文例(時候の挨拶文例)

拝啓
猛暑が続き、日中は草木も萎れるほどの時節となりましたが、
皆様におかれましてはお元気そうでなによりです。私たちも
変わらず元気に過ごしております。

この度は、暑中見舞いのお葉書をいただきありがとうございました。

・・・(近況報告などを簡潔に)・・・・

炎暑厳しき折、ご自愛くださいますようお祈り申し上げます。
                         敬具
                        平成○年大暑
 
(最終行の日付は、7/7頃~7/21頃なら小暑、7/22頃~8/6頃なら大暑となります。)

残暑見舞いで出す場合の文例

残暑お見舞い申し上げます

先日は暑中の見舞い状をいただき、ありがとうございました。
このところ連日30度を超す真夏日が続いていますが
皆様にはお元気のご様子、なによりと存じます。

おかげさまで私達も暑さに負けず、元気に過ごしていますのでご安心ください。

・・・(近況報告などを簡潔に)・・・・

厳しい暑さがまだ当分続くようですので、
皆様にはお体にお気をつけくださいますようお願い申し上げます。

                       平成○年処暑

(最終行の日付は、8/7頃~8/22頃なら立秋、8/23頃~9/6頃なら処暑となります。)

さいごに

暑中見舞いを目上の人から先に貰ってしまうと大慌てしますが、相手によっては厳格なマナーを気にしない人もいますし、年賀状と違って暑中見舞いの場合は本当に親しい人からしか貰わないケースが多いですよね。

だから、相手との関係をよく考えて、お礼を言った方が相手が安心すると思ったら素直な気持ちで「暑中見舞いありがとうございました」と伝える方が良いでしょう。

◆暑中見舞いについては以下の記事もあります。
暑中見舞いと暑中お伺いの違いは?敬語の使い分けから考えよう!
残暑見舞いの返事を幼稚園の先生に書くべき?宛名や文例は?

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