お歳暮やお中元にもらって嬉しくないものとして上位になるのが固形石鹸です。
「嬉しくない」「迷惑」「使い道がない」など思うのも相手に申し訳ないですよね。使い道や消費期限などをまとめました。せっかくの頂き物、モノも相手のお気持ちも無駄にしないよう、上手に使ってみてくださいね。
お歳暮やお中元の固形石鹸はなぜ嫌われるの?
お歳暮カタログなどを見ると石鹸(化粧石鹸)が載っていますし、実際にいただくこともありますよね。
過去には、体を洗う、手を洗う、洗濯機では落ちにくい汚れの部分洗いなどに、化粧石鹸はよく使われていました。
皮膚の洗浄を目的に作られた、洗顔石鹸や浴用石鹸などを総称した固形の石鹸。せっけん分(高級脂肪酸のアルカリ金属塩)、水分がほとんどで、ほかに芳香や保湿効果をを目的とした添加剤として香料、色素、酸化チタンなどが少量添加されています。
現代では、石鹸や洗剤には驚くほどの種類があります。好み(香りや無添加など)や、個人差(肌の性質など)、使い勝手(泡立ち、洗浄力など)によって使い分けたり、家庭でも個々人で自分専用の石鹸やボディーソープなどを使うのも珍しいことではありません。
ギフト用の化粧石鹸(固形石鹸)だと、好みや用途に合わないこともあり、最近はあまり歓迎されなくなっています。
固形石鹸の使い道
体洗い・洗濯掃除用途としての使い道
固形石鹸(化粧石鹸)ですから、体(頭から足先まで)洗いや、洗濯、掃除では幅広く使えます。
- 手洗い
- お風呂・・・体以外に顔、髪も洗えます
- 洗濯・・・キッチンで使う布巾や小物の洗濯などにも使えます
- 部分洗い洗剤として・・・頑固なシミ汚れ(ワイシャツの襟袖、靴下、シミ等)には、石鹸とぬるま湯で泡をたっぷり作って洗うときれいになります
- 靴洗い洗剤として・・・布製の靴洗い(泥汚れには固形石鹸が一番汚れ落とし効果が高いです。)
- 掃除・・・お風呂、洗面台、網戸、換気扇、台所の流し等 水やお湯で洗い流せる物や場所で使えます
- 食器洗い
- ラッカー塗料の木製家具の掃除・・・スポンジを水で少し濡らして石鹸を付けて洗ってから濡れたボロ布でふき取ります。(フローリング床には使えません。)
掃除洗濯以外での使い道
香料が苦手方には厳しい使い道ですが、芳香剤や防虫剤としても使えます。「石鹸の香り」は清潔感のある香りとしても人気です。なにかのCMのようですが、、
- 芳香剤に
洋服タンスや衣装ケースの中に石鹸を入れておくと、洋服がほのかに香ります。
石鹸の香りによって違うのでお好みで。時間が経つと香りが無くなります。新しい石鹸に交換しましょう。 - 芳香剤に
部屋やトイレの消臭剤としても使えます。
即効性はありませんが、普段の消臭剤と芳香剤としての役割なら程よい香りでおすすめです。
固形石鹸の包装紙を剥がし、可愛い小皿やかご等に入れておくと見た目もいいものです。 - 防虫剤代わりに
普通の石鹸サイズで防虫剤10個分程度が目安です。
タンスの芳香剤の役割も果たすし防虫剤としても使えるので便利です。
石鹸にも消費期限ってあるの?
石鹸は食べ物ではありませんが、消費期限は一応あります。
というのも、薬事法により「未開封で3年間品質劣化等が発生しない」というのが前提だからです。実際には、未開封ならもう少し長期間劣化しないように作られていますが、香りを楽しみたい場合には新しいうちに使用する方がいいでしょう。
プスチック製の袋に個装されている、包装箱などがラップされたままの未開封であれば劣化しにくいですが、紙箱や紙素材での個装であれば長期間放置すると石鹸が乾燥してきます。
乾燥すると香りも飛んだり、変質してくるので、芳香剤としての効果は薄れてきます。洗濯用としても、石鹸自体が吸水しにくくなるため、泡立ちも悪く使いにくくなってきます。
乾燥してきたり、芳香剤・防虫剤として利用後交換したものは、すりおろし器ですり下ろしたり、細かく包丁などで刻んでお湯につけて溶かすと、ゼリー状になって掃除洗濯等で再利用できます。お湯などで柔らかくした石鹸は、汚れも落としやすく使いやすくなります。
乾燥もですが、お風呂場近くなど湿度の高い場所で保管していても劣化は進みます。いずれにしても、早めに使うに限ります。
使わない場合にはフリマ出品もおすすめ
頂き物をメルカリなどのフリマに出品するのに抵抗がある方もいらっしゃるかと思いますが、使わないまま放置したり、捨ててしまうのであれば出品するのもおすすめです。
メルカリで検索してみたら、出品数も多く、価格や石鹸によっては売れていました。
お歳暮やお中元で「いらないもの」と言われないために
日常的に使うモノや食べるもの、飲み物であれば、喜んでいただける時代はもう過ぎてしまいました。モノや情報が溢れる今の時代では、個々人の嗜好は重視されます。他にも、健康上の問題などで、頂き物を喜んで使えないこともあります。
石鹸に限らずですが、お中元やお歳暮、なにかの贈り物をする場合には、相手の好みを知っておくことは大切ですね。嗜好だけではなく、アレルギーや食事制限、添加物などへの考え方もあり、贈り物を選ぶのも難しい時代になってきたと、感じています。以前は、カタログギフトは味気ないなぁ、、など思っていましたが、貰い手が選べるというのは今の時代にフィットしているのだと最近は思っています。
結婚式の引き出物や、法要などの香典返し、内祝いなどのイメージがあるカタログギフトですが、最近はカタログの種類も、価格帯も豊富に揃っています。贈る相手が若ければ相手も抵抗はないでしょうが、高齢の方にも喜んでもらえるカタログもあるので、私は「リンベル」を使っています。婦人画報やサライ、クロワッサンなどとのコラボカタログは、ご高齢の方にも好評です。
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