ホットプレートを買いたいけど色んなメーカーがあって迷っちゃう。
という時に真っ先に思い浮かぶのが、象印とタイガーですよね。
そして、今超人気で可愛いデザインで一押し、ブルーノはどうでしょうか。
今回は、ホットプレートのおすすめや、我が家の選び方、実際に使ってみた感想などをお話しします。
ホットプレートで象印とタイガーを比較すると?
象印とタイガーはポットや炊飯器など調理用家電で1位と2位のメーカーで、ホットプレートでも代表的なメーカーです。どちらの商品も機能や価格ともに同程度なので優劣つけられないと言って良いでしょう。
ですから、どちらを選ぶか迷った場合は、自分にとっての使い勝手をよく考えて選ぶのが良いですね。
使い勝手といっても人によって色々異なるものです。例えば、
・調理したい物は何か?(ホットケーキ、クレープ、焼肉、たこ焼き・・・)
・何人分作りたいの?
・使い終わったらどこに片付ける?
これだけでも随分違う回答が出てきますよね。
では具体的に主な項目について2社の違いについてお話しします。
形について
形は象印、タイガー両社とも何種類もあるのですが、どちらかというと象印の方が丸みを帯びたデザインで、タイガーの方が角型デザインとなっています。
角型の方がホットケーキのような物を焼くには一度に数多く焼けると言う人もいますが、両社とも比較的大きいサイズなので、どちらにしてもさほど困らない気がします。
ちなみに、形は調理する側だけでなく、ホットプレートを囲んで食べる時の食べやすさという点から考える必要があるかもしれません。象印の丸みを帯びたデザインは、ホットプレートを囲んで皿を並べやすい、という部分を重視しているのです。
ですから、形で迷った場合は、家のテーブルサイズによって、どちらの方が向いているかを考えて選ぶのも良いでしょう。
たこ焼きの個数
たこ焼きについては両社とも沢山焼けますが、両社の人気商品象印「やきやき EA-BP30」とタイガー「これ1台 CRC-B300」で比較すると、象印26個、タイガー30個となっており、若干ですが、タイガーの方が一度に焼ける数が多いです。
焼肉と掃除のしやすさ
タイガーCRC-300の焼肉プレートを使って焼肉をする場合、プレート中央に穴があり、油キャッチャーがついて余分な脂を落としてくれるのがヘルシーで良いのですが、掃除の点から考えると、落ちた油キャッチャー部分を洗う必要があるので、少々手間がかかります。
象印の「やきやき EA-BP30」には穴はありませんが、焼肉部分にくぼみがあり、流れていく仕組みです。別機種である「EA-JB20」は穴があってタイガーと同じように油が下に流れる仕組みなので、ヘルシーですが、掃除の手間はかかります。
コードの長さ
象印2.5m、タイガー3mとなっています。
昔の製品は2mが多かったのですが、短いとコードがコンセントに届かなくて不便だったことから両社とも長く伸ばしたようです。
サイズと収納について
象印、タイガーどちらも大きいサイズなので収納する場所をよく考えなければなりません。
象印「やきやき EA-BP30」はプレート3枚付きで7kgです。サイズは幅49cm、奥行き39cm、高さ14cmとなっています。(プレート3枚重ねの場合は高さ18.5cmになります。)
タイガー「これ1台 CRC-B300」はプレート3枚付きで6kgです。サイズは幅53.8cm、奥行き35.8cm、高さ12.7cmとなっています。
タイガーのCRV-300、200については縦型収納スタンドを使うことで垂直に立ち、狭い場所でも収納できるとされています。(CRC-B300はスタンドがなく、縦型には置けません。)
ただ、プレートが3枚あって使う場合は1枚だけ、となると、残り2枚のプレートは一緒に出して別の場所に置いておく必要があるのですよね。そうすると、どちらにしても場所を確保しなければならないのだなあと思ってしまいます。
どちらにせよ、大きいサイズのホットプレートを購入するのであれば、ある程度の置き場所を確保しておかなければならないものです。
ホットプレート小型でおしゃれなブルーノは?
女性に人気のホットプレートがブルーノ(BRUNO)ですよね。私もこちらの商品を一目見て、コレ欲しい!と思わず夫に強請って(ねだって)しまったほど、魅力的なホットプレートです。
女性に人気な理由として、
- 赤でホーロー風のデザインが可愛いしオシャレ
- コンパクトなので非力な女性にも手軽に運べる
- ホームパーティでテーブルにさりげなく置けて使える
とにかく、コンパクトなのが魅力的なのですが、サイズは幅37.5cm、奥行き23.5cm、高さ18cmとなっており、象印やタイガーとは全く異なります。
重さについても1プレートを置いた時の重さで2kg強となっています。これだとテーブルに置きやすいし、ホットプレート以外にも他の料理をテーブルに並べることも可能なのが良いですよね。
ただ、我が家の場合は、色々調べて、どれにするか考えた結果、ブルーノは選びませんでした。
機能面で確認したところ、象印やタイガーに比べて劣っているということはありませんでしたが、我が家での使い方を考えると、象印やタイガーなどの大きいサイズの方が使いやすいと判断したからです。
ちなみに、消費電力は、
象印「やきやき EA-BP30」は1300w、
タイガー「これ1台 CRC-B300」は1200w(CRV-B300は1300w)、
ブルーノは1200wとなっています。
温度設定はどのホットプレートも保温から250度までの加熱が可能です。
あと、たこ焼きプレートで1度に焼ける数は24個と、小型サイズですが多いです。
ホットプレートのおすすめは?実際の使用感
我が家で購入したホットプレートは象印のホットプレートEA-BP30-TDです。
この理由として、
(1)狭い家なのでコンパクト設計が欲しかった。
ということで、当初の第一候補はブルーノだったのですが、ホットプレートを買う目的としては、ガスコンロの火をつけるのが苦手な子供が火を怖がらずに調理するため、というのが第一にあったからです。
うちの子供は火が怖いとはいえ、料理するのは大好きなので、出来れば楽しんで色んなものを作ってもらいたかったのです。そして、ブルーノだと小型過ぎて大食漢である夫の分まで調理することが出来ないのです。
また、
(2)小型で満足できないなら省スペースの物が望ましい。
ということで、縦型収納(タイガーCRV-B300)も魅力的だったのですが、残念なことに、我が家には縦型に置く場所さえ無かったのです。
キッチン流し下収納には醤油や料理酒その他諸々の調味料が入っており、その隣に入れれば、と思いきや、そこは何故か棚付き収納となっており、棚板が外せなかったため横置きしか不可能でした。
仕方ないので、ホットプレートを購入したら横置き状態で置くしかない・・・ということで、無理に値段の高い縦型収納タイプを買う意味がなくなったのです。
(3)油はねが少ない物が欲しい。
ホットプレートを使う場合の悩みとして、油はねがありますよね。
これについて、事前にブルーノを購入した人から様子を聞いていたのですが、やっぱり油を使う調理だと油はねはやむを得ないとのこと。たこ焼きプレートを使うアヒージョのような場合に、せめてたこ焼きプレートの縁ギリギリまでたこ焼きの型がない、縁に余裕があるデザインの方がマシではないか?ということで比較したところ、象印が一番ゆったりしていたのです。
ちなみに象印はこんな感じです。
ブルーノはこんな感じです。
(4)最終的には同じ機能なら安く買える店、製品に決める。
象印とタイガー、どちらも同じような機能、性能なので、最終的には値段の勝負だなあと考えました。
そして、上記のような考察を経て、偶々Amazonセールがありやすくなっていたため、象印に決めたのです。
使ったところ、子供はガスコンロと違って火が無いため、怖がらず喜んで調理するようになったのが非常に良かったです。
子供の調理は不器用なので、ホットプレートから野菜や肉がはみ出たりして散らかりますが、大型ホットプレートなので結構余裕があります。(小型を購入していたら野菜や肉がどんどん飛び散って食材の無駄が多くなったことでしょう。)
片付けについても、今のホットプレートはどれもプレート取り外し可能なので洗いやすいし安心して洗えます。収納については、場所は取るけど仕方ないかなあ、と諦めてます。
ただ、唯一の誤算が、たこ焼きプレートでアヒージョをやったところ、想定外の飛び散りようでした。縁まで一番余裕のある象印を選んだのに、油はねというのは半径1mは飛び散るのですね。油を使う料理というのは、どのホットプレートを選んでも飛び散るから一緒なのかもしれない、と感じました。
そうそう、当たり前かもしれませんが、煙も出ます。
ホットケーキのような油を大して使わないお菓子なら問題ありませんが、普通に焼肉やったり肉や野菜の炒め物をする場合などはモクモク出ます。
焼肉プレートを使うとお店のような焼肉を食べられて嬉しいのですが、煙や油はねが気になる場合は結構辛いかもしれません。
◆ホットプレートの煙や油はねの悩みはこちらの記事をご覧ください。
→ホットプレート焼肉で煙や油はね 油汚れが酷すぎ!対策と掃除は?
まとめ
ホットプレートで象印とタイガー、ブルーノ等で迷った場合はどれが優秀か、という視点で考えると実際には優劣は殆どないので、決めるのが難しいでしょう。
どちらかというと、自分の好みや使う目的、調理用途、収納スペース等に応じて優先順位をつけて考えるのが良いですよ。我が家の選び方や感想が参考になれば幸いです。