卒業式や入学式で母親が着物を着る場合、悩ましいのはヘアメイクですよね。
今回は、
- 着物の場合におすすめの髪型やタブー
- 自分で出来る髪型で簡単なもの
- 髪飾りのおすすめ
以上についてまとめました。
入学式の着物に合う髪型は?
着物の場合はアップが基本ですが、入学式や卒業式のような式典における髪型では特に「きっちり」「シンプル」「上品」なイメージで仕上げることが大切です。
パーティ等であればTPOや着物に合わせて華やかなものでも良いのですが、厳かな式典で、しかも保護者の立場としては髪型は目立たず控えめにまとめるのが無難です。
具体的に注意すべき点は以下の通りです。
- 櫛目を通すこと(毛の流れを揃える)
- トップのボリューム感(頭のラインが絶壁でないこと)
- ムースやスプレー等できっちり決める(遅れ毛を出さない、毛先を遊ばせない)
- 下の方でまとめると落ち着いた感じに見える(若さを出したい場合は少し高い位置に)
- 髪飾りをするならシンプルな物にする(無しでも全く問題ない)
着物に合う髪型で簡単なのは?
着物での髪型ではアップが基本ですが、自分で簡単にアップヘアにするには次のようなやり方があります。
- 結ってねじる
- 三つ編み
- 編みこみ
下に行くほど難易度があがりますが、くるりんぱだけでも上手にまとまりますので、多少練習すればできるようになりますよ。
それでも「自分でやってみたいけど難しそう」と感じたら、先ずは下記の動画が分かりやすいので見て、何度か練習してみてくださいね。
結ってねじり上げる髪型で簡単といえば、夜会巻きですが、この髪型には賛否両論あります。
舞踏会のような夜会にドレスで行く際に結った髪型で華やかなことから、昼間の式典の「キッチリ」「清楚」なイメージと異なるのが理由です。ただ着物の場合は、アップが基本という点、ヘアアレンジの多様化もあり、ヘアスタイルに関しても寛容になっています。
夜会巻きにする際には、毛先を遊ばせない処理をし、きっちりと上品かつ清楚な雰囲気に仕上げることを意識してみるといいでしょう。
わかりやすい動画もありますので、参考にしてみてください。
着物に合う髪飾りでおすすめは?
入学式のような場合は髪飾りもできるだけシンプルなのが良いですね。
着物の場合、髪飾り(ヘアアクセサリー)として一般的なのはかんざし(コーム)です。バチ型の塗りなどの古風なものや、パールなどの、上品なものがおすすめです。花がついたものを使う場合には、大ぶりなものは控えましょう。しつこいようですが、卒業式や入学式の主役は子どもであり、母親は見守る立場です。華美なものは避ける方が、着物とのバランスも取れますよ。
髪をまとめるときには、目立たないコームがあると便利です。
さいごに
着物だと髪型で悩むものですが、今回ご紹介した方法や、髪飾りなどを使うと比較的簡単にできるので少し練習してみるといいですよ。
卒業式や入学式における母親は脇役ですから、シンプルなアップが見栄え的にも身支度の時間的にもおすすめです。着付けはもちろん、ヘアメイクもスッキリし上がれば、自分自分も引き締まるし、周囲からも好感持たれるものです。ぜひ、素敵な卒業式・入学式をお迎えください。
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