七夕飾りを子どもと作って楽しみたいけど、笹がないと飾れなくて子どもたちも残念がりますよね。
今回は、笹なしでもできる飾り方をご紹介します。
七夕飾りはどうして笹に飾るの?
そもそも、七夕飾りはどうして笹に飾るのでしょうか。
笹の葉が擦れあう音は神様を招き、笹竹には天の神様がよりつくと考えられていたため、古くから大切なものとして扱われたきたと言われています。その神秘性に加え、繁殖力があり、丈夫で生命力も強いため、神事でも使われます。
短冊に願い事を書き、笹竹に飾り、神様に届くように空に向かって立てる風習は今でも残っています。七夕は「笹の節句」とも呼ばれています。地方によっては、笹飾り(七夕飾り)の他に、ワラや紙などで人形や牛・馬などを作り、軒下や家の入り口、外の木枝に飾ります。それらの人形に厄を託して祓ってもらう祈りの行事でもあるのです。
七夕飾り(笹飾り)は、本来七夕の前日に飾りつけをして、七夕の夜が明けたら片付けたり、川などに流して厄払いをする一夜飾りでしたが、最近は長い期間飾って楽しむようになりましたね。
七夕飾りの笹はどこで買える?
七夕飾りの笹は、ホームセンターなどで簡単に手に入るようになりました。小さいサイズであれば、100円ショップでも買うことができます。大きなものや、自立するようスタンド付きのものもAmazonなどで購入することもできます。
本物の笹の方がいいのでしょうが、保存性や安全性(乾燥すると枝先が尖って固くなるので小さな子がいる家庭では注意が必要)、価格的なこともあり、最近はプラスチックやポリエステル等の繊維でできているものが主流のようですね。
手作り七夕飾り〜折り紙で笹を作ろう
スペースなどの問題で笹を飾れなくても、折り紙で笹を作ることもできますよ。小さいのですが、なかなか味わい深い七夕飾りに仕上がります。
折り紙で笹の葉を作ろう
普通サイズの折り紙(15cm×15cm)を4枚の正方形(7.5cm×7.5cm)に切って折ります。笹の折り方は下記の動画が分かりやすいです。
笹の数は好みで増減自由自在です。好きな分だけ折り、何枚かずつ繋げます。あとから継ぎ足すことも可能です。
ラップ芯で笹竹を作ろう
我が家で作ったのはこんな形の笹飾りです。
【用意するもの】
- ラップ芯(22cmでも30cmでもお好みで)
- 色画用紙
- はさみ
- 木工用ボンド
- 紐
【作り方】
(1)ラップ芯よりも長い色画用紙を使いますが、色画用紙が芯よりも長くなるよう、下の写真のように横長2枚に切って使います。
(2)下の写真のように、色画用紙の中心で一度折り目をつけ、一方をを細長く切ります。
(3)細長く切った部分がラップ芯の外側になるように置いて、色画用紙をクルクル巻いて木工用ボンドで貼り付けます。
(4)ラップ芯に紐を通して結びます。
(5)折り紙で作った笹を、端のピロピロしている部分に適当に貼り付けていきます。
笹竹を作らなくても、笹の葉と他の七夕飾りをそのまま壁に飾ってもかわいらいく仕上がります
ウォールステッカーでもっと簡単に作ることもできます。
七夕飾りの意味
七夕飾りにはいろいろありますが、それぞれに意味があります。作りながら子どもに教えてあげてくださいね。
七夕飾りの意味
- 短冊:願い事
七夕はもともと機織りや裁縫の上達を願う行事なので、手習い事の上達を願う方が良いとされています - 折鶴(千羽鶴):長生きを願います
- 吹き流し:織り糸を表し、織姫にちなみ裁縫の上達を願います
- 財布(巾着):金運の上昇を願います
- 網飾り:魚を捕る漁網(ぎょもう)を表し、大漁を願います
- 神衣・紙衣(かみこ):裁縫が上達し、着るものに困らないように願います
紙で作った人形や着物を飾ったもの。人形に災いや穢れの身代わりになってもらう意味もあります。 - くずかご:整理整頓や倹約の心を育みます
七夕飾りを作る時にでた紙くずを、紙で折ったカゴに入れてつるしていました
さいごに
完成したら、好きな七夕飾りや短冊を作って飾って下さいね。
ぜひ、お子さんと楽しい七夕をお過ごしください。
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