お盆は親戚など多くの人が集まることが多いですが、食べものはどんなものを食べたらいいか知っていますか?
また、お盆はご先祖様が帰ってくると言われているので、お供えにいい食べ物についても気になりますよね。
お盆にお供えしたり食べた方がいいという食べ物は特に決まりがなく地域差があります。
お盆に食べる定番の食べ物は
- おはぎ
- お団子
- 天ぷら
- そうめん
- 精進料理
- 落雁
などです。
逆に食べてはいけないものもあるのか気になりますよね。
実は宗教によっては、お盆期間に食べないものというのもあるんですよ。
後ほど、詳しくお伝えしますね。
これからお盆を迎えるにあたりお盆の食べ物について知りたいあなたに向けて
- お盆の食べ物は?
- お盆に食べていけないものは?
- 子供と学ぶ伝統料理は?
についてまとめてみました。
お盆って何を食べればいいのって気になっているあなた!
お盆にまつわる食べ物の疑問についてスッキリ解決して、お盆の食べ物選びに役立ててくださいね。
お盆に食べる6つの食べ物
お盆に食べるべきという食べ物は明確には決まっていません。
さらに地域によっても様々なので、その地域に合わせたお盆の食べ物を食べるのも、その地域のお盆の過ごし方と言えるでしょう。
お盆期間に食べる定番の食べ物は
・おはぎ
・お団子
・天ぷら
・そうめん
・精進料理
・落雁
です。
では、1つずつ詳しく見ていきましょう。
おはぎ
おはぎは、多くの地域でお盆期間に食べられていて、お盆の食べ物の中でもポピュラーなものです。
お盆の食べ物は「おはぎ」と一番に頭に浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
おはぎは、お米を小豆で包む食べ物ですが
- 小豆の「赤色」が邪気を祓う
- もち米には五穀豊穣を祈る
と言う意味があり、お盆のお供えにもされています。
ご先祖様におはぎをお供えしてから、食べることもありますよね。
おはぎは傷みやすいので、お供えをしてから早めに食べてくださいね。
お団子
お団子も、お盆の季節になるとよく食べられる食べ物です。
宗教や地域によって、お供えの仕方や味が異なりますが、お団子にはご先祖様が帰るときのお土産としてお供えされていました。
お盆の入りにお供えされるお団子は、「お迎え団子」と言われて、あんこやみたらしなどをつけてご先祖様の長旅を癒していただくという意味があります。
また、「お供え団子」とは、お盆の間、ご先祖様の滞在中にお供えをして、おやつにしてもらうという意味なんですよ。
ご先祖様の送るときにお供えする「送り団子」と言うものもあります。持ち帰って好きな味で食べてくださいと言う意味で、何もつけない白い団子をお供えします。
お供えした後は、ご家庭で好きな味で食べてOK。
昔は、お供えした団子を一度加熱してから、好きな味付けで食べていたようです。
地域によっても習わしがありますが、白い団子をお供えして、仏壇から下げてから好きな味で食べるとよさそうですね。
天ぷら
お盆に天ぷらを食べる風習が長野県にあります。
私は、お盆にそうめんと一緒に天ぷらをよく食べていました。
何となくお盆に天ぷらを食べることが多いですが、昔からの風習だったんですね。
天ぷらの具材は、地域にも異なるようで、その地域の旬の夏野菜が入ることもあるようです。
そうめん
そうめんも、お盆の時期になると多くの人が食べる習慣がありますよね。
私も、お盆の暑い時期になると毎年そうめんを食べています。
そうめんは、お盆の時期の贈り物などにもよく使われ、お供えされますよね。
そうめんには、ご先祖様があの世に帰るときに精霊牛の手綱にしたり、荷物をまとめる綱として使っていただくようにお供えする意味もあるんですよ。
他にも、そうめんのように細く長く幸せが続くように願うなどの意味も。
昔から縁起物としてお供えされているそうめんには、色んな願いや意味があるようです。
精進料理
精進料理とは、野菜・果物・豆類・海藻を使って肉などを使わない料理のことをいいます。
野菜などをたっぷり使った料理が多く、野菜の煮物などよく口にしている料理も当てはまるんですよ。
宗教によっては、お盆には肉や魚などを食べてはいけないと言われていて、そのため精進料理が食べられるようになったんですね。
生き物を食べないことで、ご先祖様と一緒に生きてきた動物に感謝をするという意味もあるようですよ。
落雁
落雁(らくがん)とは、お盆の時期に見かける連の花や葉っぱの形の砂糖菓子のこと。
昔は甘いものは高級であったため、ご先祖様に高級な甘い落雁をお供えしていました。
落雁は、日持ちもするので、お供えものには最適ですよね。
私は、小さい時この落雁が好きで、お盆にはよく食べていました。
何となくお盆の時期にある砂糖菓子のイメージでしたが、きちんとお盆の食べ物の意味があったんですね。
お盆に食べていけないものは?
お盆に食べていけないものは、実は現在では特にありません。
でも、肉・魚・卵はあまり口にしない方がいいとも聞いたことがありますよね。
実際のところどうなのか詳しく解説していきますね。
仏教では肉・魚・卵はNG
仏教では、お盆には殺生に関わる食べ物は口にしていけないとされていて、肉・魚・卵は食べてはいないとされていました。
そこで、お盆では精進料理を食べられるようになったんですね。
今ではこのような習慣が薄れているので、精進料理を食べる家庭も少ないようですが、今でも習わしが続いている地域もあるんですよ。
現在は食べ物は自由なところも多い
仏教では肉・魚・卵は食べてはいけないとされていましたが、現在では自由に食べている家庭の方が多いようです。
- バーベキュー
- ピザ
- 寿司
- うなぎ
など、親戚など大人数が集まるので、パーティーできるような豪華な食事が食べられています。
お正月はおせち料理食べることが一般的ですが、お盆はそこまで習慣に縛られる必要はありません。
地域によっても異なりますが、肉・魚・卵が食べられない場合と豪華に肉を焼いて食べる場合がありそうですね。
帰省した時に精進料理を食べると思っていたら、お寿司が出てきて驚くということがありそうですが、食べ物にはこだわりすぎずに臨機応変に過ごしてくださいね。
子供と学ぶお盆の伝統料理
お子さんと楽しめるお盆の伝統料理を紹介しますね。
きんぴらごぼう
きんぴらごぼうは、栄養価の高い野菜を使用しているので、精進料理としてはピッタリなんです。
普段から食べているきんぴらごぼうも精進料理として食べれるのは意外ですね。
普段からきんぴらごぼうを食べている家庭も多いかと思いますが、お盆の時に作る場合は精進料理を意識して、唐辛子を使わないとよりいいですね。
子供も大好きなきんぴらごぼう、是非作ってみてください。
がんもどきの煮物
お肉の代わりにがんもどきを使った煮物。
精進料理では、肉の代わりにがんもどきが使われるんですよ。
にんじんなどの野菜と一緒に作ると色合いがきれいになります。
がんもどきは、お肉より味が染みやすいので子供も食べやすいはず。
子供と一緒に楽しむお盆の精進料理には、おすすめですよ。
ずんだ餅
ずんだ餅は、東北の郷土料理で、その他の地域に住んでいる人にはあまりなじみがない食べ物ですよね。
でも、枝豆を餡に使用した緑色のきれいな餅なので、子供もきっと喜ぶこと間違いナシ。
我が家でも、ずんだ餅は見た目がきれいなので子どもに好評ですよ。
普段のあんことは違ったお餅にも、お盆の機会に挑戦してみてくださいね。
さいごに
お盆に食べ物は、特に食べていいもの食べてはいけないものは決まってはいません。
お盆の定番の食べ物
- おはぎ
- お団子
- 天ぷら
- そうめん
- 精進料理
- 落雁
仏教では、殺生に関わる食べて物を食べてはいけないと言われていて、肉・魚・卵は食べずに精進料理を食べるという風習がありました。
その反面、親戚が集まる中、バーベキューや寿司など豪華な食事を食べる家庭もあります。
現在では、お盆の食べ物はそれほどこだわらなくてもいいようです。
現在ではお盆に食べる食べ物は、地域や家庭によってさまざまですが、昔から食べられてる食べ物を楽しみつつ、過ごしてみてくださいね。