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お盆

お盆や夏休み帰省〜手土産、お供え物、マナーや注意点は?帰省しない時はどうする?

お盆や夏休みの帰省時には何かと気を遣うことが多いですよね。
自分の実家であれば慣れているので気を遣うことも少ないですが、義実家ですと不慣れな上に知らない習慣もありより気遣いが必要になります。

お盆や夏休みに帰省するにしても、仕事などの事情で帰省にしないにしても、心を配りたいことはいくつかあります。

  • 帰省の日程の連絡は早めに
  • 手土産の選び方や渡し方
  • 帰省時の過ごし方
  • 帰省しない場合の連絡や挨拶の仕方

実家も義実家も帰省は楽しみにしてくれているでしょうから、不快な思いや不要な心配をかけないためにも、心を配り素敵なお盆休みを過ごしてくださいね。

お盆や夏休み帰省時に気をつけたい〜手土産・お土産などの7つのマナー

お盆や夏休みの帰省時に気を付けたいマナーです。ちょっとの心配りで、双方気持ち良く過ごすことができますよ。

  • 帰省の日程は早めに連絡
  • 手土産とお供え物は別に用意
  • 手土産は日持ちするものがベター
  • 手土産は渡すタイミングには注意
  • お供物の置き方にも注意
  • お手伝いは積極的に
  • 帰省時のお風呂は最後が基本

お盆や夏休み帰省の日程は早めに連絡

お盆や夏休みに帰省すると決まったら、連絡は「2カ月前」がいいとされています。8月に帰省をするならば、6月頃の連絡がベストです。

仕事の夏休みが「お盆期間」であれば簡単ですが、交代で夏休みを取得するような会社だど、家族だけでなく会社での調整も必要になります。自分たちの日程調整もありますので、早い人だと5月ごろから計画始める人もいます。

実家にも都合がありますので、早めに計画を立てて、連絡をいれておくといいでしょう。細かい日程が決まらない場合でも、お盆や夏休みにに帰省する・帰省しないことだけでも早めに伝えると安心してもらえます。

お盆や夏休み帰省では手土産とお供え物は別に用意

家に仏壇や位牌など手を合わせる対象がある場合には、手土産と仏壇へのお供え物はできれば別に用意します。

実家や義実家など伺う家への手土産は、その家の人へのご挨拶の気持ちをこめた品ですが、仏壇へのお供え物は家のご先祖様へのご挨拶の気持ちの品になるからです。

家側の慣習によっても異なりますが、手土産でも必ず仏壇などにお供えしてからいただく家もあれば、お供えと手土産は別物として扱う家もあります。

手土産も含め頂き物は仏壇にお供えする家や、それぞれに用意する必要はない旨言われている場合には、手土産とお供え物を一緒にしてもいいでしょう。その場合には、お供え物として用意してお持ちしましょう。

お供え物として用意するときの注意点もありますので、参考にしてみてください。
※地域差や家の慣習で異なることもあります。

  • お供え物には掛け紙(のし紙)をつける
    表書きは「御供」「御供物」、水引は双銀か黒白の結び切りか淡路結び、名入れは夫のフルネームか夫婦連名
  • ろうそくやお線香、果物、個装されているお菓子などが一般的
  • 常温で日持ちするものが無難
  • 殺生を避けるため、肉魚は避ける
  • 通常のお盆であれば2,000〜5,000円程度が相場

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お盆や夏休み帰省の手土産は日持ちするものがベター

お盆や夏休みの帰省時には、手土産はほぼ必須。普段会えない人や、帰省時にお世話になる家の人へのご挨拶の品です。
先方の嗜好にあったもの、銘菓や特産品、話題になっているお菓子、滞在中にみんなで食べられる物などがオススメです。

  • 基本的にのし紙は不要(のし紙や掛け紙をつけても失礼にはなりません)
    気になる場合には、表書きは「御挨拶」「暑中見舞」「残暑見舞」など、水引は紅白の蝶結び
  • 日持ちする物、個装されている物、みんなで食べられるもの、銘菓・特産品・話題のものなどがオススメ
  • 大人が多い場合は、お酒好きの人がいつ場合には、お酒やビールなどのアルコール類も◎
  • 3,000〜5,000円程度が相場
  • 手土産とお供え物が一緒の場合には、お供え物としての包装にする

お盆や夏休み帰省に手土産の渡すタイミングには注意

帰省時の手土産は、部屋に通されて挨拶する時に渡します
お中元やお歳暮など御挨拶だけで失礼する場合には、玄関先でお渡しすることもありますが、帰省時のように家に上がる場合には、部屋に通されてから渡すのが基本です。

簡単な流れ

  • 部屋に通されたら、改めてきちんと挨拶をします
    ・ソファーや椅子であれば、座る前に立ったままで
    ・座布団であれば、座布団に座る前に、まず座布団の横に正座して挨拶します
  • 紙袋などから取り出し、紙袋などはサッと畳みます
  • 手土産はまず、自分に向けて両手で持ち、汚れや折れなどないかを確認します
  • 両手で持ったまま、90度ずつ時計回りに2度回転させ、相手側から見た正面になるようにします
    (リボンやのし紙/掛け紙がない場合や、上下左右がない包装の場合には省略可能です)
  • 立っている場合には両手で、座っている場合には畳や床の上を滑らせるように差し出します
  • 差し出す時には、簡単な一言添えましょう
    ・心ばかりですが、皆様でお召し上がりください
    ・お気に召すと嬉しいのですが、、
    ・お口にあうと嬉しいのですが、、
    ・美味しいと評判のお菓子と聞きましたので、、 など

手土産とお供え物を別に用意している場合には、手土産だけ渡します

お盆や夏休み帰省にはお供物の置き方にも注意

暑い中移動してきたのですから、家の人にご挨拶が済んだらお茶をいただき一息つきたいところではありますが、仏壇へのお参りが先です。
実家であれば別ですが、義実家や他の方の家であれば、「仏壇へお参りさせてください」など伝えましょう。家によっては、まず仏壇の前に通されることもあるでしょう。

仏壇のお参りやお供え物の置き方

簡単な流れ

  • 仏壇の前に正座しご本尊に一礼します
  • お供え物をします
    ・仏壇の中段に置くとされているますが、仏壇の前に供物台の用意があればそちらに置くのが一般的です。
    ・他にもお供え物がある場合には、邪魔にならないように置くか、重ねて(上に)置きますが、困る場合には家の人に伺うといいでしょう
    ・仏壇側からではなく、自分自身で文字が読める方向でお供えします
  • お線香をあげます
    ・ろうそくに火を灯し、そのひてお線香に火を灯すのが一般的ですが、家によって異なります
    ・お線香の本数や手向け方は、先方の宗派や慣習に合わせますが、わからない場合には質問してみるか、自分の家のやり方で構いません
  • 姿勢を正し、合掌します
  • ろうそくの火を消して、一礼してから下がります

ろうそくやお線香の上手な火の消し方

ろうそくの火の消し方
左手をろうそくの横に添え、右手で手前から奥に向かって、斜め上方向に払うと簡単です。
火消しがあれば、火消しを使うのが一番スマートです。。

お線香の火(炎)の消し方
お線香を地面に垂直に立てて持ち、そのまました方向にストンと下げます
手で仰ぐ時には縦に仰ぎます。お線香を横に振ったり、手で横に仰ぐと炎が大きくなることもあるので、注意しましょう。

口で息を吹き替え、火を消すのは論外です。

 

ろうそくは宗派によって、1本だったり、3本だったり、折って寝かせたりと異なりますので、悩ましいですね。。わからない場合や質問できないような場合には、自分の家のやり方でいいと知った時には、安心したものです。

私の親戚の家では仏壇にろうそくがなく、代わりにあるのはライター。聞けば、火事にならないようにろうそくは止めて、ライターで直にお線香に火を灯すとのこと。初めて聞いた時はひっくり返りそうになったものです。。。家によっても、さまざまですね。

ろうそくやお線香の火は手で仰いで消す方が多いかと思います。私もそうでした。。でも、調べてみたら、簡単に消せてしかもスマートな方法がありました!些細なこととはいえ、調べてみて、自分の中の常識をアップデートしていくことは大切ですね。

お盆や夏休み帰省のお手伝いは積極的に

食事の支度や片付けなどは、積極的に手伝いましょう。お盆や夏休みでの帰省といっても、自分たちだけ夏休みモードで上げ膳据え膳では先方の負担も大きく、なにより失礼にあたります。

とはいっても、台所などの自分のスペースに入って来られるのをイヤがる方、せっかくだからゆっくりしてほしいと思ってくださる方、義実家でも手伝うの当然と思う方、さまざまです。実際に、お手伝いを申し出たところでどうなるかは先方次第ですが、お手伝いするという気持ちを見せることは大切です。

「何かお手伝いできることはありませんか?」と聞いてみて、指示に従うようにすると、相手の意向を汲みやすいです。逆に、相手に伺うことや断ることもせずに、台所に入ってなにか始めたり、冷蔵庫を勝手に開けるのは絶対に避けましょう

帰省時のお風呂は最後に入る

義実家でのお風呂は、子ども達や夫(義実家では息子ですか、、)は、勧められたタイミングで入浴して構わないでしょう。

家族はともかく、自分は最後に入る方が気兼ねもせず気楽です。とはいえ、義実家で先に入るよう勧められた場合には、頑なにお断りせずに「お先にいただきます」と断り、先に入ってしまっても問題はありません。自宅ではありませんから、長風呂は避け、上がったら「お先にいただきました、ありがとうございました」と伝えましょう。

最後に入る時には気楽ですが、各家庭で違うこと(お湯を抜く、抜かないなど)もありますので、聞いておくといいでしょう。

住宅事情の変化もあるのでしょうが、帰省しても近くのホテルなどに泊まる家庭も増えているようです。泊まらずに立ち寄るだけ、夫と子どもだけ帰省し、自分は行かない、、など、考え方も多岐に渡り自由になってきましたね。

知人宅では、ご子息とその家族は帰省してもご子息以外は部屋に混もっりぱなし。食事もご子息ファミリーだけで外食。ご子息だけはその親御さん(知人)と食事をすることはあっても、他の家族は完全に食事は別とのこと。知人も最初はかなり驚いていましたが、流石にもう慣れたというか諦めたようです。これもまた、時代の変化なのでしょうか、、

お盆や夏休みに帰省にしない場合はどうする?

コロナ禍では帰省できないこともありましたが、他にも仕事の都合などで帰省できないこともあります。
実家や義実家は帰省を楽しみにしているでしょうから、それなりの対応をすることをオススメします。

お盆や夏休みに帰省にできない時も早めに連絡をする

帰省できない(しない)ことがはっきりしている場合には、1ヶ月前くらいには連絡をいれましょう。

帰省するものと思って、楽しみにしていたり、準備を始めたり、他の予定を調整している可能性もあります。また、はっきり連絡をしないと「いつ来るの?」と何度も連絡がくることもあります。

コロナ禍でオンライン帰省なるものも年配の方に理解が進みました。直接顔を合わせることはなくても、ビデオ通話をうまく利用して、普段よりも少しゆっくり話をする時間をとったり、家族で一緒に話す機会を設けるのもいいですね。

お盆や夏休みに帰省にできない時も贈り物はする

帰省ができない場合には、お中元やお盆に合わせて贈り物をするといいでしょう。

帰省して顔を合わせることはできないけれども、相手を思う気持ちを伝えるためにも、先方の嗜好に沿った物を選んでみましょう。
個装されたお菓子などでもいいですが、少し高級めのフルーツゼリーや果物などもオススメです。

お盆や夏休みではなくても、別のタイミングで帰省する

仕事の都合などで、お盆や夏休み期間に帰省できない場合には、タイミングをずらして帰省するのもいいでしょう。
連休などにあたると別ですが、混雑を避けられるので移動はかなり楽になりますよ。

さいごに

お盆やや夏休みの帰省は、とても楽しみにしている人もいれば、できれば避けたいと負担に思っている人もいることかと思います。

いずれの場合でも、帰省すると決めた場合には、先方に負担をかけないよう、双方共に不快な思いをしないよう、ある程度の心配りは必要です。

  • 帰省の日程は早めに連絡
  • 手土産とお供え物は別に用意
  • 手土産は日持ちするものがベター
  • 手土産は渡すタイミングには注意
  • お供物の置き方にも注意
  • お手伝いは積極的に
  • 帰省時のお風呂は最後が基本

時代の変化もありますので、あまり難しいことは考えすぎずに、帰省を楽しんでもらえたら幸いです。

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