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仕事のマナー

葬儀後に会社への挨拶をどうする?朝礼で行う場合の例文と注意点

母の葬儀から1週間。落ち着いたのでようやく明日職場復帰するけど、電話で上司に「明日から出社するのでよろしくお願いします」と言ったら、「朝礼で皆に一言挨拶するように」と言われてしまった・・・。何を言えば良いのかなあ。

・・・このような悩みに遭遇する人もいますよね。
こんな場合、どのようなことを話せば良いのでしょうか。

今回は、葬儀後に会社への挨拶を朝礼で行う場合について、例文や挨拶まわりの注意点をまとめました。

葬儀後に会社への挨拶を朝礼で行う場合のポイントは?

会社員の場合、身内の葬儀の際には会社から次のような配慮を受けることが多いです。

・慶弔休暇(会社によっては慶弔休暇がなく有給休暇を使うこともあります)
・会社からの香典
・社員からの香典
・弔電
・供花

これは社員だから当然受けるべき恩恵だという考えの人もいますが、社会人の常識的な振る舞いを考えると、関わってくれた全ての人にお礼を伝える姿勢が大切でしょう。

また、直接関わらなかった場合でも、自分が休んだ間の業務で何らかの迷惑を掛けた可能性もあります。

会社によっては、個別にお礼を伝えるのでなく朝礼などの際に全員を前にして挨拶する、という方針のところもあるのですが、その際には会社全体への感謝の気持ちを持って話すことが大切です。

具体的に話す内容は次の通りです。

(1)香典等をいただいたお礼
(2)休暇取得で周囲の人に迷惑を掛けたお詫び
(3)今日から業務を精一杯行うという宣言

朝礼では、社員の皆さんの貴重な業務時間をいただいて話すのですから、手短に、伝えるべきことだけポイントを押さえて話しましょう。

葬儀後の挨拶例文は?

(一礼してから)

この度は母の葬儀にあたり、皆様から沢山の香典※をいただき、誠に有難うございました。

(ここで一礼)

おかげさまで、無事葬儀を終えることができました。心より御礼申し上げます。
また、忙しい中で何日もお休みをいただき、皆様にご迷惑をお掛けしてしまい、申し訳ございません。
本日からまた精一杯勤めてまいりますので、よろしくお願い致します。

(ここで一礼)

※冒頭文の「香典」については、「心温まるご配慮」とぼかした言い方でも良いでしょう。

上記では「一礼」の動作についても書きましたが、感謝の気持ちを込めて言えば自然に動作を伴うと思いますよ。

葬儀後の挨拶まわりで会社の場合

朝礼など全体の場でお礼の言葉を話す場合であっても、実際に葬儀に来てくれた人や直属の上司などには、一言で良いので個別に、直接お礼を伝える方が良いでしょう。

会社によっては、弔電を手配してくれた総務部や、会社の香典や弔電の贈り主である社長等にも直接お礼を伝えるべき、という考え方のところもあるので、どこまで個別でお礼を伝えるべきかは直属の上司に訊いてみる方が良いですね。

個別に挨拶をした方が良いものとして以下の会話例を挙げておきます。

◆直属の上司や社長など
→「この度の母の葬儀では、香典(と弔電・供花)をいただき有難うございました。
おかげさまで無事に母を見送ることが出来ました。
また、お休みもいただき、ありがとうございました。」

◆葬儀に来てくれた人へ
→「お忙しい中、葬儀に参列していただきありがとうございました」

◆香典をいただいた人へ
→「お心遣いをいただきありがとうございました」

◆業務で迷惑を掛けた人へ
→「お休み中ご迷惑をお掛けしました。ありがとうございました。」


さいごに

細かいことを言うと、香典や弔電、供花などは喪主が受け取るものであり、お礼も本来なら喪主がすべきものではあります。

だからといって、自分が喪主でない場合でも「喪主がお礼を言うべきものじゃないの?」等と固く考えることではありません。

「喪主に代わってお礼申し上げます」という言葉を加えるべきという考えの人もいます。

会社も喪主に対して香典などを贈ったというよりも、あなたが勤めているからこそ贈ったものですし、あなた自身が感謝の気持ちを伝えることは非常に大切です。

今回、全体でのスピーチ例文から個別お礼文まで複数の決まり文句をご紹介しましたが、「色々あって覚えきれない」という場合には、最初にお話ししたポイント3つ、

(1)香典等をいただいたお礼
(2)休暇取得で周囲の人に迷惑を掛けたお詫び
(3)今日から業務を精一杯行うという宣言

このことを思い出して自分の言葉で感謝の気持ちを伝えるようにしてくださいね。

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