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節分

豆まきでまいた豆を捨てるのはOK?綺麗な片付け方と拾った後の食べ方

豆まきでまいた豆は当然床に落ちますよね。

「床についた豆なんて汚いから、その後に食べるなんて嫌!」

という人は意外と多いです(; ̄ェ ̄)

でも、捨てるという選択肢はあるのでしょうか。
それとも、綺麗に片付ける方法はあるのでしょうか。
食べなきゃいけないなら、拾った後にどのような食べ方があるのでしょうか。

今回は、豆まきで床にまいた豆の後片付けや食べ方をまとめました。

豆まきでまいた豆を捨てるのはOK?

mamemaki

まいた豆を捨てるのは基本的にNGとされています。

というのも、豆まきの目的は、家の中に入る鬼(邪気)を退治して福を招き入れることなのです。そのために、縁起の良い煎り豆を使っているのですから、それを粗末に扱うというのは良くないことなのですよね。

また、昔から、豆まきの後に、自分の年と同じ数(地域によっては満年齢でなく数え年)の豆を食べると健康で過ごせると信じられてきたので、豆まきした豆は大事にすべきでしょう。

ところで、私の実家の母はきれい好きでいつも家はきれいになっています(私は整理整頓が苦手ですが)。そして毎年節分の日は念入りに、掃除機による掃除を欠かしていません。

それを見ていて、きれい好きなんだなあ、と感心していたのですが、大きくなってからは掃除を手伝わされて面倒くさいと思った記憶があります。そしてある年、何故そんなに念入りに掃除しなければいけないのかを母に聞いたところ、

「節分は家の中のあちこちに豆をまいて拾った物を食べるから、きれいにするのは当然でしょ。あと、昔の節分は旧暦で大晦日なのだし、大掃除して新年を気持ちよく迎えるものなのよ。」

と言われました。母の持論か先祖からの言い伝えかは分かりませんが、豆まきは病魔退散としての部分がクローズアップされていますが、その根底に、

「家の中をきれいにして空気もきれいになれば病気にならずに健康で過ごせる。だから節分にはきちんと掃除しなさい!」

というような思想があるのではないか、などと思ってしまいました。

ただ、これは知る限りの節分に関する書籍などを読んでも見つからなかったので、きれい好きの母のこじつけなのか、先人からの智恵なのかは定かではありません。

外に撒いた豆について

「鬼は外」で外に向かって投げた豆は当然屋外へ転がっていきますが、この場合は捨てるのが一般的です。
さすがに、拾った豆は洗ったとしても食べたくないですものね。

庭付きの持ち家なら「庭に来る小鳥の餌」として放置するのも大丈夫でしょうけど、庭が狭くて道路に転がり出た豆や、マンション等で通路などの共有スペースに出た豆については、残っていると踏み潰されて汚れ、他の人の迷惑になる可能性があるので早めに掃除して片付けましょう。もちろん、夜豆まきした場合は外は暗くて見えにくいため、翌朝に行いましょう。


豆まきの豆の簡単きれいな片付け方は?

豆まきした豆について、いつ片付けるかという決まりはないので、理にかなった方法でやれば問題ありません。

ですが、豆まき後に長く放置していると湿気が入って風味が落ちてしまいますし、足で踏んで砕けると周囲が汚れてしまいます。それにご利益が台無し、という気分になってしまいますよね。ですから、なるべく早めに片付ける方が良いでしょう。

ところでココでのテーマは「簡単」「きれい」な片付け方なのですが、これはやはり「どんな豆を使うか」が関係してきます。要は、

片付けやすい豆を使うに限る!

ということですね。
次に、豆にこだわりがない場合と、こだわり(やっぱり豆まきは煎り豆を使うべきだ、というこだわり)がある場合に分けてお話しします。

豆にこだわりがない場合

(1)落花生を使う

別記事で書きましたが、地域によっては大豆でなく落花生を使うところがあります。
また、利便性としては、

・床に落ちても食べる時には剥くから問題ない
・小さい子供の誤飲が防げる

このようなことがあるので、その地域外でも落花生を使う家庭があるようです。

(2)個包装してある別の物(チョコレート、キャンディ、ハイチュウ等)を撒く

豆でないためご利益はないかもしれませんが、子供向けのイベントとして考えるのであれば、撒いて拾って食べるのだったら子供の好きな物にするのが良いという考え方もあります。個包装してある小さいお菓子類がおすすめです。

子供が楽しむ場合はあちこちの部屋で少しずつやるよりも、リビング等広い部屋に限定して派手に撒くと盛り上がるでしょう。

豆にこだわる場合

(1)1回に撒く豆の数は1粒にして、その都度拾って食べてしまう

1回1粒なら「鬼は外」「福は内」を2回ずつやったとしても4粒ですから少なくて済みますよね。そして、その都度拾ってしまうスタンスなら、すぐに撒いた豆が見つかるでしょうし、無用な踏み潰しもせずに済むはずです。

この場合、世の中にある「3秒ルール」(海外では「5秒ルール」が主流)が通用する時間ではないでしょうけど、

・床に落ちている時間が短ければ短いほど雑菌の付着が少ない
・豆まきでは乾燥した豆を使うため、雑菌が繁殖しにくい環境となっている

というような理由があるので「拾って直ぐなら食べても大丈夫だろう」という気持ちにさせられるかもしれません。

◆3秒ルールについてはこちらの記事に興味深いことが書かれています。
Engadget日本版:食べ物を落として「3秒ルール」は誤り、研究者が実証。床に落ちたらすぐ汚染、時間とともにバイ菌付着量も増加

東洋経済ONLINE:「3秒ルール」がまるで当てにならない理由

ただ、「やっぱりそれは嫌!」という場合は次以降の選択肢をご確認ください。

↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓

(2)徹底的な掃除をしてから豆まきする

上でもお話ししましたが、節分当日は徹底的に掃除をしておいて「床に落ちた豆を拾って食べることを自分が納得できる次元までにしておく」という方法もあります。ただ、面倒臭いですし、上記3秒ルールを考慮すると、掃除しても雑菌の繁殖を完全に防ぐことはできません。

(3)ある程度掃除をして豆まきして、後で洗う

徹底的に掃除をするのは大変だけど「ある程度ならやれる」という人は多いでしょう。でも、当日に掃除をしてもその後少しは汚れるでしょうし、やはり拾ってそのままというのは嫌かもしれません。

そこで、拾った豆を洗うという選択肢を次に考えてみましょう。

(4)小分け包装された豆を使う

下記は可愛い金平糖入りの煎り豆ですが、このような小分け包装された豆だと、まいた時に拾うのが簡単だし、豆も汚れていません。ただ、小さいとはいえ、1粒の豆でなく小さな三角パックを投げるワケですから、普通の豆まきに慣れた大人にとっては馴染みにくいかもしれません。

国産大豆100%使用 家庭用 こんぺいとう入り三角福豆(20袋入)

豆まきでまいた豆の食べ方は?

豆まきでまいた豆は一度床に落ちたのだから、拾ったら洗ってから食べるという方法もありますが、洗うと濡れますよね。

だから、炊き込みご飯にしてしまうのがおすすめです。
キューピー3分クッキング:炒り大豆ごはん

他には、福茶として飲む方法もあります。
福茶は地域によって作り方が様々あるのですが、

・急須にお茶葉と共に福豆を入れる方法
・湯呑みに福豆等を入れ、お湯や番茶、煎茶等を注ぐ方法

このように、大きく分けると2種類あります。

また、湯呑みに福豆を入れる場合は、梅干しや塩昆布(または昆布の佃煮)などを入れる方法もあります。入れる豆の数は、福豆の場合は年の数でなく縁起良い数として3粒という作り方が主流です。

福茶を飲んでいる間に豆は柔らかくなっているので、最後お茶が終わったら豆をを取り出して食べましよう。

福茶レシピはネットで探すと色々ありますが、SKEの石田安奈さんがレシピをアップしているのでご紹介しておきますね。

あんにゃの福茶♡

さいごに

豆まきをした豆は縁起の良い豆なので捨てずにいただくのが原則です。もし抵抗があるなら今回いくつかご紹介した中から納得できる方法で豆まきしてくださいね。是非ご家族で楽しい節分をお過ごしください。

■節分の記事はこちらにもあります→節分に関する気になるあれこれ

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