あなたは病気の時や体調が悪い時、人に「お大事に」と言われたら、何と返事をしますか?
「お大事に」と言われた場合、咄嗟に返事が出てこなくて心臓がバクバク鳴ってしまった、という人もいるでしょう。
今回は、言うのは簡単だけど、逆に返事をしようとすると悩んでしまう「お大事に」について、どのような返事をすれば良いのか、まとめました。
お大事にと言われた時の返事は?
病気や怪我をして相手に「お大事に」と言われた場合の返事は、
「ありがとうございます」
「お気遣いありがとうございます」
が一般的でしょう。
相手に「お大事に」と言われるということは、あなたの体を心配して連絡してくれたということですよね。ですから、その気遣いに対してお礼を伝えることが大切です。
ただ、咄嗟に出てこない場合も不必要にオロオロしなくて大丈夫です。そもそも、自分の体調が悪くて相手に気遣われているのですから、相手はあなたが返事をしてくることをあまり期待していないでしょう。
ですから、会って言われた場合は
「無言で会釈」
だけでも通じるでしょうし、
「どうも」(「どうもありがとうございます」の省略)
の一言だけでも通じるものです。
お大事に と電話で言われた場合は?
電話で「お大事に」と言われて「ありがとうございます」と返した場合、時々会話に困るケースが見受けられます。
どういう現象かというと、「ありがとうございます」の後が続かないんですよね(汗)
この場合、相手にとっては「お大事に」という言葉はあなたに伝えるべき最後の言葉であったはずです。
そして、あなたにとっては「ありがとうございます」というお礼を伝えたら、話すことは何も無くなってしまいますよね。
こうなると、2人で無言のお見合い状態に突入する可能性が大!
こういう時の打開案としては、どちらかが
「では、失礼いたします」
「じゃあ、失礼します」
などと一言出せばスムーズに電話を切れるのですよね。
無言になって、「ありがとうございます」と言ったのは拙かったのだろうか?別の言葉があるのかも?などと迷うかもしれませんが、そういう意味で無言になっているのではなく、単に「話すネタが尽きた状態」になっただけなのです。
ですから、こんな場合に「お大事に」と言われた場合は「ありがとうございます。それでは失礼いたします。」と言えると良いですね。
病院での「お大事に」の返事は?
病院や薬局で最後に「お大事に」と言われた場合は、確かに「大事にしてくださいね」という意味ではあるものの、「さようなら」のような別れの挨拶言葉でもあるので、
「ありがとうございます、お世話になりました」
「ありがとうございます、失礼します」
のような返事が丁寧といえば丁寧です。
でも、こちらも咄嗟の一言、出てこない人も多いでしょう。
この場合も気にしなくて大丈夫です。
だって、相手は仕事上でのマナーとして話しかけてくるだけですから、あまり難しく考えなくて良いのです。
「お世話になりました」
「ありがとうございます」
「どうも」
こんな言葉で大丈夫ですし、口から出てこなかったら無言で会釈だけでもOK!
・・・ということで、「お大事に」の返事は「ありがとうございます」さえ知っておけば多くの場面を切り抜けられる、と覚えておきましょう。
まとめ
「お大事に」は些細な一言ですが、相手への気遣いを感じる言葉ですから、返事をする際は、言葉を忘れた場合でも、気遣いに対する感謝の気持ちを素直に表すことが大切です。
言葉を忘れた場合は、相手の顏や声が聞こえる場面であれば、体全部で表現すれば、無言の会釈だって大丈夫です。
咄嗟の一言、使う場面は多くないかもしれませんが、知っておく方がいざという時に安心ですし、ぜひ頭の隅に留めておきましょう。