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お見舞い

義理の親の入院〜手続き、お見舞い、家事などのお手伝いは?

義理の親の入院時は、実の両親よりも気を使うものですよね。

高齢になると、病気や怪我などで入退院を繰り返したり、介護が必要な状況等も発生します。 自分の親であれば、「大丈夫? 何かほしいものある? 何かやっておくことある?」など気軽に聞けることでも、義理の親では話は別。医者からの告知を受ける立場であるのか、入院費、お見舞い、自身の両親からのお見舞いはどうするか、退院した後のフォローはどうするか、夫や夫の兄弟姉妹はどこまでやってくれるのか。。。

できる限りのお手伝いはしたいものの、自分たちの生活もあるので続けられるとも限りませんし、あまり頼られても困ります。悩ましい限りですが、時間はどんどん過ぎていきます。私も悩んだり苦労しましたので、同じような悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。

義理の両親が入院した場合、あなたにできること。

義理の両親が入院した場合、あなたにできる最大のことは「間に入る」ことです。

一番大事なことは、義理の両親がいかに安心して入院生活を送れるかということです。

同居であっても、別居であっても、「自分が何かをしなければ」とはあまり考えなくても大丈夫です。配偶者が長男や一人っ子の場合には、必要なことは対応するに限りますが、義理の兄弟姉妹がいる場合には、状況も変わります。あまり前にでるのではなく、義理の親の意向や要望を聞いたり、配偶者と話をしてどうするか決める方がいいでしょう。配偶者からまる投げされると困るのですが、その場合でも配偶者にはイチイチ確認するなど、あくまで「間に入る」ように心がけることをオススメします。

義理の両親が入院した場合に重要な5つのポイント

1: 義実家の家事は最低限に

義理の両親と同居していない場合、義実家の家事のお手伝いは、基本的に喜んでもらえます。

しかし、いくら嫁でもズカズカと義理の両親の家に入り込み全てをやってしまうのはダメです。退院して家に戻ってきたときに、家の中の雰囲気が変わっているのは、気分がいいものではありません。義理の兄弟、特に義理の姉妹がいる場合には、お任せする方がいいこともあります。義理の両親の「娘」なのですから、、、

  • 義実家の家事を手伝う時には、義理の両親、配偶者にもキチンと確認をする
  • 掃除や洗濯は最低限で現状維持、ただし冷蔵庫の中や生ごみなどの処理は対応しましょう
  • 義実家での料理はやり過ぎない
    → 作ったものを持っていったり、お惣菜で済ませる、調味料はあるもので対応するなど

あくまで、義父や義母が滞りなく生活できる程度に留めるようにしましょう。「でも、ここはワタシの頑張りどころ」と手をかけるのであれば、入院が長期にわたったり、退院後の介護が必要になっても、続ける覚悟を持った上で対応されるといいでしょう

2: お見舞いはこまめに

入院の知らせを受けたら、早めにお見舞いに行きましょう。配偶者が仕事などで都合がつかない場合には、あなただけでもすぐに顔を出す方がいいでしょう。

時間の都合がつけば、短時間でいいのでこまめにお見舞いに伺いましょう。足りないものや、困っていること、家のことで気がかりなことなどは聞いて、配偶者に伝えたり、可能なことは対応したりしましょう。そばにいると、様々なことも見てくるものです。入院生活に必要なことや、お見舞いに来る人のことや、お見舞いの品のこと、友人や親戚との関係など、、、

相手のことは思っても、あくまで「間に入る」距離感を保ち、その中で可能な限りのお世話をするようにしましょう。

3: わからないことは必ず確認

適度な距離感の中で、相手に寄り添っていれば、関係性も良くなります。何か必要なことや気がかりなことがあれば言われるでしょうし、「大丈夫」と言われたら素直に従えばいいでしょう。

義実家の家事などを頼まれた場合には、可能な限りで対応しましょう。わからないことは、自分の判断で勝手に進めず、本人に確認してから行うのが基本です。ただし、できないことは中途半端に引き受けず、配偶者に相談してから返事をしたり、断る勇気も必要です。

入院中の買い物にも、注意が必要です。時折の些細な買い物であればいいですが、数千円以上になる買い物や、買い物の頻度が多い場合には、精算方法を配偶者とも確認しましょう。ケチな話と思われるかもしれませんが、金額が大きくなると後々揉めることもあります。義実家のお財布感覚がしっかりしていれば、入院用のお財布がありその都度清算するケースもありますが、年齢や状態、お財布感覚の違いによっては、嫁には「嫁のお財布」からアレコレ買わせて、自分の娘にはお金を渡すなどという、気分を害すようなケースも多々あります。短期の入院であれば、さほど問題にもなりませんが、入院が長引くような場合には、負担も大きくなります。早いうちに確認しておくといいですよ。

4: 退院した後のフォローも

退院が決まったら、お迎えをしたり、お祝いの挨拶に伺いましょう。

退院後は、退院後でフォローも必要です。入院期間やケガや病気の状態によっては、日常生活にすぐに戻れるとも限りませんし、通院もあります。お手伝いできることは可能な限りで対応しましょう。ただし、ここでも「間に入る」距離感を忘れずに

困っている義理の両親にはできる限り対応をしたい場合でも、ある程度の距離感を保っておかないと、過剰な期待を抱かれたり、その期待に応えられないことで関係が悪化することもあります。できることは対応する、難しい場合には配偶者に相談する、場合によっては断る勇気も必要です。

5: 周囲にも配慮を

入院している義理の親だけでなく、義理の実家にいる親や、配偶者、義理の兄弟姉妹、自分の親など、多くの人と関わりを持ち、情報を共有することも大切です。病状や何が欲しいのか、義実家で困っていること、気がかりなこと、お見舞いに行ってもよいのか、など、普段以上にコミュニケーションも必要になります。

入院に関わる費用(入院費やその他の費用)や、退院後のサポートなどについても、相談相手が多いと手間は増えるかもしれませんが、負担は減るものです。

さいごに「大切なのは思いやる心」

義理の親が入院すると、本人たちはもちろん、配偶者や義理の兄弟姉妹も気を揉み、感情的になることもあります。「嫁」として、負担がかかったり、まる投げされることもありますが、一歩引いた冷静な目線でみられる存在も必要です。

相手を思いやり、できることは可能な範囲で対応しましょう。あなたの存在が、義理の両親との円滑な人間関係や、入院時のストレス軽減に役立つことでしょう。

でも、無理はしない。頑張り過ぎない。あくまでも「間に入る」ことを意識し、多少の距離感を保つことをオススメします。無理のない範囲でサポートする、難しいことは安易に引き受けないで別な方法を探す、場合によっては断ることも大切です。

何よりも大切なことは「思いやる心」を持って接することです。それは、義理の両親だけでなく、配偶者や、自分の家族、もちろんあなた自身も思いやる必要があるのですよ。

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