結婚式の日取りを2人の記念日にしようとしたら仏滅だったΣ(゚д゚lll)
というケースがありますよね。
この場合、気にする人の説得材料に仏滅プランの割引等を使えるでしょうか。
今回は、仏滅の結婚式に親が反対する場合にどうすれば良いのか、段階的な対応策をお話しします。
結婚式で仏滅を気にする場合どうする?
結婚式の日取りを六曜で考えると、一般的に次の順で人気があります。
1.大安
2.友引
3.先勝(午前中)、先負(午後)
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ランク外:仏滅、赤口
仏滅は大凶日とされています。
また、赤口も昼以外は凶、特に慶事には大凶とされているため、六曜を気にする人はこの2つを敬遠します。
ただ、六曜は一度明治時代に迷信として禁止されたこともあるもので、宗教とは無縁の民間信仰でしかありません。
ですから、全く信じる必要がないのですが、字面を見ると信じたくなってしまうようで、年長者になればなるほど気にする人が多いのが現実です。
そのため、結婚する当事者は仏滅でもいいわ、と予約したところ、親が大反対して揉めてしまうというケースが非常に多いです。
六曜って何?という方にはこちらの記事がおすすめです。
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六曜の意味や順番は?案外知られていない 縁起のいい順とは?
実は私の場合も11年前に結婚式を決める際、色々あって大変でした。
夫の両親は全く気にしなかったのですが、私の両親は何事にも占いや六曜を信じており、更に十二直や二十八宿まで気にしていたため、結婚式の日取りを決めるのが大変だったのです。
六曜だけでなく十二直や二十八宿を考慮して全て良い日取りで、しかも披露宴を行いやすい土日に設定するとなると1年先まで存在しない、ということもあるのですよね。
最終的に、入籍日を大安で二十八宿の良い日にするということで妥協して、披露宴はこだわらないで行うことになりました。
(大安であっても二十八宿で「特に婚礼に凶」という日もあれば、仏滅でも二十八宿では「婚礼に大吉」の日もあるのです。)
我が家のように、結婚式の日取りが仏滅で親に反対されることはよくあることです。
その際、当事者が気にしないのだから良いでしょ!と押し切ってしまう方法もありますが、これだと後々何かあった際に「仏滅に結婚式を挙げたからだ」と言われてしまう可能性が高いので、やはり円満に話し合いをすることが大切です。
話し合いの中で、仏滅の結婚式でのメリットを話す方法もあります。
次にこのメリットについてお話しします。
仏滅の結婚式は割引が色々ある
仏滅の結婚式には次のようなメリットがあります。
(1)割安な仏滅プランが多い
仏滅プランの設定は結婚式場により2種類あります。
・大安の土日よりも安い価格を設定するパターン
・通常価格でドレス代等をサービスするパターン
(2)人気の結婚式場でも予約を取れる可能性がある
人気の結婚式場で土日の大安吉日だと1年先まで埋まっていることがありますが、仏滅など敬遠されがちな土日だと近い日付でも予約を取れる可能性があります。
(3)メイクや写真等を丁寧にしてもらえる
式を行う組が少なく式場側に余裕があるため、あまり急かされません。
結婚式場でも、式を行う組が多いと予定通り進行しないとピリピリすることもあるのですが、組が少ない場合は多少遅れても大丈夫なことが多く、メイクや着付け、写真等も丁寧に対応してくれます。
仏滅プランの一例として、次のような内容があります。
◆東郷記念館(東京都渋谷区神宮前1-5-3)
4,5,10,11月の土日料金で40名の場合は115万円ですが、仏滅の場合は75万円となっており割引率が非常に大きいです(2016年1月現在)。→婚礼プランはこちら
◆パレスホテル東京(東京都千代田区丸の内1-1-1)
仏滅プランの場合は、割引という形でなく、ドレス代10万円分チケットや生演奏プレゼントなど挙式代の中から総額258,500円相当プレゼントの形になっています。→婚礼プランはこちら
もちろん、安くなるのは非常に魅力的ですが、それ以上に、式場に余裕があるため対応を丁寧にしてくれるというのは当事者だけでなく、招待客が満足してくれる式にするには、かなりポイントが高いはずです。
ただ、必ず仏滅だから割引があるかというと、神前式だけあってチャペル挙式には無い、という式場もあります。
また、赤口についても仏滅と同様に慶事には良くないとされて敬遠されますが、割引がある式場と、そうでない式場があるようです。
ですから、結婚式を行いたい式場について具体的にメリットがありそうか調べてみて、それを元に相談してみましょう。
では次に、この方法が使えなかった場合にどう説得するかをお話しします。
結婚式の日が仏滅で親に反対された場合は?
仏滅のメリットを挙げても、仏滅を気にする年長者の場合は「縁起」が気になるものです。
それでも駄目!と言われた時のために、「実は、仏滅はこんなに縁起が良い日なんだよ」と伝えられるようにしておきましょう。
仏滅は終日「大悪日」とする考え方が一般的ですが、逆に「良い日である」という考え方も複数あります。
その考え方として、次の3つがあります。
(1)悪いのは午前中だけであり、午後からは「仏滅明け」で大安になる
(2)仏滅という大悪日に結婚式を行えば、あとは上昇するだけで良いことばかりある
(3)仏滅は「物滅」の単なる当て字なので悪い日ではない
人によっては、これで「なるほど、そういう理由があるのね!」とスムーズに受け入れてくれる可能性があります。
ただ、中途半端に六曜を気にする場合は納得してもらえないかもしれません。
結婚式というのは当事者同士の結びつきだけでなく、家と家との結びつきになります。
そのため、最終的には、年長者の言うことを受け入れるのが無難でしょう。
まとめ
仏滅や赤口などの六曜は迷信なので信じる必要はありませんが、年長者の場合は字面から縁起が悪いのでは?と気にする傾向があります。
当事者が気にしないのであれば全く問題ないのですが、周囲に反対された場合はきちんと話し合って決めるようにしましょう。
説得材料として、
(1)入籍日を大安にすれば結婚式は気にしなくて良いのでは?という考え方
(2)仏滅プランの割引やサービスの充実を伝える
(3)仏滅は実は縁起の良い日だったことを伝える
この3つがあります。
ゴリ押しすると後々の親戚関係の悪化に繋がる可能性もあるのでよくないのですが、「仏滅は縁起の良い日なんですよ」という一言を出して相手の反応を見ることは大切です。
ぜひ、周囲の人々に祝福される結婚式を挙げて下さいね。
■六曜について詳しく知りたい場合はこちらの記事をご覧ください。→「六曜」一覧