蜘蛛の退治方法をご存知ですか。
一人暮らしや虫嫌いの人は蜘蛛一匹出ただけで頭が真っ白、どうしたら良いのか分からずパニックを起こすこともあります。
今回は、蜘蛛の退治方法や対策、殺さない捕まえ方などについて我が家でやっている方法を含めてご紹介します。
◆蜘蛛を殺すか迷ったらこちらの記事がおすすめです。
→蜘蛛を殺さないのは理由があるの?殺していいのは朝夜どっち?
蜘蛛の退治方法
蜘蛛には大きく分けて次の2つに分類されます。
- 蜘蛛の巣を張って他の虫を捕まえるタイプ
- 蜘蛛の巣は張らずに他の虫を捕まえるタイプ
蜘蛛は全ての種類が糸を出すことができるのですが、蜘蛛の巣を張るかどうかは別問題です。家の中で見かける蜘蛛は、アシダカグモやハエトリグモ、オニグモのような(2)の巣を張らないタイプが案外多いです。
蜘蛛は形がグロテスクなので出ると怖いと感じる人が多いのですが、案外臆病で、人が近づくと逃げます。また、ゴキブリのような害虫でなく、逆に害虫を食べてくれる益虫という扱いなので、殺さない方が良いといわれています。
蜘蛛が食べる虫は、ゴキブリ以外にダニ、蚊、ハエなどもあり、蜘蛛を殺してしまうと、蜘蛛が食べてくれていたゴキブリ等の害虫が一気に増えてしまうことにもなりかねません。ですから、もし蜘蛛を退治したいのであれば、先にゴキブリ等を退治することが重要です。
基本的な退治方法としては次の2つがあります。
(1)殺虫剤
手っ取り早いのが殺虫剤です。
屋外用としては、クモの巣消滅ジェットがあります。ただし、スプレーが強いのか、あっという間に無くなってしまうのが欠点です。
そして、これを蜘蛛の巣にかけると忌避剤として効果があり、その後1ヶ月程度はそこに巣を作りにくくなるようです。
また、室内用では瞬間凍殺ジェットがあります。こちらはゴキブリやムカデ退治にも使える便利な殺虫剤なので、虫が多い場合は1つ用意しておいた方が良いかもしれません。
(2)虫取り網
100円ショップの虫取り網で十分です。蜘蛛を見つけたら、まず虫取り網で覆います。すると、網の奥の方に逃げていくので、網を絡げて逃げないようにしてから窓や玄関から外に逃がします。
一人暮らしの蜘蛛対策は?
一人暮らしや虫嫌いの場合はもちろんですが、蜘蛛が出た時の退治方法というのは当然大切ですが、それよりも普段から出ないような対策を行うことがなによりも重要です。
蜘蛛対策としては次の2つがあります。
(1)掃除
蜘蛛の食べ物であるゴキブリやダニなどの害虫は家の中が汚れているから出やすくなっています。きれいになれば出なくなるのです。
そこで、ゴキブリやダニを減らすためにも日々の掃除は重要です。
(2)忌避剤
蜘蛛がかなり多い場合は忌避剤を使うケースもあります。上でお話しした殺虫剤としての役割よりも、巣を作らせないことを重視した次のような商品もあります。
とりあえず、普通の退治や予防対策は以上ですが、虫が怖いとはいえ、普段から出るか分からないのに殺虫剤を常備しておくのが勿体無い、と考える人もいますよね。特に一人暮らしだと節約もしたいでしょうし、数百円の殺虫剤でも費用対効果を考えて悩むかもしれません。
また、外見がグロテスクな蜘蛛ですから、殺したら「潰れて逆に怖い」「気持ち悪い」という思いがあるかもしれませんね。我が家でもそんな考えに至ったため、この数年間は次の方法で「生け捕りして外に逃がす」ことにしています。
蜘蛛の捕まえ方 我が家の場合
蜘蛛のスマートな捕まえ方については、道具が必要です。この道具は家にある物を使って簡単に出来ますよ。
次に作り方や使い方をご紹介します。
【材料】
- 1.8Lペットボトル 1個
- サランラップ(またはアルミホイル)の芯 1本
【道具】
- カッター
- ガムテープかビニールテープ等
【作り方】
- ペットボトルの真ん中よりちょっと上の凹み部分をカッターで一周切ります。
- ペットボトルの蓋を外し、口の部分とラップ芯をくっつけて補強としてガムテープ等をぐるっと一周貼ります。
【使い方】
(1)蜘蛛を見つけたら、ラップ芯を持って蜘蛛の上からペットボトル部分をかぶせます。
(ここで蜘蛛はビックリしてペットボトルの側壁に張り付くことが多いです。)
(2)新聞紙等をペットボトルの部分にそっと滑り込ませます。(新聞紙は蓋代わりです。)
(3)新聞紙で蓋をしたままラップ芯を持って、そっと窓か玄関から外に蜘蛛を出します。
ちなみに、ゴキブリの場合は殺す方が良いので、(1)の状態で上のラップ芯の穴から殺虫剤を噴射してしまえば狭い空間なので少量で殺すことが出来ます。
我が家では、この虫捕獲グッズを作ってから子供でもパニックを起こさず捕まえられるようになり、かなり役立っています。
さいごに
蜘蛛はグロテスクですが、臆病で人間に害を与えない生き物ですから(毒蜘蛛を除く)、殺虫剤を使うよりも虫取り網やペットボトル等で逃がしてあげる方が良いでしょう。
どうしても退治したい場合は、蜘蛛が食べていたであろうゴキブリやダニ等を先に退治してからにしましょうね。