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供養のマナー

遺影リボンはなぜ付けるの?いつ外すべき?処分方法は?


葬儀で使う遺影には大きなリボンがかけられているのですが、そもそも、なぜ付けるのでしょうか。

四十九日法要までは外さない方が良いのでしょうか。
また、外す際の処分方法は何か決まりがあるのでしょうか。

今回は、遺影に付いているリボンの外す時期や処分方法についてお話しします。

遺影リボンは なぜ付けるの?

遺影リボンを遺影に付けることを考案したのは、昔の、とある写真館の人と言われています。この写真館の人が葬儀を見て閃いたのだとか。
その光景は・・・

葬儀に参列した人が故人を悼み、胸につけていたリボン胸章(喪章)を遺影に付けて泣いた

という出来事でした。それを写真館の人が見て大いに感動し、他の葬儀でも遺影にリボンを飾って弔意を表そうと考えたのでしょう。(ちなみに、喪章には「故人への弔意を表す」という意味があります。)

今では遺影というと、当然のように遺影リボンがついているものですが、これは特に宗教上必要なアイテムではなく、単なる写真館の人のアイディアであり、単なる「物」に過ぎないのです。


遺影リボンを外す時期は?

遺影リボンを外す時期に、特に決まりはありません。

既にお話ししたように、遺影リボンは宗教上必要なアイテムではなく、葬儀で弔意を表すために飾る物ですから、葬儀を終えて自宅に持ち帰った時点でリボンを取っても構いません。
逆に言うと、四十九日法要までリボンを飾ったままにしなければならないのではないか、と考える人もいますが、そこまで飾っておく必要はないのです。

付け加えていうと、四十九日法要の際に遺影を持参してご本尊の前に位牌と一緒にお供えするという人もいますが、四十九日法要の際にリボンは無くても問題ありませんし、遺影そのものも、特に宗教上必要とされていないため、持参しなくても良い物なのです。(遺影も単なる写真なのですよね。)

遺影リボンの処分方法は?

遺影リボンの処分は、普通のゴミという扱いで問題ありません。
既にお話ししておりますが、遺影リボンは単なるリボンという飾りにすぎません。だから、お焚き上げする必要がないのです。どうしても気になる場合は塩で清めてからゴミに出せば良いのですが、これは単なる自分の気休め程度と考えて大丈夫ですよ。

ちなみに、我が家でも以前葬儀の際に遺影や遺影リボンの取り扱い方法が分からず、四十九日法要ではリボンのついた状態で遺影をお寺に持参したことがあります。

その際、お寺のお坊さんに「リボンは外しますね。」と言って、取り外してご本尊の前に飾ってくれました。また、「遺影リボンはこちらで処分しておきましょうか?」と言われたのでお願いすることにしました。
(これはお寺やお坊さんによって対応が異なると思います。お寺でも無用なゴミは抱えたくないでしょうし、施主に返されるケースもあるでしょう。)

さいごに

遺影リボンも、遺影と同じように単なる物であり、故人の魂は入っていません。
ですから、難しく考えずに燃えるゴミ等、ゴミ処理区分に従って出せば大丈夫ですよ。

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