柚子の保存期間や保存方法をご存知ですか。
冬至の日に大活躍する柚子ですが、柚子湯以外の使い道を知らない人が意外と多いようですね。
その結果、買ったはいいけど使い道が見当たらず、そのまま放置して気づいたら冷蔵庫の中でシワシワになっていた・・・という事態もありますよね。
今回は、生の柚子の保存期間や保存方法の他、香りを逃さない冷凍や乾燥の保存方法についてお話しします。
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柚子の保存期間や保存方法は?
柚子を選ぶ時は、ブヨブヨしていない、張りのあるものにしましょう。
また、ヘタの切り口が新鮮で茶色くなっていないものが良いですね。
新鮮な物ほど香りが良いので、鼻を近づけて確認することも重要です。
柚子の保存方法
柚子は乾燥しないよう新聞紙に包んで保存します。
冬の寒い時期なら常温でも大丈夫ですが、気温が高い場合や暖房が入っている場合は冷蔵庫の野菜室に入れる方が良いでしょう。
野菜室に入れた場合、我が家では3週間程度は問題なかったのですが、やはり日数が経過するにつれて香りが落ちてしまいました。
ですので、なるべく早く使い切った方が良いでしょう。
1ヶ月以上保存したい場合は新鮮なうちに乾燥保存か冷凍保存をすることをおすすめします。(ただし、こちらも若干風味は落ちます。)
柚子の保存で冷凍する場合の香りを逃さないコツは?
冷凍保存のコツは最初に皮を剥くことですが、完全に黄色部分だけにしないことです。
よく見かけるレシピで、「黄色だけにして細かく刻んで冷凍する」とあるのですが、黄色だけにすると細胞が潰れてしまい折角の柚子の香りが逃げやすくなってしまうのです。
ですから、冷凍保存方法は次の流れで行います。
柚子の皮の冷凍保存
- 柚子はタワシを使い、ぬるま湯でよく洗います。
- 皮を出来るだけ幅広く剥きます。※1
- 空気を入れないよう、ラップでピッタリと包んで冷凍します。※2
※1 黄色部分だけにせず、白い部分は削ぎ落とす程度で多少は残します。
縦方向に剥く方が、切った面が短いので潰す組織も少なくなります。
白い部分は切りづらいので指を切らないように注意して下さい。
包丁を上下に動かしながら進ませると切りやすいです。
※2 皮を刻むのは使う直前であり、冷凍前は刻みません。
冷凍した柚子の皮の使い方
- 使う直前に冷凍庫から取り出します。
- 凍ったまま白い部分を削ります。
- 残った黄色部分を細かく刻みます。
柚子の皮は、冷凍した場合、茶碗蒸しやかき玉汁、うどん等を作る際に使う量だけ冷凍庫から取り出してのせると便利で良いですよ。
大量にある場合は上記のように冷凍も可能ですが、柚子ジャムや柚子茶等を作ると美味しく大量消費できるのでおすすめです。
柚子の果肉の保存
残った柚子を横半分に切って、それを1個ずつラップで包んでジップロックに入れて冷凍します。
冷凍した果肉の使い方
果肉は使う前に自然解凍させてから絞ります。
鍋や酢の物などの香りづけとして使うのがおすすめです。
上記冷凍保存が面倒な場合
皮を剥くのが面倒な場合、そのまま丸ごと冷凍する方法もあります。
柚子湯をするならこれで十分です。
やり方は、よく洗った柚子を丸ごとジップロックに入れて冷凍保存するだけです(空気を出来るだけ抜いておきましょう)。
使い方は、その時に冷凍庫から取り出して、凍ったまま使う量だけ皮を包丁で切ります(擦り下ろしもOK)。
残りの柚子は再度冷凍庫に入れましょう。
柚子の乾燥保存方法は?
柚子の皮は冷凍保存も可能ですが、乾燥保存もおすすめです。
ですが、冷凍保存と同様に、香りを逃したくないなら細切りにせずに大きい状態で干して、乾燥後に細切りにする方が良いでしょう。
ゆずの皮の乾燥保存
- 柚子はタワシを使い、ぬるま湯でよく洗います。
- 出来るだけ幅広く剥きます。皮を剥く注意事項は上記※1と同様で、この時点では白い部分も少し残して切ります。
- 包丁の先端で白い部分を削ぎ取ります。
- ザルに広げて天日干しします。
- カラカラの乾燥状態になったらジップロック等で保存します。
乾燥柚子の使い方
細切りにしてジップロックで保存してから漬物の香りづけ、紅茶に入れる(レモンの代わり)等の使い方がありますし、その他、粉にして小さい瓶に保存すれば七味に入れたり味噌に混ぜる、そうめん汁等も可能です。
まとめ
柚子は気温が低ければそのままでも3週間程度は保存できますが、やはり香りが重要な果実ですので、新鮮なうちに使うか、冷凍か乾燥保存がおすすめです。
用途に応じて使い分けてくださいね。
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