毎年冬になると風邪をひいてしまうので、冬の間風邪をひかずに元気で過ごすにはどうしたら良いのかと悩む人は多いでしょう。
今回は、風邪予防対策で本当に必要な4項目と、どんな栄養素を摂ったら良いのか、おすすめの乳酸菌飲料等についてお話しします。
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風邪予防対策で本当に必要な4要素とは?
風邪予防対策としてよく言われるのが
- 手洗い
- うがい
- マスク
基本はこの3つですよね。
でも、これら1つ1つを見ると完璧ではなく、体の中にウイルスが入るのを防ぐことはできません。
風邪やインフルエンザを予防したいなら、上記3つの他に次の対策が必要です。
(1)こまめな水分補給
うがいは大切ですが、外出中にウイルスが入った場合は体内に20分程度で侵入してしまうため、帰宅後のうがいでは間に合わないのです。
(ただ、免疫力が高ければ体内に侵入しても風邪はひかなくて済みます。)
ですから、外出中にウイルスが体内に侵入しないための工夫が必要ですが、これは
「20分毎に水分を一口含むと、口や喉を洗い流すのと同じことになり風邪予防に繋がる」
といわれています。(この時ウイルスは喉から胃に流れ落ちますが、胃酸によって不活性化するため問題ありません。)
(2)歯磨き
口の中には虫歯菌以外にも雑菌が繁殖していて、歯を磨かないと粘膜の抵抗力が落ちて風邪などのウイルスが侵入しやすくなるのです。
そこで、歯磨きで口の中を清潔にして粘膜の抵抗力を高めておくことが大切です。
(3)食事前の手洗い
電車のつり革等にウイルスが付着していると、そこを触った手で食事をしたり目や鼻をこすったりした場合にウイルスに感染してしまうことがあるため、それを防止するために
必ず食事前に手洗いをすることが大切です。
(4)湿度40~60%程度を維持する
インフルエンザは乾燥に強く湿度に弱い特性があり、湿度が高いと1時間程度で死滅してしまいます。
ただ、湿度が高くなるとカビやダニが繁殖するため、適度な状態に維持しておくことが大切です。(40~60%程度が良いでしょう。)
もし、それでも空気が乾燥していると気になる場合はマスクをしておきましょう。
これらの4要素は非常に重要です。
冬風邪をひきやすい原因は?
夏は元気なのにどうして冬になると風邪をひきやすいのか?と思いますよね。
これは、寒さと乾燥が原因です。
体の免疫力は寒さで低下するのですが、免疫を司る白血球中のリンパ球が寒さにより働きが低下し、ウイルスに抵抗する力が弱くなってしまうからです。
冬は空気が乾燥するため口や鼻の粘膜も乾燥するのですが、ウイルスは乾燥を好むため繁殖しやすく、免疫力の低下した体よりもウイルスの方が強くなり負けてしまうのです。
そのため、上記4要素によりウイルスが体に入るのを極力防ぎ、侵入してしまった場合でもウイルスが活性化しないよう免疫力を高めておくことが大切なのです。
免疫力を高めるためには上記の他、十分な睡眠や栄養バランスの取れた食事が大切です。
では、次にどんな栄養素が必要かをお話しします。
風邪予防で欠かせない栄養素とは?
風邪をひいたら第一にビタミンCを思い浮かべる人が多いですし確かに大切ですが、その前提としてウイルスや細菌に対抗するためには「たんぱく質」が欠かせません。
ですので、たんぱく質が多く含まれている魚介類や卵、肉類、豆、乳製品等は大切です。
そのうえで、次のような栄養素が大切です。
(1)ビタミンA(レチノール、カロテン)
ビタミンAはレチノールとカロテンの2種類がありますが、両方とも粘膜の強化により、ウイルス侵入を防止します。
・レチノール→レバー、卵、牛乳、ウナギ等の動物性食品に含まれる。
・カロテン→小松菜、ニンジン、春菊、かぼちゃ等の緑黄色野菜に多く含まれており、粘膜の強化だけでなく免疫力を高めて病気の治癒を早める。
(2)ビタミンC
柑橘類、苺、柿、キウイ、さつまいも、じゃがいも、ブロッコリー等に多く含まれており、免疫力を高めてウイルスを撃退し、体を早く治しますが、加熱に弱い性質の食物が多いです。
(3)亜鉛
牡蠣やその他肉類、豆、雑穀等に多く含まれています。
(4)乳酸菌
ヨーグルト、ぬか漬け、キムチ等の発酵食品に多く含まれています。
(5)その他抗菌、抗ウイルス作用のあるもの
カテキン(お茶、紅茶等)やウコン、ニンニク等には抗菌作用があるので風邪予防になるといわれています。
もちろん上記野菜等を普段の食事に摂り入れることも大切ですが、忙しくて暇がないけど手っ取り早く予防したい、という時もありますよね。
次に、手軽な風邪予防が期待できる飲み物について代表的なものをご紹介します。
乳酸菌飲料等で風邪予防しよう
風邪予防で特におすすめと言われているのが次の乳酸菌飲料です。
・R-1乳酸菌
・プラズマ乳酸菌
・L-92乳酸菌
・プロテクト乳酸菌
乳酸菌は腸を元気にして免疫力をつけるので風邪予防に良いのですが、今回挙げたものは従来の乳酸菌よりも強力で、ウイルスと対抗するための細胞を直接活性化させることが出来るため非常に注目されています。
また、風邪やインフルエンザだけでなく肺炎や結核のような感染症に対しても予防効果が期待できます。
風邪予防ココアは何故いいの?
ココアも風邪予防効果が期待できるとされています。
その理由としては、ココアに含まれている栄養素の多さでしょう。
・ポリフェノール
・食物繊維
・テオブロミン
・テオフィリン
・カフェイン
・ココアバター
・マグネシウム
・亜鉛
紅茶うがいが風邪予防に良い!?
紅茶は飲むのもおすすめですが、ここでは「紅茶うがい」をおすすめとして挙げておきます。
日本紅茶教会のHPには紅茶の様々な効能が書かれており、紅茶の抗菌作用は緑茶よりも強く、飲むだけでなく、うがい薬代わりに使うと非常に良く、市販のうがい薬よりも強力なのだそうです。
ただ、うがいは、あくまでも予防効果でしかないので、もし風邪やインフルエンザに罹ってしまった場合の治癒効果は期待できません。
我が家でやっている紅茶うがいは次のやり方です。
量は目安ですが、濃く煮出した方が抗菌作用があるような気がしているので、たっぷり時間をかけて煮出した紅茶で念入りにうがいしています。
【材料】
茶葉 ティースプーン1/3
熱湯 100ml
【作り方・うがい方法】
(1)熱湯に茶葉を入れて10~20分放置します。
(2)茶葉を取り出して冷まします。
(3)水で約2倍にしてからうがいします。
※その日にうがいする量だけ作って、翌日まで残さないようにして下さい。
さいごに
風邪予防対策は簡単に出来ることの積み重ねです。
しっかり風邪予防対策を行って元気に冬を越しましょうね。
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