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供養のマナー

会社の同僚の葬儀参列は必須?香典は?行かない場合はどうする?

会社の同僚が亡くなった場合、葬儀には参列するべきでしょうか。
参列する際に香典をいくら包めば良いのでしょうか。
また、行かない場合は香典をどうすれば良いのでしょうか。

今回は、会社の同僚や上司の葬儀参列や香典等のことをまとめておきます。

会社の同僚の葬儀に参列すべきケースとは?

会社の同僚や上司、部下などが亡くなった場合、親しかった場合やお世話になった場合等は、参列する方がいいでしょう。

一方、同期入社だけど殆ど面識が無いとか、業務上の接点が全く無かった場合は参列しなくても問題ないでしょう。

あくまでも故人との関係性で判断して構わないのですが、会社の規模や慣習によっても考え方が異なります。

比較的大きい会社の場合、社長の代理で総務部担当と、直属の上司、同じ部署や親しい社員が参列する傾向があります。一方、少人数の会社では、業務の都合もありますので対応は様々でしょう。

ただ、葬儀は日中に営まれることが多いため、葬儀には会社や部署の代表が数名、他の社員はお通夜に行くことが多いかと思います。

故人の会社での地位などにもよりますが、社内から何名も葬儀に参列するとなると、会社の営業に関わります。

オーナー企業の社長や会長などが亡くなると、葬儀の日は会社を休業するようなこともありますし、役職についている方が亡くなれば、会社関係の参列者の受付として社員がお手伝いをすることもあります。

そこまで、会社の重役でなければ、会社は通常営業をすることになりますので、業務に差し障りのない形での参列が望ましいでしょう。

近年は、葬儀の営み方も変わってきていますので、ご遺族の意向も確認する必要があります。上司や総務にも相談してみるのが間違いありません。

会社の同僚の葬儀で香典はどうするの?

会社の同僚の葬儀では、参列するかどうか以外に、香典をどうするか、出すならいくら程度かという問題があります。

参列し、個人で香典を包む場合は、3,000〜5,000円程度が相場でしょう。これは、社風や年齢、収入によっても異なります。

同僚と言っても、20代であれば3,000円でもいいでしょうが、30代以上になれば5,000円程度包むのが一般的です。

生前、故人と親しくしていた間柄であれば、1万円包むことも珍しくありません。

他にも、会社での役職や年収が高い場合には、1万円包むこともあります。

どんなに親しくてもあまりに高額を包むのは、よほどの理由がなければ遺族側も混乱するでしょうから、故人との関係性や相場から判断するといいでしょう。

香典を連名なら、参列する場合は手ぶらでいいの?

会社や部署によっては、連名で包むことも珍しくありません。

社風にもよりますが、1人1,000円程度、役職が高い人は3,000円程度など集め、連名で包みます。お互い様ということもありますし、個人の負担が少なくなる方法です。

連名で包む場合には、代表者が参列することが多いでしょう。

ただ、連名で包む場合でも、それぞれがお通夜に参列する、複数名が葬儀に参列することもあるでしょう。その場合には、代表者以外は手ぶらになりますが、問題はありません。香典を二重に包む必要はないのです。

手ぶらとなる場合には、受付で記帳だけ行いましょう。

通常、受付で記帳する際に香典を渡すのですが、記帳だけ済ませれば構いません。なお、お通夜と告別式の両方に参列する場合には、お通夜で香典を渡し、告別式では記帳のみ行います。

咎められるようなことはないでしょうが、気が引けるのであれば「香典は会社の代表者がお渡しします」とでも伝えればいいでしょう。

葬儀に行かない場合の香典は?

葬儀にもお通夜にも参列しない/できない場合には、いくつかの方法があります。

  • 連名で包み、代表者に持参してもらう
  • 個人名で包み、参列する人に持って行ってもらう
  • 現金書留で送る

会社の同僚であれば、上司や総務の方は参列するでしょうから、参列する方にお願いするのが間違いありません。

なお、出張中、転勤で離れているような場合には、会社の他の同僚にお願いして建て替えて出してもらう、PayPayなどの電子マネーで同僚に支払い対応してもらう、社内便などで送るなどの方法もあります。現代社会では、いかようにもなるので、臨機応変に対応するといいでしょう。

目上の方に預けるのは失礼に当たるため、自分よりも役職が上ではない(つまり、同じか下)の方に託すべきとの意見もありますが、これは社内で誰が参列するかや、社風によっても異なるでしょう。

なお、私が以前勤めていた会社では、部署ごとに有志が出し連名で包んでいました。業務や会場が離れているなど、都合で参列できない場合には、参列する上司が参列しない人の分をまとめて持参していました。それに対して「失礼だ!」と言った雰囲気は一切ありませんでしたよ。

さいごに

会社の同僚の葬儀に参列するか迷ったら、故人との関係がどうだったか振り返って決めましょう。面識があって故人のことが気になるなら、香典を持って葬儀に参列する方が良いでしょう。参列することで自分の気持ちが落ち着くと思いますよ。むしろ、参列しないと後悔するかもしれません。

ただ、会社によっては「参列するのが当然」「代表者や同じ部署程度しか参列しない」など慣習が様々に異なるので、今回の葬儀が入社後初めて、という場合は、過去どうだったか等を知る人に確認する方が良いですね。香典についても同様で、一般的には個人で出すものですが、中には連名で出すという慣習の会社もあるので、確認してそれに合わせる方が良いでしょう。

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