葬儀に高校生の娘が参列するけど、どんな服装にさせれば良いのだろう?
と悩んでいませんか。
制服といってもウチの娘の高校の制服はリボン(ネクタイ)が赤色で結構派手だし、葬儀でこのリボンじゃ心配だわ!
と思ったり、
靴も運動部で泥で薄汚れたスニーカーしか無いし・・・。
と溜息をついたり。
母親としては、あれこれ悩みが尽きないものですよね。
そこで今回は、葬儀における高校生の服装、身だしなみについて靴やカバンなども含めてお話しします。
葬儀における高校生の服装でリボンやネクタイは?
高校生が葬儀に参列する場合、制服のある高校なら、その制服を着用します(制服=フォーマルとされるため)。
ただ、女子の場合は制服に赤や青色のリボンやスカーフがあってどうしよう、と迷うかもしれません。でも、この場合も「制服=フォーマル」と考えるのであり、リボンやスカーフも制服の一部であることから、そのままで問題ありません。
男子のネクタイも同様です。大人と同じ黒ネクタイに変える必要はなく、制服のネクタイをそのまま着用しましょう。
多くの人がこのような意見ですが、
「それでも、光沢があって派手だから心配だなあ」
と考える人もいますよね。その場合、青色など寒色系のカラーに変えたり、リボンを外しても問題ないデザインであれば外す、という選択肢も考えられますが、「制服を着崩す=校則違反になる」ので良くない、という意見もあります。
当事者から見ると「派手かもしれない」と心配だったとしても、傍から見ると「そういう制服なのね」と気にされないものですよ。色がどうであろうと、学校の制服を規定通りに着るのがマナーですから、そんなに派手なリボン(スカーフ)か、と再度よく考えて決めましょう。
また、制服のスカート丈についても同様で、長すぎず短すぎず、節度ある長さにしておきましょう。
葬儀における高校生の化粧やアクセサリーは?
化粧は高校生なので不要です。
最近の女子高校生は化粧をすることもあるようですが、そもそも、高校生の化粧が校則違反でないか確認してくださいね。どうしても化粧したい場合はナチュラルメイクにします。口紅は色付きのリップ程度にして、全体的に、他人に「あなた、化粧しているのね」と気付かれない程度の薄化粧にしておきましょう。また、マニキュアも避けて下さい。
また、アクセサリーはつけません。(光っているアクセサリーやピアス類は厳禁です。大人も結婚指輪やパールのネックレス以外はしないものです。)
葬儀における高校生の靴と靴下は?
靴や靴下についても制服と同様に、学校の規定のものを着用するのが原則です。(高校生が、大人と同じように黒色パンプスに黒色ストッキング、としてしまう方が逆に違和感あります。)
靴
高校生の場合には、制服と同様に靴についても学校の規定のものがあるはずですが、運動靴が学校規定通りならば、葬儀に運動靴で行っても大丈夫です。(出来れば運動靴よりもローファーの革靴が良いという意見もありますが、無い場合はわざわざ用意するものではありません。)
また、白色の運動靴であっても、それが学校規定のものであれば問題ありません。
ただし、運動靴が汚れている場合は最低限の汚れは落として、きれいな状態で参列しましょう。運動靴のゴムの部分は消しゴムでゴシゴシ擦ると汚れ落としができます。
靴下
靴下について細かく言うと、葬儀なので黒色や紺色の方が良いのですが、校則が白色ソックスであれば、その白色ソックスを着用します。また、ワンポイント刺繍が入っているソックスの場合でも、それが校則通りであれば問題ありません。葬儀に参列する人が高校生の靴下までチェックするようなことはありませんし、仮に刺繍入りのソックスを見たとしても、それを咎めるようなことはありません。(実際、小さい刺繍ですから、葬儀の場で目立つようなものではありません。)
葬儀における高校生のカバンはどうする?
葬儀の際に持参するカバンについては、高校生の場合は学校指定の通学カバンが無難です。
学校指定のカバンだと大きすぎる場合については、会場で受付に預ける方法があるので心配しなくて大丈夫です。ただ、預ける際に貴重品を取り出して制服のポケット等に入れておく必要があるため、財布はあまり大きくない物にしましょう。小銭入れに必要最低限だけ入れる方が良いかもしれません。
また、通学バッグ以外を検討する場合は、
・地味な色(黒・紺・グレー色等)
・シンプルなデザイン
という要素であれば、手提げ袋等であっても大丈夫です。
さいごに
高校生が葬儀に参列する際の服装に対する考え方は「校則を遵守すること」です。学校の制服がフォーマルとされているので、ちょっと迷うことがあったら、「これは校則違反にならないかな?」と考えてみると、答えが出てきますよ。
今回は制服がある学校についてお話ししましたが、もし制服が無い学校なら、一般に準じた服装となります。