ひな祭りには、ちらし寿司が定番といいますが、いざ作ろうと思っても様々な悩みや疑問が出てくるものですよね。
- 仕事もあるので手の込んだ具材を作っている暇がない
- 前日に下準備できないか?
- 刺身を買いに行く暇がない
- 冷蔵庫にある食材で出来ないか?
- 美味しい寿司飯2合分の作り方が分からない
今回は、このような、ひなまつりのちらし寿司を作る上での悩みを解消しつつ、簡単で美味しい作り方や具材についてまとめました。
ちらし寿司に合う副菜で迷ったらこちらの記事が参考になります。
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ひな祭りのちらし寿司 冷蔵庫を見て具材を考える
ちらし寿司の具材って、どんなものを使うのでしょう?
ちらし寿司には昔ながらの煮物が入った物や、豪華な海鮮ちらし等もありますが、基本は「自分達の好きな物を入れて作れば良い」のです。
大皿に様々な具材が散りばめられるため、美味しく見せるコツは様々な色を入れること。
ちらし寿司の具材には大きく分けると以下の4種類があります。
- 肉魚系
- 緑色のもの(野菜系)
- 黄色のもの(卵)
- 黒色のもの(海苔)
最低限、4種類の中から各1品入れれば彩り良いちらし寿司が出来ます。
普段料理をしている人であれば、日常的に使う食材+足りないものをスーパーで買いたす程度で大丈夫です。休みの日に余裕を持って作っておき、冷蔵庫や冷凍庫に保存しておけるものもありますよ。
料理が苦手だったり、忙しくて準備ができなくても大丈夫。スーパーで一式揃います!
具材や下準備をご紹介しますので、必要なものを準備しましょう。
必須具材4種類
肉魚系の具材
(1)手抜き具材
- 鮭フレーク(瓶詰め)
- カニカマ(1~2cm幅に切る)
- かまぼこ
この中でも鮭フレークは一番オーソドックスで無難です。
もちろん、鮭を焼いてほぐせば安上がりですが、瓶詰めなら簡単便利手間いらずです。
(2)高級食材
- 刺身(まぐろ、サーモン等)
- いくら
- カニ(本物)
- 牛肉(一口大に切って焼き、甘辛く味付け)
- 穴子、鰻の蒲焼き(2cm幅に切る)
- 海老(茹でる)
(3)変わり具材
- いなり寿司用の煮揚げ(細切り)
- ハム
- チーズ
ハムやチーズは子どもに人気があります。いなり寿司用の煮揚げ(油揚げ)を、細切りにして加えると、絶妙な甘辛さがアクセントとなりおすすめです。
緑の具材~野菜
いろいろありますが、好みのものや、あるものを1~2品使うと、色鮮やかになります。
野菜が苦手な子どもも、彩り良く飾ると気づかないうちに食べてくれるものですよ。
- 青じそ(細切り)
- さやえんどう(茹でて細切り)
- さやいんげん(茹でて細切り)
- きゅうり(細切り、塩を振り5分したら水気を切る)
- アスパラ(茹でて細かく刻む)
- 菜の花(茹でて刻む)
- ブロッコリー(茹でて細かく刻む)
- レタス(細かく刻む)
黄色の具材~卵
基本は錦糸卵ですが、作ったり切ったりするのが面倒な場合は、卵焼きのスライス、卵そぼろでもOKです。
黒色の食材
焼き海苔(細かく刻む)
オプション具材
以下の具材は余裕があったら用意しましょう。
無くても問題ありませんが、あると本格的なちらし寿司になります。豪華にしたい場合や、お好みで加えて下さい。
煮物は時間がかかるため、時間の制約がある場合は省略したり、チルド商品などを使用してもいいでしょう。
ピンク色
デンブ(たら、食紅で作る方法もありますが、市販品を購入する方が楽です。)
おまけ
白ごま
煮物
【材料】
干し椎茸 3枚
かんぴょう 15~20g※
人参 1/4本
●しょうゆ 大さじ1.5
●砂糖 大さじ1
●みりん 大さじ1
●水 椎茸の戻し汁と合わせて1.5カップ
※かんぴょうは下準備に時間がかかるため、高野豆腐で代用するのもおすすめです。
【下準備】
- かんぴょう→水でサッと洗って塩で揉んでから、鍋に水と一緒に入れて中火で7~8分柔らかく煮ます。その後水洗いして水気を切り、5mm幅に切ります。
- 干し椎茸→水と少量の砂糖で戻し、水気を軽く絞って軸を切り落として細切りにします。
- 人参→みじん切りにします。
- (高野豆腐の場合→水に戻してから粗みじん切りにします。)
【作り方】
(1)鍋に椎茸、かんぴょうと●を入れて弱火で10分煮ます。
(2)(1)の後に人参を入れて煮汁が無くなるまで煮ます。
(3)火を止めて冷まします。
【酢蓮根】
蓮根 5㎝程度(いちょう切り)
●酢 大さじ3
●砂糖 大さじ3
●水 1/2カップ
●昆布 約2~3㎝
(1)●の材料を鍋に入れて沸騰させ、蓮根を入れて3~4分煮ます。歯ごたえが残る程度でOKです。
(2)煮汁と蓮根を分けて、粗熱が冷めたらまた合わせておきます。(一度分けるのは、煮汁で柔らかくなりすぎるのを防止するため。)
ちらし寿司で前日までに行う下準備は?
前日までに、ある程度準備ができれば、当日忙しくても安心ですよね。仕事から帰宅してから、ちらし寿司に取り掛かるのも大変です。前日や直前の休日に下準備や作りおきできることもご紹介します。
休日に行う作業
(1)錦糸卵→冷凍保存可能。
(材料:卵2個、砂糖小さじ2、塩ひとつまみ、片栗粉小さじ1/2、水小さじ1/2)
薄焼き卵を作り5~6cm幅に切って冷凍しておきます。
当日取り出し、半解凍状態で千切りにします。
(2)煮物→冷蔵保存(1週間程度)
(3)酢蓮根→冷蔵保存(1週間程度)
(4)寿司酢→作り方は次の章を参照してください。前日に作る場合は時間があるため、レンジ加熱しなくても材料を合わせるだけで溶けます。
当日朝に行う作業
炊飯セット→当日朝に米を洗い、帰宅時間に合わせて炊き上がるようにセットしておくのが良いでしょう。
寿司飯の作り方2合の場合は?
家族3~4人分の場合は2合程度の寿司飯になるので、ここでは2合分の量で作る寿司飯レシピをご紹介します。
もちろん、市販の寿司酢等を使えばさらに簡単ですよ。
寿司酢2合の作り方
寿司酢は家庭の好みにより様々なレシピがあります。
下記は我が家の分量ですが、もっと酢を多く入れる人もいれば、砂糖をもっと多く入れる人もいるようです。
お好みに応じて調節してください。
【材料】2合分
酢 大さじ4
砂糖 大さじ2
塩 小さじ1
【作り方】
耐熱容器に材料を入れて電子レンジで10~20秒程度加熱し、砂糖と塩を溶かします。沸騰不要です。
寿司飯2合の作り方
【材料】
米 2合
水 炊飯器2合の目盛りよりも1割減を目安に入れる。米と同量としてもいいでしょう。
だし昆布 約5cm
【作り方】
(1)米を洗って炊飯器にセットします。
(2)炊き上がったら寿司飯をボウルに移して、作っておいた寿司酢を1分以内で混ぜ合わせます。
(3)混ざったら大皿に移して(すし桶があればすし桶を使う)、うちわか扇風機で冷ましながら水分を飛ばします。
酢を合わせるのは炊き上がってから10分以内に、手早く、しゃもじで切るように行いましょう。(米の中まで酢が浸み込むことが重要なのです。)
一人で作業する場合はしゃもじで混ぜながら、うちわで冷ますのは無理なので、
(1)手早く混ぜ合わせる
(2)冷まして水分を飛ばす
この2つの作業を別々に、手早く行うことが重要です。
ちらし寿司の盛り付け方
ちらし寿司の材料が全て揃ったら盛り付けをしましょう。
盛り付け方は、
(1)寿司飯(煮物は汁を十分に切ってから寿司飯に混ぜておく)
(2)きざみ海苔
(3)卵
(4)その他の具材
という順に行います。
まとめ
我が家では、海苔と卵以外は、その時に冷蔵庫にある物や、スーパーで食べたい物を買って乗せて作っています。
意外とハムやチーズ、カニカマ等が人気です。
彩り良ければきれいで美味しそうに見えるので、高級食材を使わなくても大丈夫ですよ。
前日に準備できることもあるので、忙しい人でもおすすめです。
是非、ひな祭りにはちらし寿司を作ってご家族でお召し上がり下さい。