不登校って何日からなるんだろう?
子供が学校に行かなくなって何日か経つけど、一般的に何日から不登校という扱いになるかは気になりますよね。
調べてみたところ、不登校になる日数は
- 年間30日以降の欠席
- 月7日以上の欠席
です。
この日数のカウントのポイントは、病欠以外の欠席をカウントすること。
同じように学校を休むと言われる登校拒否との違いも気になりますよね。
後ほど、不登校と登校拒否についてもお伝えしますね。
何日から不登校なの?と疑問を抱いているあなたに向けて
- 不登校は何日から?
- 登校拒否との違いは?
- 復帰のきっかけは?
について徹底解説していきます。
不登校になる日数や登校拒否との違いなどの気になる疑問点を解決して、お子さんが不登校になるのかどうか見極めてくださいね。
不登校は何日から?
不登校になる欠勤日数は
- 年間30日以上の欠席
- 月7日以上の欠席
となります。
二つの定義があるのも気になりますね!
詳しく解説していきますね。
文部科学省の定義は年間30日以上の欠席
文部科学省の定義では
「不登校児童生徒」とは「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」と定義しています。
ということ。
ただ年間30日以上欠席したというわけではなく、病気や経済的理由以外の「何らかの心的理由等により登校しないまたは登校したくてもできない状況にある」という条件があります。
つまり病気で休みがちという人は不登校にあてはまりません。
さらに年間30日以上で、連続ではありませんので、週1回は学校に行けているという子もあてはまることになります。
沖縄県の高校では7日間連続欠席で報告を求める
2021年に沖縄県教育庁では、各高校に不登校の定義は「7日間連続欠席」として、報告を求めること通知しています。
これは、いじめなどの重大事態につながる恐れのある事案を防ぐために通知がされました。(参照元:不登校サポートナビ)
文部科学省の定義は、年間30日以上ですが、30日経ってから対応したのでは、対応が手遅れとならないように7日間で不登校として、沖縄県の高校では教育庁に報告されるようになっているんですね。
病気以外の理由で7日間も学校に行かなくなってしまうのは、子供に重大な理由があるのかもしれません。
まだ30日も休んでないから不登校ではないと決めつけず、病気以外の理由で7日以上登校できなくなってしまったら、学校などに相談するなどして対応をするようにしましょう。
また、不登校の休んだ日数にとらわれずに、子供の様子がおかしいなと親が感じたら早めの対応をするとより解決も早くできる可能性があります。
欠勤だけではなく、遅刻や早退しがちも、子供のSOSのサインのはず!
お子さんのコミュニケーションに気を付けながら、子供のSOSを早めに察知してあげるのが大切ですね。
不登校の登校拒否との違いは?
不登校と登校拒否の違いは、実際登校できるかできないかの状況によって異なります。
実際に不登校や登校拒否という言葉はどのように使われているかも後ほどお伝えしますね。
では、まずは不登校詳しく見ていきましょう。
不登校と登校拒否の違いは実際登校できるかどうか
不登校と登校拒否の違いは、同じ病気以外での欠席ですが実際に登校できるかどうかで明確に違うんです。
登校拒否・・・登校できるけど、登校しない
不登校は、いじめなどのが原因で心的・精神的理由で登校したいけど、登校できない状況。
登校拒否は、登校できるけど、非行やサボりで登校しない状況。
同じように長期欠席を指す言葉ですが、明確に定義に違いがあるのです。
最近では一括りに不登校と言われる
最近では、登校拒否という言葉は使わず、一括りに長期欠席のことを不登校と言われるようになっています。
理由は、登校拒否の子の中には、実際は発達障害が隠れていたり、家庭の影響で精神的な理由で学校に行けないという子がいるから。
一見元気そうで学校に問題なく通えそうでも、実は登校拒否の背景には何かしらの理由が隠れているということもあるんですね。
お子さんが学校に登校できなくなってしまったら、学校に行かせるということよりも原因を考えることを優先すると解決も早くなりそうですね。
登校拒否や不登校という言葉にとらわれずに、お子さんの心の声に耳を傾けてあげてくださいね。
復帰のきっかけは?
不登校になってしまったら、親としては何とか学校へ復帰してほしいものですよね。
子供が再び学校に行けるようになる復帰のきっかけは、子供によってそれぞれです。
でも、何か子供にとってプラスになる出来事が影響する可能性が高いです。
- 趣味や部活に打ち込める環境ができた
- 友達や家庭教師などの第三者からの刺激
- フリースクールなどの新しい環境の刺激
では、詳しくみていきましょう。
趣味や部活に打ち込める環境ができた
不登校から復帰するきっかけの1つとして、趣味や部活に打ち込める環境ができたことがあげられます。
趣味や部活などに打ち込むことで考え方がポジティブになり、悩みも解決でき、学校に行くことができるようになります。
友達が不登校な時も、部活だけは楽しいから行けると言って、部活の時間に登校しているときもありました。
今日は部活があるから授業午後から行こうかなという日もあり、徐々に学校の教室にも行ける日も増えていましたよ。
不登校になってしまったら、勉強以外の子供の趣味など好きなことを見つけてあげると復帰するきっかけにもなりあそうですね。
友達や家庭教師などの第三者からの刺激
親ではなく友達や家庭教師などの第三者の刺激によって、不登校から復帰できるということもあります。
不登校になってしまっても、親以外の人とコミュニケーションをとる機会があると、復帰になるきっかけに出会う可能性が高くなることも。
子供の状況にもよりますが、学校に行かなくても友達と遊ぶようにアドバイスしてみたり、学校の代わりに勉強を見てもらえるように家庭教師をお願いするのも対応策の1つ。
急にいろんな人に会わせて刺激しすぎるとよりふさぎこんでしまう可能性もありますので、子供とコミュニケーションを取りながら、決めてあげてくださいね。
友達や家庭教師などと話しているうちに、学校に行ってみようかなと気持ちになれるかもしれませんよ。
フリースクールなどの新しい環境の刺激
学校が合わないだけで、フリースクールなどの新しい環境にしたら、通えるようになったという子もいます。
新しい環境に行くのは勇気もいりますし、親の協力も不可欠。
でも、子供が新しい環境へ一歩踏み出せば、新しい世界が広がって悩みも解決してくれるかもしれません。
もし、外出が難しい場合は、タブレットなどのICTを使った支援もあるんですよ。
学校に復帰することだけを考えず、フリースクールやタブレット学習など別の解決策もありますので、視野を広くもって、いろんな視点から問題解決をしていってくださいね。
さいごに
不登校になる日数は
- 文部科学省の定義では年間30日以上の欠勤
- 沖縄県教育庁では不登校は7日連続の欠勤として高校に報告を求めている
です。
不登校になる要件として、病気や経済的な原因以外の欠勤となります。
不登校と登校拒否の違いは
- 不登校・・・登校したいけど、登校できな
- 登校拒否・・・登校できるけど、登校しない
です。
不登校から復帰するきっかけは
- 趣味や部活に打ち込める環境ができた
- 友達や家庭教師などの第三者からの刺激
- フリースクールなどの新しい環境の刺激
などがあります。
不登校になったときは、子供が休息が必要なサインです。
是非この機会にお子さんの心の声に耳を傾けて、焦らず時間をかけて解決していってくださいね。