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供養のマナー

香典を郵送するなら宛名は誰?住所がわからない場合は?土日はどうする?


友人のご家族などが他界した際に、斎場が遠方だったり、都合が合わずどうしても参列できないことがあります。せめて香典を送りたい、、という時に、ありがちな疑問について、わかりやすくまとめておきます。

・喪主がわからないから、郵送先の宛名は友人宛でいいの?
・自宅の住所がわからないから、斎場宛に送ってもいいの?
・郵便局が土日で閉まっているから、葬儀に間に合わなくても大丈夫?

香典を郵送するなら宛名は誰?

香典を郵送する場合、宛名は喪主の氏名にします。

葬儀における一切のことは喪主が取り仕切ることになりますので、自分が直接喪主と関わりがなくても、喪主宛に送るのが一般的です。

ただ、喪主と面識がない場合には、「この香典を送ってくれた人は誰だろう?」と喪家側が悩むこともありますので、香典に同封する添え状に一言書き加えておくと親切です。

・自分が何者か
・故人(または遺族)とどのような関係なのか

【添え状の文例】
○○さんの友人の□□と申します。
この度は突然のことで、心からお悔やみ申し上げます。諸般の事情によりお伺いできない無礼をお許しください。
御霊前にお供えいただきたく、心ばかりのものを同封いたしました。

喪主の名前が分からない場合は、「○○○○様ご遺族様」というような宛名にします。

香典の郵送先の住所がわからない場合は斎場でOK?

香典の郵送先は、喪主の自宅にするのが基本です。

喪主との面識がない場合でも、遺族である友人ではなく、喪主の自宅に送るのが基本ですが、住所がわからない場合の宛先をまとめておきます。

葬儀場 / 斎場 宛てに郵送する

葬儀の案内があれば、喪主の住所が記載されているのが一般的ですが、葬儀を営む斎場と日時の連絡だけを受けることもあります。

お通夜や告別式まで時間に余裕がある場合には、葬儀会場に直接、現金書留封筒を送ることもできます。

【葬儀場/斎場 宛てに香典を送る時の書き方】
葬儀場の住所+葬儀場名のあとに「気付」と入れ、続けて喪主の名前を書きます

必ず現金書留で送ります。

葬儀場/斎場の窓口が郵便局員が受け取りサインをし、担当者からご遺族に渡されます。基本的に問題はありませんが、なんらかの手違いがあるかもしれません。また、葬儀後に届いた場合には、喪主やご遺族が斎場まで受け取りに行かなければならないかもしれません。

現金書留の場合には、受け取りのサインは必要です。本人限定受取で発送されたものは、受取は本人に限定され、本人確認書類の提示が必要です。

本人限定受取での発送でなければ、受取は他の人でも構いません。家であれば家族、会社などであれば受け取った人のサインで構いません。

香典を郵送されていることを知らなければ、なんらかの手違いで喪主に渡されなくても、喪主はその存在さえ知らないことも考えられるのです。

友人に、香典を郵送したことを伝えるなどすれば別ですが、連絡なしに郵送するのであれば、喪主のご自宅に送付する方が間違いありません。

自宅宛てであれば、不在時には、不在連絡票が入ります。後日再配達や、郵便局の窓口で受け取ることができるので、ご遺族に間違いなく受け取ってもらえる方法です。

葬儀場 / 斎場に喪主の住所を問い合わせる

斎場の連絡先がわかれば、「○月○日に葬儀を行う○○さんに香典を郵送したいので、喪主のお名前とご住所を教えてほしい」と聞いてみると、教えてもらえるかもしれません。

ただし、個人情報に関わりますので、教えてもらえない可能性もあります。

友人に聞く

香典を郵送するのですから、友人に直接、喪主のお名前やご住所を聞いても構いません。

友人も忙しいでしょうから、要件のみ手早く確認するといいでしょう。

友人宛てに郵送する、渡す

葬儀前は、ご遺族である友人も慌ただしくしています。連絡がつかない、精神的にそれどころではない可能性もあります。

そのような場合には、友人宛てに郵送しても問題ありません。本来であれば、喪主宛てに送るのですが、この場合の現金書留の宛先は友人です。

喪主が友人と同居していないのであれば、友人の住所に喪主宛てに郵送すると「宛所不明」で戻ってくる可能性があります。

香典の郵送で土日の場合は?

香典の郵送は必ず現金書留なので、郵便局の窓口で出さなければなりません。

発送が、土日祝日であれば、営業している郵便局まで持ち込む必要があります。

香典を郵送する場合には、必ずしも葬儀/告別式に間に合わなければならないものでもありません。数日遅れても問題にはなりませんので、週明け郵便局窓口の営業日になってから、発送しても問題ありません。

むしろ、葬儀の1週間程度後に発送する方がいいとも言われています。

香典の郵送はいつまでに行うべき?

香典の郵送で適切な時期としては、葬儀直後は避けて葬儀後1週間前後から1ヶ月頃までとされています。

1週間後というのは、葬儀直後は喪家も慌ただしくしているからとの考えからです。

1ヶ月くらいまでとされているのは、喪家もその頃には日常生活に戻っていること、四十九日法要や香典返しの準備があることなどへの配慮です。

さいごに

葬儀に参列できず、香典を郵送したい場合には、なんとか葬儀に間に合うようにと気を揉むかもしれませんが、少し遅れても問題はありません。

むしろ、友人やご遺族の負担にならないよう、配慮が必要です。慌てずに落ち着いて送るようにしましょう。

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