身内に不幸があり喪中の場合、喪中はがきに子どもの名前を連名でいれるのか、子どもの年賀状はどうするのかは悩ましいところです。
- 喪中はがきに子ども名前を連名にするのか
- 子ども用に喪中はがきを用意するのか
- 子どもだけは年賀状を出してもいいのか
今回は、喪中はがきに子どもの名前をどうするかなどを、ご紹介します。
喪中はがきには子供の名前を連名で入れるの?
喪中はがきに子どもの名前を連名で入れるかどうかについては、明確な決まりはありません。
そもそも、喪中はがきとは、服喪中のため年始の挨拶を欠礼するお知らせですから、オトナの話なのです。ですから、子どもの名前は入れずに、夫婦連名だけで構わないのです。
ただ、子どもの年齢にもよるでしょうし、家の考え方にもよりますので、入れたら入れたで問題が生じるわけではありません。
喪中はがきで子供用は必要?
喪中はがきに、子どもは連名にする必要はないのですから、そもそも子どもには喪中はがきは必要ないと言えるでしょう。
差出人(子どもから見た親)の親が亡くなった場合には、子からみえれば祖父母で2親等です。一般的な喪中の範囲になりますが、子どもですからさほど気にする必要もありません。
差出人(子どもから見た親)の祖父母が亡くなった場合、差出人からみれば2親等で一般的な喪中の範囲です。しかし、子どもから見れば曾祖父母で、3親等。一般的な喪中の範囲は2親等ですから、ほとんど気にする必要もありません。
亡くなった時期にもよりますし、故人との関係性、子どもの悲しみの深さにもよりますし、家の考え方、子どもの年齢にもよります。ただ、年始の挨拶の欠礼というのは、オトナの世界の話ですから、あまり深く気にする必要はないでしょう。
喪中期間でも子供は年賀状を出してもいい?
子どもの場合、喪中欠礼せずに年賀状を出しても問題はありません。喪中欠礼自体が、オトナのお付き合いの話なのです。
喪中期間は、一般的に1年とされ、その期間のお正月が慎みます。ただ、実際の生活上の服喪期間は、社会生活の変化もあり数ヶ月程度です。オトナがそうなのですから、子どもだって同様です。
可愛がってもらっていたお祖父ちゃんお祖母ちゃん、自分の親や兄弟が亡くなれば、子どもでも悲しみが深く、そもそもで年賀状という気分にもならないでしょう。亡くなった時期や、故人との関係性、気持ちの整理次第では、子どもの年賀状は難しく考える必要はなく、子どもが楽しみにしていれば出して構わないのです。
喪中で自分が年賀状を送らない場合でも、年賀状を受け取ることに問題はないこと、年賀状を受け取っても怒ったり文句を言ったり否定したりしないこと、お友達に家に不幸がある時にはお正月をしないから年賀状を送らないこと、、、年齢に合わせて徐々に社会の仕組みを教えていけばいいのです。
お友達はいいですが、親戚などに年賀状を出すのは控えたほうがいいです
さいごに
喪中はがきでは、基本的に子どもを連名にする必要はありませんし、子ども用に喪中はがきを用意する必要もありません。
子どもの気持ちの整理がついていて、楽しみにしているのであれば、年賀状を出すことも問題ないでしょう。
ただ、家としては喪中で、お正月も慎むわけですから、これを機に、家族が亡くなった際の喪中の意味については教えておく方が良いですね。
親から見ると、単なる冠婚葬祭儀礼の1つですが、子どもにとっては「年賀状を送るかどうか」は大切な友達付き合いの一環でしょうし、今後も円満な関係を保てるか、というのが気になる可能性もあります。子どものお付き合いも大切に考えてあげましょう。