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供養のマナー

葬儀後の弔問で服装や必要な持ち物は?香典の渡し方と挨拶は?


葬儀後に弔問する場合、どんな服装にするべきでしょうか。
また、持ち物は何が必要でしょうか。

葬儀後に弔問する機会なんて滅多にないから、いざそういう場面に直面すると戸惑いますよね。また、香典の渡し方だって、挨拶の言葉や手渡すタイミングなど分からないことばかりでしょう。

今回は、葬儀後の弔問における服装や持ち物、香典の渡し方や挨拶等についてまとめました。

葬儀後の弔問で服装は喪服にすべき?

葬儀後の弔問における服装は、地味な服装であれば普段着に近いもので大丈夫です。

よく、「喪服を着て行かなければいけないのでは?」と心配する人もいるのですが、逆に喪服はNGです。遺族は葬儀を終えて日常生活に戻っているため、弔問する側が喪服を着て行くと、遺族よりも格の高い服装になってしまい釣り合いが取れなくなるのですよね。

ただ、普段着で良いとはいえ、カジュアルなもの、派手なものだと弔意を表すことからかけ離れるため、地味な色合いの服装にしましょう。(紺やグレー等が無難でしょう。)男性ならスーツか、ジャケットとスラックスの組み合わせで、女性ならアンサンブルスーツなどが無難です。また、女性は結婚指輪以外のアクセサリーは付けないようにします。

葬儀後の弔問で必要な持ち物は?

当日の持ち物としては、

・香典(袱紗に包んでいきましょう)
・数珠(仏教のみ)
・お供え(なくても大丈夫です)

となります。

葬儀後の香典の渡し方は?

弔問では、まず玄関先で「このたびはご愁傷様です」というようなお悔やみを言います。

そこで多くの場合は上がるように勧められるのですが、特に言われなかった場合は袱紗に包んでいた香典を取り出して、遺族に手渡しして失礼します。(祭壇に通すとお茶を出したりして、遺族に気を遣わせてしまうので、上がるように勧められなければ玄関先で失礼する方が良いでしょう。)

また、室内へ上がるように勧められた場合については、通常、白木の位牌のある祭壇の部屋に通されます。この場合、持参した香典やお供えは自分で祭壇にお供えするので「お線香をあげさせていただいて良いですか」と聞き、相手の許可を得て、おまいりする際に祭壇にお供えしましょう。

ちなみに、祭壇では、座布団を横に外して床に直接正座します。次に香典を袱紗から出して、一度頭上にかざしてから祭壇に置きますが、この時の香典の向きは(人に渡す時と違って)自分の正面に向くように置きます。その他、もしお供え物を持参した場合は、祭壇の余っているスペースに置きます。(祭壇にスペースが見当たらない場合は、持参した紙袋を床に敷き物として置き、その上に置きます。)その後に線香をあげます。

その後は遺族に気を遣いつつ、故人に関係する思い出などを話したりしますが、あまり長居をせずに失礼するようにしましょう。(目安としては、せいぜい5分程度と考えておきましょう。)

葬儀後の弔問における線香のあげ方は?

ちなみに、線香のあげ方は宗派によって本数や配置(横に寝かせるか縦のまま立てる等)が異なります。でも、その家が何の宗派かなんて知らなくて当然ですし、あまり細かいことに捉われず、自分の宗派のやり方でやっても大丈夫でしょう。もし心配なら、その場で遺族に確認しても良いと思いますよ。

ただ、お参りする際に

・遺族と遺影に一礼してから線香をあげ、終えてからも一礼する
・線香の火を消す際は口でなく手であおいで行う

というようなことは基本ですので念頭に置いておきましょう。


葬儀後の弔問で挨拶について悩んだら?

葬儀後の弔問だと遺族と一対一で話すことになり、こういうことに不慣れだと挨拶の1つ1つが心配になる人もいますよね。
そこで、訪問から帰るまでの場面において何を話せば良いか、について簡単にまとめました。

訪問時の挨拶(遅れた理由)

・どうしても都合がつかずに遅くなり申し訳ございません。
・遠方でどうしても来られず申し訳ございませんでした。
・訃報を後になって聞いたので遅くなってしまい申し訳ございません。

香典を手渡す時

・お供えしてください
・遅くなりましたがお供えしてください

帰り際の言葉

・色々大変でしょうけど無理なさらないように。
・どうか、お疲れなどが出ませんように。
・どうか、お力落としの無いように。
・お困りのことがあれば何でもお申し付けください。

さいごに

葬儀後の弔問というのは緊張するかもしれませんが、葬儀の時と同じように、相手への気遣いを忘れずにしていけば大丈夫です。
ただ、葬儀と違って香典を直接遺族に渡すため、袱紗に包んでいき、遺族の前で袱紗から取り出す方がスマートな振る舞いになるでしょう。

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