芳香剤には多種多様がありますが、家の中の置く場所によって商品が異なりますよね。
トイレの芳香剤と部屋の芳香剤、玄関用芳香剤など、違いがあるのでしょうか。
トイレの芳香剤を部屋に置くとどうなるのでしょうか。
今回は、芳香剤の置く場所による違いについてまとめました。
トイレの芳香剤と部屋の芳香剤に違いはあるの?
トイレの芳香剤と部屋の芳香剤は殆ど同じような成分なのですが、次の点で違いがあります。
(1)消臭効果
(2)部屋の広さ
(3)過ごす時間の長さ
では細かく確認していきましょう。
(1)消臭効果
気になるニオイというのは場所によって違いますよね。
例えば、トイレの場合はアンモニアや硫化水素の臭いが気になりますが、部屋だと体・汗のニオイ、タバコ、生ごみ、畳、家具、食べ物などのニオイが入り混じった感じになります。だから、消臭効果は置く場所によって、そのニオイを消す効果の高い物質を入れて作られています。
(2)部屋の広さ
芳香剤は置く部屋のサイズにも合わせて作られています。強すぎず弱すぎず、その部屋に置いた場合にちょうど良く感じる程度の強さに調整するのです。
・トイレ用→1~2帖
・部屋用 →6~8帖 など
おなじ芳香剤でも、トイレと6畳程度の部屋と、10畳以上あるようなリビングに置くのとでは、香りの感じ方が変わります。
(3)過ごす時間の長さ
芳香剤はその部屋で過ごす時間も考慮して作られています。
・トイレ用→短時間向け
・部屋用 →長時間向け
短時間嗅いでいるなら問題ない香りでも、長時間過ごす部屋でずっと嗅ぎ続けていると不快になることもあります。
また、使う側の私達にとっての芳香剤は、スペースによって求める香りが異なります。
例えば、
- トイレは不快な場所という印象があるので、それを払拭させる「爽やかさ」が欲しい。
- 部屋は長時間リラックスして過ごしたいから、ホッとさせてくれる香りが欲しい。
このように、トイレと部屋とでは、大きさも、ニオイの原因も、消費者が求める効果も大きな違いがあります。それにあわせて開発されているわけですから、芳香剤にも違いがあるのです。
トイレの芳香剤を部屋に置くとどうなるの?
トイレの芳香剤を部屋に置いたら大丈夫なのだろうか?
と悩む人もいますが、これは特に問題ありません。
好みの香りなら、どこに使っても大丈夫です。
ただ、トイレの芳香剤の場合は、トイレの嫌なニオイに特化して消臭効果があるため、部屋用の長所である「タバコ、汗、生ごみ等」のニオイなどについての消臭効果は乏しいでしょう。また、狭い空間用なので、広い部屋の場合にそれだけ香りが漂ってくれるかは怪しいです。その点を検討して判断して下さいね。
じゃあ、逆はどうなの?
部屋用の芳香剤をトイレに置いても大丈夫?
こちらについては、あまりおすすめできません。
というのも、トイレの嫌なニオイ、アンモニア臭は結構キツイのですよね。
その場合、部屋用芳香剤だと消臭効果が期待できません。
私達がトイレの芳香剤に期待するのは、良い香りは勿論ですが、それと同時に消臭効果も期待しますよね。(というか、こちらが必須のような気がします。)だから、アンモニア臭を消してくれるトイレの芳香剤でないと厳しいのです。(ただ、長期間掃除していないようなトイレだと芳香剤程度では消臭できませんが。)
ですから、部屋用芳香剤はトイレに置かない方が良いのです。
さいごに
トイレの芳香剤と部屋用芳香剤は、香りそのものは似ていますが、目的が違うため、消臭効果などが若干異なります。ですから、トイレに置くのは「トイレの芳香剤」にするのが良いでしょう。
ただ、「どうしても部屋用芳香剤が使いたい!」という場合は、これとは別に消臭効果のある備長炭や重曹などを置く方法もありますよ。