「訪問してくれたお客様がお帰りになるときに渡すお土産があります」
今回は、「あい」さんが義両親に気付かせてもらえたお話で、訪問してくれたお客様が自宅に帰ってから少しでも楽に過ごせるように気遣うことについてです。
それでは「あい」さんお願いします。

お客様がお帰りになるときに
結論から言うと、「お客さんが帰るときには、お客さんが家に着いたときに楽なことができるように夕飯を持たせたり何かもたせなさい」ということのマナーなのですが、私はこれができていませんでした。
どうしてかというと、私はいままで親にそのようなことをしてもらってきたと思うのですが、それが全然しみついていなかったのです。
なので、私はいざお客さんが来た時に帰るときになにももたせずに家に戻していました。今思えばひどいことをしていたな、悪かったなと思っています。
あるとき、私の家に月に1回は必ず来てくれる義理両親から、贈り物をいただきました。
餃子や肉まん、など、簡単に調理や料理ができるものをいただきました。
それは、義理両親が帰るときにいただきました。
「今日の夕飯は寒いからこの魚を食べるといいよ、肉まんを食べるといいよ、餃子を食べるといいよ」、と。
私はこの時「はっ」としました。
なぜなら、私がそういった今日の夕飯のためになにかをプレゼントするということができていなかったからです。
今までやってきてもらっていたことが、自分ではできていなかったことに対して私はとても恥ずかしい気持ちになりましたし、なんでこんなことができないのだるという気持ちになりました。この時気が付いてよかったと思っています。
このことから、私は「ああ、お義父さんお義母さんは私にきっとおみやげをもたせなさい、ということを間接的に伝えているんだな」ということを感じました。
このときこのことに気が付いたおかげで、私はそれ以降、義理両親が来てくれた時に、必ず帰りに何か手土産を持たせるということをするようになりました。まだまだできていないところも多いのかもしれませんが、義理両親は片道二時間半くらいのところからわざわざ来るまで来てくれているので、かえってすぐに夕飯が食べられるように簡単なものを持っていてもらったり、すぐに料理ができるような出来合いのものや真空パックに入っているものなど、気を遣うことができるようになった気がします。
これって、気が付く人は気が付くと思うのですが、私のように鈍感な人というか、社会の常識というか、暗黙の了解というか、マナーが分からない人って結構いると思いますし、昔からのそういった人に気を使って物事を考えていくということが最近はだんだん薄れてきているような気がしています。
ですので私は今回の義理両親からの贈り物によって、自分自身がそのことに気が付いてとても良かったと感じています。
まとめ
今日は私が義理の両親から無言で教わった「お客さんが家に帰るときに楽にできるようにお土産を持たせる」ということをご紹介してみました。
お客さんが帰った後はどっと疲れが出てしまうと思うので、そういう時に夕飯の支度などが楽にできるようにお土産を持たせると、お客さんがとても楽になって喜ばれるよ、ということなのですが、私にはまだまだ人を敬うとか、人の気持ちを大事にするとか、そういったところが欠けているように感じています。
ですので、今回直接言葉で言われたわけではなかったのですが、私がそのように感じることができたということなので、かえって良かったのかなと思います。
それに、反対に義理両親からそのようなことをされていなかったらきっと私はずっと何もしなかったと思います。ですから、反面教師のような感じで義理両親に教えてもらったことによって私はおみやげを持って行ってもらうということができるようになりました。
私はこれからも人の気持ちに寄り添えるような振る舞いをしたいなと思いますが、それが誰にも言われなくても、だれにも指図されなくてもできるような人になりたいと感じています。また、人のことを思って「愛」をもって物事を取り組んでいくということは、人間にとってとても大事なことだと感じています。人間は一人だけでは生きられない生き物ですから、いつも感謝の気持ちを大事にして、「ありがとう」や「おかげさま」という気持ちを忘れずに物事に対応してくということがとても大事だと思いました。参考になれば幸いです。