年賀状を毎年何十通も出しているけど、毎年1回義理で出している年賀状の付き合いってどうなの?と子育てで忙しいママさんなら誰もが悩みますよね。
義理のやりとりなんか、やめたい!
という場合の悩みをどのように考えたら良いのか、親戚、友人、ママ友など相手別に、我が家の経験を元にお話しします。
年賀状やめたい親戚がいたらどうする?
多くの場合、親戚付き合いは結婚して所帯を構えて初めて行うものであり、結婚祝いをいただいた親戚に対して年賀状を送るというケースが多いでしょう。
親戚付き合いはその家庭によって千差万別ですから「こうしたほうが良い」とは言えませんが、ここでは極端な見解を2つ挙げておきます。
(1)前向きな見解
「疎遠だからこそ繋ぎとめるために、年1回挨拶をする」という考え方
(2)後ろ向きな見解
「後ろ指さされないために、年1回の挨拶をする」という考え方
親戚というのは友人知人、仕事関係とは異なり、相手と自分が生きている限り続く関係で、加えて累は子供の代まで及ぶことから、自分から年賀状をやめるのは避けた方が無難です。
私の場合ですが、自分の親戚に出さないというのは文句を言われたことはありません。
これは、身内だからなのか、嫁いで実家から離れたことが理由なのかは不明ですが、嫁の実家というのはそういうものみたいです。
ですが、嫁ぎ先の場合には慎重な行動が様々な方面から求められます。
年賀状を止めた場合、目上の場合は特に、相手に失礼だと思われる可能性があります。
義父母に対して「嫁のマナーが出来ていない」と文句を言ってくる親戚もいるのです。
これは我が家のケースだけかもしれませんが、新婚時代に「お前の嫁は礼儀がなってない」と事あるごとにうるさい親戚が義母に言ってきていたそうです(義母は人間的に良い方だったので私に直接言いませんでしたが、かなり親戚付き合いのマナーを注意されたものです)。
「年賀状は結婚式でお祝いを頂いた方全て送るように」と言われ十数年、ずっと続けてます。
義母は数年前に他界しましたが、煩い親戚が多いので、今でも季節の挨拶についてはかなり慎重に動くようにしています。
我が家の場合は、親戚関係の年賀状では、母が亡くなったことを機に、年下の親戚で全然交流していない場合だけ自然消滅させてしまいましたが、目上の親戚に対しては、相手が生きている限り続ける方が良いと考えています。
年賀状親戚への文例は?
親戚に書く内容は、難しく考えなくて大丈夫です。
滅多に会えない親戚なので、印刷した年賀状に「おかげさまで家族皆、元気にしております」「子供が今年幼稚園に入園します」のような近況報告を一言手書きで添えれば十分です。
→詳細文例はこちらの記事がおすすめです。
年賀状をやめたいのが友人知人の場合は?
年賀状の交流をやめるというのはかなり躊躇するかもしれませんが、女性の場合は男性と違って夫や子供の状況に応じて環境を変えなければならない人が多いですし、周囲の友達もそういう人が多いはずです。
ですから、学生時代、社会人になってからの友人、結婚してからの友人というのはどんどん変わるものです。
その中で、環境が変わって離れ離れになっても親しい関係であれば得難い友人でしょうけど、正直言ってなかなかいないものですよね。
私も高校時代の友人の多くは同じ県に住んでいますが、全員が子育て真っ最中で、子供の受験や思春期など難しい時期であり、友人同士会うということはこの数年ありません。
そして年賀状のやり取りもお互い自然消滅という形で減っています。
世間一般的に、喪中で年賀状が途絶えたのが区切りとなるケースが多いです。
40代になると親世代が70代で寿命が近づくこともあるし、子供の親との「ママ友」としての付き合いが増えて、昔の付き合いを見直す時期になっていることもあるでしょう。
ちなみに、男性の場合については女性と交友関係の深さが違うようですね。
夫の場合でいうと、常に会っている友人数名や、年賀状だけの付き合いだけど続けたい友人以外は、義母の喪中を区切りに自分からは出さなくなりました。
年始に相手から届いた場合だけ返事を出しているのですが、この数年間で100通以上あったのが、50通程度に減っています。
それでも女である私よりも数が多いです。
男性の場合は、子育ての主導権を握らなくて良いため友人関係は長続きしやすいのですが、女性は子供が小さいうちは子供に振り回されるため、交流関係が途絶えても、年賀状の付き合いがなくなっても仕方ないことなのだろうな、と思います。
年賀状をやめたい場合の自然消滅について
年賀状をいただいても返事を出さないのはマナー違反ですが、
・年賀状だけのお付き合いが何年も続く
・毎年一言を書くのが虚しくなる相手
(「今年こそ会いたいね」「お元気ですか」程度の虚礼しか書けないような人)
こんな場合は、マナー違反という罪悪感があるかもしれませんが、自分から返事を出さずに自然消滅させる方法が良いでしょう。
誰もが同じことを考える年代だし、きっと相手も同じことを考えていると思いますよ。
年賀状をやめたい場合の文例ってあるの?
年賀状をやめたい場合に自然消滅する方法以外にもう1つ、あえて「止める宣言」する方法があります。
この場合、文例を挙げるとすれば
大変申し訳ありませんが、都合により年賀状を今年限りとさせていただきます。
今後もお元気でお過ごし下さいますようお祈り申し上げます。
となりますが、この文章を新年早々受け取ったら、すごく寂しい気持ちになりますよね。
「それなら宣言しないで出さなくてもいいのでは?」と思われる可能性もあります。
まあ、それはそれで翌年には絶対に年賀状を出してこないでしょうし確実な方法ではあるのですが、もし宣言するのであれば年賀状でなく、年末の挨拶か正月明けの寒中見舞いなどで一筆書く方が良いでしょう。
ママ友の年賀状をやめたい場合は?
女性の場合、昔からの友人関係が途絶えるのと入れ替わりに、子供の幼稚園や学校の付き合いで「ママ友」が出てきますよね。
これも子供が成長すると共に途絶えることもありますが、波長が合えば子供が離れてもずっと続く関係もあります。
子供同士が繋がっている間だけと割り切って構わないでしょうし、そうでなく、相手から一方的に好意を示してもらってもこちらの気が合わない場合は消滅の方向で、と考えて良いでしょう。
ママ友の場合、「年賀状を送りたいから住所を教えてね」と言われることも度々あるかもしれません。
その場合、書く方が良ければ教えても良いでしょうし、住所を教えるのが嫌なら今はメールによる年賀状も普及してきているため、相手にアドレスを教えているのであればメールを指定しても良いでしょう。
私の場合は、ママ友関係は今は全てメールでの年賀状です。
しかも、グリーティングカードなどを使わず、通常の携帯メールでそのまま「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」だけの簡単なものです。
ママ友の付き合いも千差万別かもしれませんが、よほど好意を持っている人、今後もずっとお付き合いしていきたい人であれば凝った年賀状を送っても良いでしょうけど、その場限りの人と考えるのであれば、メールで簡単に済ませることを考えています。
まとめ
年賀状のお付き合いは虚礼的な部分も多く、友人知人ママ友などは割り切って、マナー違反と思われてもきっぱり「返事を出さない」ことで消滅させるのも方法です。
ですが、親戚付き合いだけは自分だけで済まない、家同士の関わり合いになるので簡単にやめない方が無難でしょう。