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公共でのマナー

飛行機内でのお酒のマナー〜機内で頼める量は?持ち込んでも良い?

快適な旅行のお供といえば、お酒ですよね。旅行先に到着するまでの間もお酒を嗜みながらこれからの楽しい旅行に思いを馳せたいものです。ですが常識はずれなことをして周りを不快にさせては自分も楽しめませんよね。

そこで今回は飛行機内での飲酒についてまとめました。

飛行機内では酔いやすいってホント?

本当です。地上より気圧が低いのがその原因です。

気圧が低いと、地上と同じように呼吸をしていても、赤血球に取り込まれる酸素の量が減少します。アルコールを分解する際には大量の酸素を必要とするので、酸素が少ないとアルコールの分解速度が落ち、結果として早く酔ってしまうのです。

さらにアルコールは利尿作用が高いので、トイレに行く回数が増えてゆっくりできなくなります。
お酒を飲んでから30-60分後に、血中アルコール濃度がピークに達すると言われています。つまりお酒を飲んだのが搭乗前でも、機内で急に体調不良に襲われることも考えられます。

機内でどれくらいお酒を頼める?

国内線国際線問わず、4杯程度が無難です。

昨今では乗客へのドリンクサービスとしてアルコールを提供している航空会社が増えましたね。国内線では日本酒や焼酎が、国際線ではワインやビール、ウイスキーなどが提供されます。(会社や座席のクラスによります)

無料でお酒が堪能できるなら目一杯飲みたいものですが、ここはグッとガマンを。機内では非常に酔いやすいので、普段飲んでいる量をそのままのペースで飲むと泥酔したり気絶したりして大変な騒ぎを引き起こしかねません。

アルコール類は4杯程度を目安に、ミネラルウォーターやジュースを挟みながら楽しみましょう。
ちなみに、アルコールが完全に有料の会社もありますのでご注意ください。

機内に持ち込んだお酒は飲んでもいいの?

好きなお酒は自分で購入して楽しみたいものですよね。
アルコールの持ち込みは、国内線と国際線で大きく分かれています。

国内線の場合

空港内で購入した缶ビールなどを機内に持ち込むことはできますが、中で飲んで良いかどうかは航空会社の判断に委ねられます。JALやANAはOKジェットスターは持ち込んだお酒を飲むのはNG。ピーチは飲酒可能です。

フライト前に搭乗口でCAさんに聞いてみるのが確実です。

国際線の場合

ほとんどの航空会社で持ち込んだアルコールは機内で飲めません

そもそも、2007年より液体の機内持ち込みが制限されるようになりました。液体物は1つあたり100ml以下の容器に入れ、総量1L以下のジッパー付きの透明なプラスチック袋に入れる必要があり、1人1個までと定められています。

さらに、国際線では様々なバックグラウンドを持つ乗客が大量に乗り合わせることから、昔からアルコールの飲み過ぎによるトラブルが多発していました。そのため持ち込んだお酒を機内で飲むことを禁止している会社が非常に多いのです。

2015年には国際航空運送協会により、機内で安全にアルコールを提供するためのガイダンス『Guidance on the Safe Service of Alcohol on Board』が発表されました。これによると、機内でのアルコールサービスについての基準はまだ明確ではなく、各会社や国に委ねられているようです。

CAさんにお願いするときの注意点は?

CAさんの手が空いたタイミングや巡回してくれた時を見計らってお願いしましょう。

CAさんはドリンクサービス以外にもたくさんの雑務を抱えています。ドリンクサービスや食事のタイミング、ほかの乗客のサービス提供が終わった後などにお願いしましょう。

なお、シートベルトサインが出ている最中は機体が揺れて危険なため、声をかけても運んではくれません。憤慨せずに、機体が水平飛行に入りシートベルトサインが消えるまで待ちましょう。

さいごに

アルコールは適量では良い気持ちにさせてくれる良薬ですが、飲みすぎると体に負担をかけてしまいます。特に機内では酔いが回りやすいので、普段よりも飲む量を抑えることが大切です。

最初から最後まで良い旅行となるように、お酒も適量を心がけてくださいね。

◆飛行機に関しての記事はこちらにもあります。
飛行機内で乗務員(CA)さんとのやりとりのマナー〜挨拶したほうがいい?どこまで頼めるの?コールボタンって?
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