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供養のマナー

生徒の親の葬儀に参列するべき?通夜と告別式どっち?香典相場は?


生徒の親や親族が亡くなった場合、葬儀に参列すべきでしょうか。また、参列する場合は通夜と告別式のどっちに参列する方が良いのでしょうか。

今回は、
・教員が生徒の親や親族が亡くなった場合に参列する方が良いのか
・参列するならお通夜と告別式のどっちにするか
・香典の相場と自分が出すべき金額

以上についてまとめました。

生徒の親や親族の葬儀に参列すべき?

生徒の親が亡くなった場合には葬儀に参列する方向で考えるのが一般的です。
通常であれば、両親が保護者であり学校のPTA会員でもあるため、PTAからの弔慰金が支給されることになります。この弔慰金はPTA会長や役員が渡すケースが多いのですが、場合によっては学校の先生が渡すこともあるようです。

ただ、以下のように葬儀に参列できない状況なら参列しなくても仕方ありません。

・生徒の家が非常に遠くにある(寮生活をしていて自宅が遠い等)
・血縁関係のある親だけど、親が離婚したため保護者でない場合
・担任が修学旅行の引率中など学校行事が葬儀と重なった場合

【親以外の親族が亡くなった場合は?】
亡くなったのが親以外の親族の場合、例えば祖父母や叔父叔母等の場合は参列しません。ただし、両親がいなくて祖父母が保護者でありPTA会員、というような特殊な環境であれば別で、参列する方向で考えます。


通夜と告別式のどっちに参列するの?

生徒の親の葬儀は、お通夜と告別式のどちらに参列しても問題ありませんが、どちらかというとお通夜に参列するケースが多いです。というのも、お通夜は夜なので参列しやすいのですが、告別式だと平日の学校の授業と重なることが多いからです。

昔はお通夜というのは親族などの身内を中心とした式であり、一般の人は告別式に参列するものですが、今では逆に、お通夜に一般の人が参列し、告別式は親族や、お通夜に参列できなかった人、お通夜に参列したけど親しいので2日間参列してくれる人、というような傾向があります。

また、告別式だと開始から出棺までの時間拘束されてしまうのですが(やむを得ない場合は焼香後退席する人もいますが出棺まで残る人が殆どです)、お通夜の場合は読経の途中で一般の焼香が始まり、自分の順を終えるとお清めの席へと誘導されて、その後は各自帰路についても問題ないため、拘束時間が短くて済みます。ですから、お通夜の方が参列しやすいのです。

葬儀参列は気持ちの問題なので、告別式に出て出棺をお見送りするのも良いのですが、教員という仕事は外せないため、お通夜に参列する方が無難です。


香典の相場 生徒の親の場合は?

生徒の親の場合の香典は、5,000円というのが一般的です。

香典は
地域的な相場
年齢的な相場
等があるのですが、

香典返しのことを考えると、
多すぎると相手が香典返しに何を選べば良いのか分からず悩むし
少なすぎると香典返し分を差し引くと殆ど残らない
ということで、相手の負担になってしまいます。

ですから、5,000円と考えるのが無難なのです。

それに、手厚く1万円とか考えると、次に誰かの生徒の親が亡くなった場合に「また1万円出さなきゃ」と自分が負担に感じてしまう可能性もあるのです。ですから、生徒の親の葬儀なら一律5,000円、と決めてしまう方が後々の負担が減るでしょう。

さいごに

生徒の親の葬儀に参列する場合、お通夜なら喪服でなくても問題ない(男性の場合はダークスーツに地味な柄のネクタイ、女性の場合は地味な色のスーツやワンピース)という見解もありますが、これは地域性があり、都会の方ではお通夜から喪服で参列する人が多いです。
というか、告別式には参列せず、お通夜のみに参列するから、ということなのでしょう。

ですから、葬儀参列する場合には、地域的な慣習を確認するためにも周囲の教員に相談してみるのがおすすめです。

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