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供養のマナー

会社の同僚の葬儀参列は必須?香典は?行かない場合はどうする?


会社の同僚が亡くなった場合、葬儀には絶対に参列しなければならないのでしょうか。
参列する際に香典をいくら包めば良いのでしょうか。
また、行かない場合は香典をどうすれば良いのでしょうか。

今回は、会社の同僚や上司の葬儀参列や香典等のことを中心にお話しします。

会社の同僚の葬儀に参列すべきケースとは?

会社の同僚や上司、部下などが亡くなった場合、親しかった場合やお世話になった場合等は、参列する方が良いです。一方、同期入社だけど殆ど面識が無いとか、業務上の接点が全く無かった場合は出なくて問題ないでしょう。

では、どちらとも言えない微妙な場合はどうでしょうか。この場合は、会社の規模や慣習によって葬儀に参列するかどうか異なります。
比較的大きい会社の場合、社長の代理で総務部担当と、直属の上司、同じ部署や親しい社員が参列する傾向があります。一方、少人数の会社で、殆どの社員が顔見知りだったりすると、社長や都合のつく社員、ほぼ全員が参列する傾向があります。

ただ、葬儀に社員全員、部署全員が行くと人数が多すぎて迷惑になる、という可能性もあるので、その場合には、
(a)通夜と告別式の2つに分かれて行く
(b)代表で数名だけ参列する
というような方法があります。

このように、会社の規模や慣習は一社一社異なるし、遺族がどう思うか、どの程度の規模の葬儀を望んでいるか、ということもあるので、上司や同僚に葬儀の際に参列する方が良いのか相談してみましょう。葬儀に行く方が良いのか、行かない方が良いのかを悩んでいる人はあなただけではないので、相談するということは全く問題ありませんよ。


会社の同僚の葬儀で香典はどうするの?

会社の同僚の葬儀では、参列するかどうか以外に、香典をどうするか、出すならいくら程度かという問題があります。
この答えとしては、
葬儀に参列するなら当然、香典を持参します。
同僚であれば、一般的な額としては5,000円です。

(3,000円というのもあり得ますが、香典返しが2,500円~3,000円程度であることを考えれば、5,000円が適切なラインでしょう。)

もし生前、非常に親しかった場合などは気持ちで1万円包むというのもあり得ます。また、自分の会社での地位が高いとか、年収が非常に高い等の場合には、1万円でも良いでしょう。ただ、少なすぎるのも良くありませんが、多すぎるというのも遺族が香典返しを悩む可能性があるため、多すぎる金額というのもおすすめできません。
以上のことを考えて、香典の金額を決めるようにしてください。

香典を連名にするけど参列する場合は手ぶらでいいの?

ところで、会社によっては、個人ごとでなく部署や会社でまとめて連名にして包むケースがあります。
連名だと、アルバイトのような場合であれば1人あたり1,000円から3,000円程度ですが、社員の連名というのもあり、1人あたり5,000円で連名にする会社もあります。(1人5,000円出すなら、連名でなく個人ごとに包むのが一般的ですが、例外的な方法が慣習となっている会社もあります。)

このように連名で包む場合は、葬儀に参列しないケースが多いのですが、連名で包むけれど葬儀に参列する、という人もいますよね。その場合、葬儀に手ぶらで行くことになりますが、問題ありません。(2重に香典を包む必要はないのです。)

香典は通常、葬儀場の受付をする際に記帳をするのと同時に受付の人に渡すのですが、香典を持参しないで記帳だけの人もいます。(通夜と告別式の両方に参列する場合には、通夜で香典を出すため告別式は手ぶらで記帳のみ行います。)
もし記帳の際に自分が(香典を持参しないことで)気が退けるのであれば、「香典は会社でまとめて代表者が渡す予定です」と言えば大丈夫です。

葬儀に行かない場合の香典は?

葬儀に行かない場合の香典は、個人と連名の2つの方法がありますが、連名の場合なら代表者がまとめて出してくれるので自分が行かなくても問題ありません。

でも、個人で出すと決めたけど、通夜と告別式のどちらにも都合が合わずに参列できない、というケースがありますよね。この場合、一般的な方法としては現金書留で郵送するのですが、会社関係の葬儀であれば会社の代表者として社長か総務、本人の上司等が参列するはずですし、その人に事前に託す方が良いでしょう。
ただ、目上に預けるのは失礼に当たるため、出来れば役職の上の方でない人に託すべきとされています。


さいごに

会社の同僚の葬儀に参列するか迷ったら、故人との関係がどうだったか振り返って決めましょう。面識があって故人のことが気になるなら、香典を持って葬儀に参列する方が良いでしょう。参列することで自分の気持ちが落ち着くと思いますよ。(参列しないと後悔するかもしれません。)

ただ、会社によっては「参列するのが当然」「代表者や同じ部署程度しか参列しない」など慣習が様々に異なるので、今回の葬儀が入社後初めて、という場合は、過去どうだったか等を知る人に確認する方が良いですね。香典についても同様で、一般的には個人で出すものですが、中には連名で出すという慣習の会社もあるので、確認してそれに合わせる方が良いでしょう。

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