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お正月

初詣の参拝方法や鈴賽銭 境内でのマナーで帽子や服装の決まりは?

最近、神社にお参りに行くのは年1回の初詣だけ、という人が多いようです。

でも、年1回しか行かないと、参拝方法を忘れてしまいますよね。

今回は、神社での参拝方法や鈴や賽銭の作法、賽銭金額の相場等、神社でのマナーで帽子や服装などの身だしなみについてお話しします。

初詣の参拝方法 境内でのマナー

神社の境内は次の図のようになっています。
境内図

私達は鳥居から境内に入り、参道を通って参拝するのですが、初詣等の略式参拝の場合は次の流れで行います。

ここで行うお辞儀には2種類あり、角度約15度の「一揖(いちゆう)」角度90度の深いお辞儀です。

1.鳥居をくぐる

境内に入る時と出る時に鳥居をくぐるのですが、その際に一揖(角度15度のお辞儀)をするのが良いとされています。
帽子をかぶっている場合はここで取りましょう。

2.手水舎で手や口を清める

参道の途中に手水舎(てみずしゃ・てみずや・ちょうずや)があるので、ここで手や口をすすぎます。

初詣だと参拝する人が多すぎて手水舎も混雑しているケースもあるため、ペットボトルに水を汲んで持参して参拝前に清める人もいるようです。

手や口を清める方法

柄杓に1回水をたっぷり汲んで、汲み直さずに下記の流れを行います。

(1)左右の手を清めます。
右手で柄杓を持ち水を汲んで左手にかけて清めます。逆手も同様に行います。

(2)口を清めます。
右手に柄杓を持ち替えて左の掌に水を少し受け止めて、それを口に含んですすぎます。
口を清める際、柄杓に口をつけてはいけません!

(3)柄杓を清めます。
最後に残った水で柄杓の柄を伝うようにして洗い流してから元の場所に戻します。

3.参拝する

神社の参拝は、二拝二拍手一拝です。
(2回お辞儀をして、2回パンパンと手を打って、1回お辞儀をします。)

拝・・・90度の深いお辞儀をします。
拍手・・・お祈りする際に2回拍手をします。

拍手について細かく言うと、右手の指先を少し下げながら、胸の高さで両手を肩幅程度に開いてから打ちます。
打った後は左右の指先は揃えます。


初詣の鈴と賽銭マナーはあるの?金額の相場は?

hatsumoude

参拝の前に、賽銭を入れて鈴を鳴らすのですが、この賽銭は願い事をするからお金を入れるのでなく、願い事が叶ってお礼として供物の代わりにお金を入れるという物なのです。
「お賽銭するからお願い事を叶えてください」ではありません。

さて、賽銭の入れ方ですが、基本は「そっと入れる」ことです。
乱暴に投げるのは駄目です!神様へのお礼なので大事に入れましょう。

ところで誰もが気になるのが「賽銭の金額をいくら入れるか?」ではないでしょうか。

もちろん、世の中には語呂合わせという便利なものがあり、

5円で「ご縁がありますように」
5円2枚で「重ね重ねご縁がありますように」
10円だと「遠縁」なので避ける
29円だと「福(フク)」が来る

等があります。
でも、お賽銭は「神様への感謝」であり、自分の気持ちの問題なので、自分の気持ちがスッキリするならゲンを担いで語呂合わせに従っても良いですし、感謝の気持ちがすごく強ければもっと出しても良いでしょう。
あまり世の中の大多数意見や、神社で初詣している隣の人に振り回されず、自分の気持ちを神様に伝える、ということを考えて下さいね。

初詣の鈴の意味は?

賽銭の次は鈴を鳴らします。

これには、参拝に来ましたという意味があります。

その他、鈴の音は魔を払う力があるとされており、参拝の際に鈴を鳴らすことで体や魂の回復に繋がると信じられてきたそうです。
これを知って鈴を鳴らしてみると、より敬虔な気持ちで参拝するようになり、身が引き締まるかもしれませんね。

初詣のマナーで帽子や服装の決まりはあるの?

初詣は神殿には入らない略式参拝なのでスーツでなくても構いませんが、神様の前に出るのですから、身だしなみは清潔なもので、汚れたものやラフ過ぎないものにしましょう。

参拝の際は帽子やマフラーを脱いで服を整えましょう。

さいごに

参拝する際は、あれもこれも・・・と欲張ってお願いするのでなく、無心で手を合わせて「感謝を伝えること」が大切です。
滅多に行かない場合は参拝マナーを覚えきれないかもしれませんが、忘れてもバチは当たりませんので、多少間違ってしまっても気にせず、神様の前へ素直な気持ちで出れば大丈夫ですよ。

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