香典の書き方で住所の縦書きはどのようにするのでしょうか。
また、郵便番号や電話番号についても、数字を縦書きにする場合にどう書けば良いのか悩みますよね。
今回は、数字を縦書きにする場合のやり方を中心にお話しします。
◆香典の金額の書き方で困った場合はこちらの記事がおすすめです。
→香典の金額の書き方で3千円の場合は?也はつけるの?
香典の書き方で住所の縦書き数字は?
香典は昔から縦書きですが、算用数字は通常横書きです。だから、住所を縦書きで書いていくと、町名の後の数字をどう書くのか悩む人が多いのですが、香典で縦書きにすべき箇所は通常、漢数字で書きます。
ちなみに、金額を書くのとは異なるので旧字体で書く必要はありません。(逆に旧字体で書くと見づらいので避けましょう。)
ですから「0」(ゼロ)は「零」でなく、普通の漢数字「〇」で大丈夫です。
パソコン文字だと分かりにくいですが、手書きの場合には、楕円形で横長に書くようにします。
具体例として「1-20-300」を縦書きにすると、
一
|
二
〇
|
三
〇
〇
となります。
ただ、町名の後には「○丁目」となるケースが多いのですが、その場合、厳密には住居表示に関する法律を考慮して、
一
丁
目
二
〇
|
三
〇
〇
となります。まあ、香典袋は別に公文書ではないので、そこまで細かいことを考えなくても全く問題ありません。(上の2つの回答のうち、最初の回答である、「丁目」をつけない書き方で大丈夫です。)
香典の書き方で郵便番号の縦書き数字はどう書くの?
郵便番号についても同様で、縦書きの場合は数字を漢数字で書きます。
0(ゼロ)は漢数字の「〇」を使います。
また、「-」(ハイフン)は、「|」(縦ハイフン)を使います。
ですから、具体的には次のようになります。
一
二
三
|
四
五
六
七
もし郵便番号の記入欄が横書きだったら、算用数字で「123-5678」と書いて問題ありません。
香典の書き方で電話番号の縦書き数字は?
電話番号の書き方も同様で、縦書きの場合には漢数字で、縦ハイフンを使います。
具体的には次のようになります。
〇
三
|
一
二
四
五
|
六
七
八
九
または、上記の「ハイフン」を、
〇三(一二四五)六七八九
の縦書きでカッコ表記にしても問題ありません。
さいごに
縦書きで漢数字を書くのは案外難しいので「相手は知っているから書かなくても大丈夫だ」と思って省略したくなるものです。
でも、住所や郵便番号、電話番号などは相手が香典返しを考えるときに必要な情報なので、出来るだけ香典袋に記入しておく方が相手への親切に繋がりますよ。
ですから、香典袋に印刷されている場合には省略せず、1つ1つの項目を丁寧に書いていきましょう。
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