葬儀後1週間ぶりに会社に出社する同僚への挨拶って、どんな言葉が良いのだろう?
会社で一緒に働く人の家族の不幸があった場合、このようなことで悩むことがありますよね。
今回は、葬儀後同僚にかける言葉、お悔やみ、ねぎらいの言葉でおすすめや、注意すべきことについてまとめました。
葬儀後同僚への挨拶って何を話すの?
同僚に何と声をかけたら良いのか分からず悩む人が多いのですが、業務で接点がある場合は相手から「色々ご迷惑をお掛けしました」というような話をしてくることが多いので、あまり構える必要はありません。
何を迷惑掛けたか、というと、数日間休暇を取得しなければならなかったため、自分の業務に穴をあけたことや、一緒に働いている人達にしわ寄せがいったのではないか、というようなことからのお詫びですね。
そして、香典を出したのであれば、そのお礼も言ってきます(挨拶の順序としては上司が先で、同僚は後になるでしょう)。
ですから、職場復帰初日は、その同僚はあれこれ慌ただしいものです。そんな中で言葉を交わすことになるので、あまり多くの言葉は必要ありません。(話が長いと、葬儀で疲れた人には迷惑になります。)
では次に、具体的に同僚にかける言葉についてお話ししていきます。
葬儀後にかける言葉 1週間後の場合は?
葬儀の直後だったら「この度はご愁傷様でした」のような一般的な言葉でも良いのですが、1週間程度経過している時点での対等な関係であれば白々しいと感じるかもしれません。親しい相手ならあまり使わない方が無難ですね。
どちらかというと、普段通りの言葉遣いで(普段ぶっきらぼうな話し方であれば、少しは丁寧な話し方にした方が良いのですが)、相手の事をいたわる言葉がおすすめです。
・お疲れ様でした。大変だったね。疲れが出る頃だろうし、無理しない方がいいよ。
・大変でしたね。
・色々大変でしたね。大丈夫ですか?
・大変だったね。少しは落ち着きましたか?
・葬儀お疲れ様でした。少しは落ち着いた?
・結構疲れたでしょう。
・どうぞ、お疲れが出ないように。
・あまり無理しないようにね。
・○○さんもお体お大事に。
・何も役に立てずにごめんなさい。
葬儀後ねぎらいの言葉で注意すべきことは?
葬儀においては身内を亡くした直後でも気丈に振る舞って葬儀をやり遂げなければならず、血縁関係が濃い人ほど大変です。ですから、葬儀の間は慌ただしくて悲しむ暇もなく、終わって少し経ってから悲しみが出てくる、疲れも出てくる、というようなことは意外と多いのですよね。
そんな状況ですから、久しぶりに会う同僚に対してのねぎらいの言葉は注意すべきこともあります。
先程、「この度はご愁傷様でした」は親しい場合にはあまり使わない方が良い、と言いましたが、親しくない関係だったり、葬儀に参列していない場合などは、無難な言葉としてこの言葉を使う人もいます。
ですが、親しくない場合は、本人の心身のダメージ度が分からないですよね。だから、自分から声をかけずに、静かに見守っている、という姿勢の方が良いかもしれません。そして、相手が何か話しかけてきた際に「大変だったね」「無理しないようにね」等と体の心配をする方が良いでしょう。
また、使って良いかどうか、判断の微妙な言葉もあります。
以下の2つは、自分の言い方や相手の受け取り方によっては、相手が不愉快だと感じるケースがあります。
・力落としのないようにね
・どうか気を落とさないように
大事な家族が亡くなったら気持ちが塞ぐのは当然のことなのですよね。だから、ガックリと力を落とすこと、気を落とすことは当然だし、それを否定されるのは他人事だと思われて腹立たしいと感じる人もいるのです。
もちろん、表面上の言葉でなく、あなたが本当に相手のことを気遣って言ったのなら、相手に気持ちが通じるかもしれません。でも、これは絶対通じるということではないので、上でお話しした言葉で相応しいものがあれば、そちらを使う方が無難でしょう。
さいごに
葬儀後に会社に復帰する同僚にかける言葉は、葬儀の時とは違い日常に戻った場面ですから、基本的には普段通りの言葉掛けで大丈夫です。
心を込めて、相手の心と体をいたわる気持ちで、素直に「大変だったね」というような言葉を出せば、相手に気持ちが伝わるでしょう。