毎年年賀状を書いても、年賀はがきが余ってしまうことがありますよね。
また、購入した後に喪中になると、全て無駄になってしまいます。
このような未使用年賀はがきは郵便局で無料交換に応じてくれますが、期限付きです。
この期限がいつからいつまでかご存知ですか。
今回は、年賀はがきで未使用分や書き損じの交換や換金方法のことや、印刷したけど失敗した場合の交換時注意点などを分かりやすくお話しします。
年賀状未使用の場合交換期限はいつまで?
未使用時の『無料』交換可能なはがきは?
年賀状を買ったけど未使用の場合というのは次のケースがあります。
(1)買い過ぎて余った
(2)用紙を間違えた(インクジェット紙を買うつもりが普通紙を買ってしまった等)
(3)喪中になってしまった
この場合は、年賀はがき販売期間内なら郵便局に行けば無料で交換してもらえます。
この販売期間は、10月最後の週から1月の最初の週となっています。
「昨年以前の年賀はがきを今年の年賀はがきに交換したい」というのは不可能なので、古い年賀はがきは大事に取っておいても意味がありません!
ぜひ新しいうちに処分方法を検討してくださいね。
交換の条件と具体例
ただし、(3)の喪中以外は、別の年賀はがきにしか交換できません。
- インクジェット紙を買うつもりなのに間違って普通紙を買ってしまった場合は、汚さないでそのまま郵便局に持って行けば無料でインクジェット紙に交換してもらえます。
- インクジェット写真用は1枚63円なので、もしインクジェット紙53円のはがきを交換したい場合は差額として1枚につき10円支払えば交換可能です。
あと、注意すべき点としては、「未使用」であることです。
汚れたり、き損した場合は再販売できないため、無料交換対象にならないのです。
写真用については10枚セットで販売されているのですが、未開封のものしか無料交換に応じてもらえません。
期間が過ぎた場合や、未使用でない物は?
年賀はがき販売終了後は、無料交換してもらえません。
また、期間内であっても、今回の年賀状を全て書き終えてしまった場合は年賀はがきが不要になるため交換しても意味がないですよね。
印刷で失敗した場合は使えないし、未使用ではないので無料交換ができません。
このような場合は「書き損じ」として郵便局では下記の手数料を払えば他の郵便はがきや切手に交換してもらえます。
- 郵便切手、通常はがき・・・5円
- 上記で10円未満の場合・・・合計額の半額
- 往復はがき、郵便書簡・・・10円
- レターパック等 ・・・42円
喪中の場合
喪中の場合は特別な事情ということで、次の2種類の無料交換が可能です。
ただし、こちらも交換期間は郵便はがきの販売期間終了日(2016年1月8日)までとなっています。
この場合の交換方法は、郵便局に行って喪中であることを伝え、窓口に備え付けの請求書に氏名、住所、故人の続柄等を記入して交換してもらいます。
(1)郵便局に渡す物
・お年玉付き年賀はがき(四面連刷、インクジェット紙、くぼみ入り、寄附金付きを含む)
・寄附金付きお年玉付き郵便切手
(2)受け取れる物
・通常切手(弔事用切手含む)
・通常はがき、往復はがき(その他の郵便はがき)
・郵便書簡
・レターパック封筒
※特殊切手およびお年玉付き郵便はがき・切手は対象外です。
年賀状の換金方法は?
郵便局では換金できず、郵便はがき等の現物交換しか応じてもらえません。
でも、年賀状以外に手紙やはがきを書かない人の場合、
購入した年賀状が余ったら何に交換すれば良いのかなあ?
交換しても使い道が見当たらないし・・・
と悩む人も案外多いようです。
この場合の使い道としては、
- お年玉くじ抽せん日まで待って、当たりだったら当選賞品を貰い、外れたら使い道を考える。
- 懸賞はがきを出しまくる(懸賞はがきなら年賀はがきでも相手は気にしない)
- 手数料を払って切手にして有効活用する・(宅急便代わりに)ゆうパックを使い、支払いを交換した切手で済ます(この手段は郵便局のみ可能。コンビニは現金支払しか不可能。)
→郵便局HP ゆうパック料金表・金券ショップで換金する・・・金券ショップは店によって異なりますが、60~80%の換金率といわれています。切手の種類によっても換金率が異なります。
年賀状を印刷失敗した場合で交換不可の場合とは?
切手部分は要注意!
年賀状の書き損じについては上でお話ししましたが、1枚につき5円の手数料を払えば交換してくれます。
ただ、注意しなければならないのは、書き損じですから当然はがきは汚れるものですが、切手部分を汚した場合は使用済みとみなされて交換してもらえないのです。
切手は宛名面ですが、もし宛名をパソコン印刷する場合は上下を間違えないように注意しましょう。
上下間違えて印刷してしまうと、住所の文字が切手部分に印字されてしまい、書き損じの上に交換不可能という事態になりかねません。
汚れが比較的軽い場合はどうなるか分からないので、一応駄目元で窓口に持ち込んでも良いかもしれませんが、その段階でどう判断されるかは郵便局の担当者の目次第でしょう。
年賀状には消印がないけど?
一度ポストに投函した年賀はがきは交換不可です。
つまり、
・差出人不明等で戻ってしまったはがき
・消印がないけど相手から届いた年賀はがき
これらは、投函済の扱いになってしまうので、書き損じとみなしてもらえません。
でも、年賀状は通常はがきと異なり、12月15日から1月7日までに受付された場合は消印が押されないのですよね。
だから、「黙って郵便局に出せばバレないじゃん?」と思うかもしれませんが、実は、消印が押されないけど、その代わりに目に見えない特殊インクで宛先郵便番号や番地、引き受け日時等の情報をバーコード化したものが印刷されていて、ブラックライトで確認すると配達済みかどうか判別できるだそうです。
そもそも、そういうことをしたら法律違反ですしね。悪いことをしてはいけないのです。
実際にブラックライトで確認するのかは不明ですが、本当の書き損じなら
・デザインが同じ(家族分まとめても数デザインでしょう)
・書き損じの箇所がある
・差出人名が一緒、宛先がバラバラ
というような感じなので、パッと見れば虚偽かどうか、ある程度の判別は可能です。
という訳で、くれぐれも消印なしだからといって、新しい郵便はがきと交換しようだなんて考えないようにして下さい。
さいごに
大量に未使用はがきが出たり書き損じが出た場合は、ある程度自分で「未使用」「書き損じ」の分類をしてから郵便局に持ち込む方がスムーズに処理してくれますよ。