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婚礼のマナー

結婚式のご祝儀 兄弟の場合いつ渡す?タイミングと受付での挨拶

noshi
結婚式のご祝儀は兄弟の場合いつ渡すべきでしょうか。
友人知人なら結婚式当日に受付の人に渡すものですが、兄弟だと事前に渡すものでしょうか。それとも記録をつけるためにも当日受付の人に渡すべきでしょうか。

今回は、ご祝儀を渡すタイミングや受付で渡す場合にどのような話し方をすれば良いのかお話しします。

結婚式のご祝儀 兄弟の場合いつ渡す?

兄弟の場合、結婚式当日でなく、それより前にご祝儀を渡すべきとされています。
ご祝儀は元々「結婚式」のお祝いでなく「結婚」に対するお祝いとして渡すものですから、結婚が決まった段階で、大安や友引等の良い日を選んで渡すという考え方なのです。厳密な期限はありませんが、直前だと結婚式の準備で慌ただしいため、遅くても結婚式の2週間前くらいまでには渡す方が良いでしょう。

兄弟への結婚式ご祝儀の渡し方は?

ご祝儀の渡し方は、直接手渡しが原則です。
もし遠方で暮らしていて結婚式当日まで渡せないという場合は、当日でも仕方ないのですが、兄弟の場合はあくまでも「接待する側」であり、招待客ではありません。席次が入口付近の末席になるのも、それが理由です。そのため、通常は受付でご祝儀を預けることはしません。

そういったことを考えると、結婚式までに手渡しできない場合は、現金書留で郵送する方法もあります。
この場合は現金書留の封筒の中にご祝儀袋を入れて送ります。現金書留の封筒は大きいサイズがあり、市販のご祝儀袋が入るので大丈夫ですよ。

ご祝儀を手渡しする時の注意事項

正式なマナーとしては、家紋の入った塗り盆に白木のお祝いセットを入れ、家紋入りの風呂敷で包む等といいますが、兄弟間でのご祝儀だと、このような堅苦しい方法で行う人は少ないです。ただ、お祝い事であり金額が多いのですから、兄弟間といえども姿勢を正すという意味で、袱紗を使う方が良いでしょう。
袱紗は次のように使います。

(1)事前に慶事用の袱紗の包み方でご祝儀を包んでおきます。
(2)渡す時にご祝儀を取り出し、袱紗を折り畳みます。
(3)畳んだ袱紗の上に金封を乗せて差し出します。

ちなみに、離れて暮らしていてご祝儀を持参する場合は、ご祝儀以外に日本酒や縁起物の和菓子を手土産として用意すると良いでしょう。


結婚式のご祝儀 兄弟で当日まで渡すタイミングが無い場合

兄弟でも結婚式当日まで渡せなかったという場合は、当日の式の流れを考慮しつつ、差し支えない時に渡す必要があります。ここで結婚式当日の流れについて確認しておきましょう。

当日の流れは次のようになります。

(1)両家顔合わせ→両家のみ出席(親族控え室にて)
(2)結婚式→親族やごく親しい人だけ出席(教会、神前等)
(3)受付→親族は受付しないケースもある
(4)披露宴→親族、友人、会社関係など様々な人が出席(披露宴会場)

兄弟は当然結婚式から出席するし、それより前に両家顔合わせがあるため、招待客よりも早く集まります。また、通常は披露宴で改めて受付はしません。そこで気になるのが席次表ですが、これは結婚式の前に親族控え室で見ることができるので受付を通らずとも問題ありません。

ですから、ご祝儀を渡すのが当日になってしまった場合は、両家顔合わせの前に渡しましょう。大切なことは最初に行ってしまった方が良いのです。ただ、本人に渡すとお金の管理が困ってしまうので、本人に渡す際に遅くなったお詫びと、ご祝儀を誰に預けるかを確認します。

「結婚おめでとう。
今までご祝儀を渡す時間がなくて今日になってしまったけど、どうすれば良いかなあ?
お父さんかお母さんに預かってもらう?それとも、受付に預ける方がいい?」

こんな感じで兄弟に聞いてみてくださいね。両親も結婚式当日はおもてなしする立場で忙しいですし、大金を預かる余裕がないかもしれません。また、お酒が弱い場合などは預かってしまうと紛失する恐れもあります。そんな場合は受付に預けるという判断の方が賢明でしょう。

次に、兄弟がご祝儀を受付に預ける場合の注意点についてお話しします。

結婚式のご祝儀 兄弟が受付に渡す場合の注意事項

上でお話ししましたが、兄弟というのは招待客でないし早くに式場入りするため、受付を行わないのが一般的です。ですから、もしご祝儀を受付に預かってもらう場合は挨拶の言葉を選んで話すことが大切です。

一番重要なことは、受付の人に(受付してくれることに対しての)お礼を言うことです。身内なので「ご結婚おめでとうございます」ではありません。話し方としては次のような内容が良いでしょう。

「新郎(新婦)の兄弟(姉妹)で○○と申します。
本日はお世話になりますので、よろしくお願いいたします。」

結婚式のご祝儀 事前渡しでも兄弟が受付通る場合は?

ご祝儀を事前に渡した場合は当日手ぶらになるのですが、もし受付をするのであれば「お祝いは事前に渡しています」と伝えれば大丈夫です。(ただ、兄弟の場合は両家顔合わせから式場にいるため、受付をしないケースも多いです。)

さいごに

兄弟の場合は結婚式のご祝儀を事前に渡すのがマナーと言われていますが、現実的には、結婚して別世帯となっている場合は当日受付で渡すということが多いです。

その場合、受付で挨拶する際に自分が新郎新婦の兄弟であることと、受付してくれていることへのお礼を言う、という配慮を忘れないようにしてくださいね。

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