夫が単身赴任になり2ヶ月経ったら「生活費が足りない」と増額要求されましたΣ(゚Д゚;)
- 家賃と水道光熱費を除いて月に9万円だと足りないの?
- 生活費の世間の平均はいくらくらいなの?
- 自分と離れてのんびり暮らすから逆にお金を浪費しているんじゃないの?
- これから子供の教育費がかかるから節約して欲しいのに!ヾ(○`з´)ノ
単身赴任家庭では、このような、お金の悩みや夫に対する疑惑、不満を抱える主婦は非常に多いです。
我が家も単身赴任家庭で当初このような悩みがあり、夫と様々な話し合いをしました。
今回は、その経験を踏まえて単身赴任の生活費の節約で一番大切なことをお話しします。
単身赴任の生活費はいくらかかるの?
単身赴任の生活費は次のような項目があります。
(1)家賃
(2)水道光熱費
(3)帰省交通費
(4)生活費
- 食費
- 散髪代
- クリーニング代
- 交際費
- 服、雑費
- タバコ代
(1)~(3)について
- 家賃→赴任先の土地価格等によって金額が異なります。
- 水道光熱費→単身赴任の場合10000円~15000円程度が多いです。別記事に細かい節約方法があるので、そちらをご覧ください。
→一人暮らしの水道代はどの程度?水道使用量は何m3?節約方法は?
→一人暮らしの電気代冬の1万円は高いの?相場は?暖房器具の節約は?
→電気代節約で契約アンペアを下げるか 一人暮らしの節約術あれこれ - 帰省交通費→会社から支給されるケースもありますが、頻度や交通機関によって様々です。
節約を考える上で最初に見直すべき事項は、(4)生活費です。
では、生活費を1つ1つ見ていきましょう。
食費
生活費の中で、食費をどうするかによって総額が大きく違ってきます。
- 料理好きで自炊可能な場合→自炊中心・昼食も弁当持参なので月3万円
- 自炊不可能・残業が多い場合→外食中心なので月に5~6万円(1日1500~2000円)
ただし、東京都心などの場合は昼食を外食すると1000円かかるのは当然なので、1日あたり3000円近くかかるかもしれません。
散髪代
散髪代については男性の場合安いところで1000~2000円程度のところがあるので、月に2回として1ヶ月4,000円程度になります。
クリーニング代
夫が自分でワイシャツを洗濯してくれれば良いのですが、無理な場合は1週間分をまとめてクリーニングに出すことになります。スーツは毎週ではありませんが、ある程度着たら交互にクリーニングに出す必要があります。
ところで、クリーニング料金は調べてみると店によって数十円異なることが多いし、夜や曜日等のサービス料金が設定されている店もあります。
ですから、節約のためにも近所のクリーニング屋をいくつか探し、料金の比較をしましょう。
1ヶ月間の費用は、ワイシャツ1枚150円の場合20日間で3,000円、スーツ上下1,000円の場合月に2回とすると2,000円となり、合計5,000円程度かかります。(単価はもっと安い店もあるし、高い店もあります。)
交際費
社会人の場合、学生時代と異なり同僚や取引先との付き合いがあるので交際費用を下げることは難しいでしょう。
- 週1回5,000円の場合→1ヶ月で20,000円
- 週2回5,000円の場合→1ヶ月40,000万円
このように、交際費というのは案外お金がかかります。特に夫が管理職の場合は部下の面倒をみることもあるでしょうし、奢る場面があるかもしれません。その場合、財布の中がいつもギリギリだと困るため、生活費を多めに渡す必要があるでしょう。
「お付き合いがあると多めに持っていないと困るでしょう。
でも、ウチも家計が大変だから、なるべく無駄遣いしないで
残った分は将来の子供の学費として貯金しておいてほしいわ。」
というような言い方で、夫に対しても「教育費」という財布をきちんと管理させる方が良いかもしれません。
服、雑費
男性の場合、普段のスーツなどがきちんとしていれば、さほど服代は必要ないかもしれません。ただ、全自動洗濯機で洗うと数ヶ月で布地が傷むことが多く、下着や靴下に穴があいたり、布地が薄く弱くなってしまいます。帰省した際に気付けば、一緒に安い店でまとめ買いすれば良いのですが、夫に任せるとこういう部分でも割高な支出が発生するかもしれません。
タバコ代
タバコは吸う本数によって違うのですが、具体例を挙げると、1日1箱450円の場合1ヶ月で13,500円となります。意外と費用がかかるので、禁煙や本数を減らすことことが可能であれば頑張ってもらう方が良いかもしれませんね。
単身赴任の生活費節約 我が家のビフォーアフター
ビフォー
我が家の場合、当初2ヶ月は次のような金額でした。
a)食費 60,000円
b)散髪代 4,000円
c)クリーニング代 5,000円
d)交際費 10,000円
e)服、雑費 10,000円
f)タバコ代 無し
合計 89,000円
私の夫は自炊できません。
当初は「朝だけ頑張って炊飯器でご飯を炊く」と言っていたのですが、残業が多いこともあり数日間で挫折してしまったそうです。その後はコンビニ生活になったそうですが、三食とも外食だと飽きたり、栄養バランスが悪く体調を崩したりしたため生活費を見直すことをきっかけに、私が1週間分のおかずとご飯を作ってクール宅急便で送ることにしました。
◆ご飯の冷凍についてはこちらの記事をご覧ください。
→単身赴任で準備するものリスト 炊飯器やアイロン購入の判断基準は?
見直し事項
(1)1週間分の食料を作ってクール便で送る
- 1週間分のご飯を圧力鍋で炊いて弁当箱サイズでラップし冷凍する
- 夕食のおかずを1人分多く作り、タッパーに詰めて冷凍する
- 昼食用おかずを週末まとめて作り冷凍する
(2)ワイシャツを形状記憶のものに変更
(変更当初は10枚購入したため出費があるけどワイシャツクリーニング代が不要。)

(3)散髪代を1000円カットを探して変更した。
この結果、次のように変わりました。
アフター
a)食費 15,000~20,000円
b)散髪代 2,000円
c)クリーニング代 2,000円
d)交際費 10,000円
e)服、雑費 10,000円
f)タバコ代 無し
合計 39,000~44,000円
月によって若干の変動がありますが、4~5万円下がったため、かなり金銭的には楽になっています。
ただ、夫の分の食事を作るため、私と子供の生活費から若干食費が多く支出する形になっていますが、夫の改善前の食費を考えると大幅な節約に繋がっています。
専業主婦でも夫の料理を1週間分作って冷凍しておくのは結構手間だと感じるはずです。ですが、自分の夕食を作るついでに多めに作って冷凍するなら献立もマンネリにならないでしょうし、さほど苦にならないと思いますよ。
夫に単身赴任先で節約を意識させる方法
単身赴任の場合、仕事が終わった後は完全に独り身なので、独身気分になってお金を使ってしまう人もいるようですね。
我が家の場合は、恐らく浮気はしないとは予想していましたが、独り身の気楽さからお酒を沢山飲んで過ごすのでは?と金銭面と健康面が気になっていました。
実際には、酒はそんなに飲まなかったものの、当初2ヶ月間の食生活が荒れていたため、2ヶ月間で8kg程度太ってしまいました。
ですから、生活費の見直しの際に次の事項を夫に説明しました。
- 私と子供の生活費
- 給与手取り額から2ヶ所の生活費等を引いて貯金できる額がいくらか(殆どない!)
ちなみに、妻子の生活費の主な項目は次の通りです。
- 住宅ローン
- 水道光熱費
- 食費
- 子供の教育費(学校関係費用、塾、各種教室等)
- 生命保険
- 自動車維持費(車検、自動車税等)
- 固定資産税
夫にしてみれば、妻子は離れて見えないから「自分だけお金が足りない」と思うのですが、給与総額と総支出額を知ることで「自分だけじゃなくて妻子も大変なんだ」と気付くようです。
私の夫が今まで無関心だったからか不明ですが、我が家では全帳簿を見せたところ「(自分の生活費を多くすると)これしか残らないんだ・・・」とショックを受けていました。この言葉を聞いて、単身赴任というのは夫婦喧嘩したり仲違いして離婚に繋がるケースも多いというけど、遠距離恋愛と一緒で離れていてもマメに電話したりしてお互いを理解するようにしないと円満な関係を築くのは厳しいものだと感じました。
その後は当然夫の食費は下がったままで体調も復活し、太った分の体重も落とし、元気になっていますし、なるべく2日に1回は電話するようにして様子を話したり聞いたりしています。
まとめ
単身赴任で節約するなら食費を見直すことが重要です。夫が自炊出来ない場合、冷凍おかずを送るのが一番安上がりになります。
また、夫婦が離れて暮らす場合、お互い相手のことが理解し辛くなるため、特に金銭面については両方の費用を開示して、夫婦共に節約に対する意識を持つことが大切です。夫婦ともに大変ですが、離れて暮らす夫の生活事情、妻の生活事情を理解していき、夫婦円満でいられるようにしましょう。
◆その他、単身赴任や一人暮らしで困ったときにはこちらにも記事があります。
→単身赴任や一人暮らしで困ったら?【目次】