家族葬と直葬の違いって知っていますか?
最近では、一般葬だけではなく、葬儀のスタイルにも様々な名前を聞くようになりましたよね。
家族葬も直葬も一般葬より、参列者の範囲が狭く小規模な葬儀ですが、葬儀の流れに違いがあります。
家族葬と直葬で悩んだ時にメリット・デメリットも気になるところですよね。
この記事では、悩んだ時に役立つメリット・デメリットも詳しく解説していきますね。
この記事では
- 家族葬と直葬は違うの?
- 家族葬のメリット・デメリット
- 直葬のメリット・デメリット
を紹介します。
この記事を読んで、家族葬と直葬の違いを理解して最適な選択をしてくださいね。
なお、家族葬についてより具体に詳しく知りたい方、家族葬の見積もり比較をしたい方は、日本最大級の葬儀ポータルサイト「いい葬儀」で専門家のノウハウをご確認ください。
家族葬と直葬は違うの?
家族葬と直葬はどちらも小規模の葬儀ですが、葬儀の流れに違いがあります。
- 葬儀の流れ
- 所要日数
- 費用相場
- 参列者の人数
詳しく見ていきましょう。
葬儀の流れ
家族葬と直葬の大きな違いは葬儀の流れが違います。
家族葬は通夜→告別式→火葬と一般葬と同じ流れで葬儀を行うのに対して、直葬は火葬のみを行い「火葬式」とも言われます。
葬儀を身内だけで小規模で行いたいけれども、告別式や通夜はちゃんとしたい場合は、家族葬を選ぶことをおすすめします。
直葬は火葬のみなので、実感が湧かないまま終わってしまうこともありますので、慎重に選ぶようにしましょう。
所要日数
家族葬は葬儀場や火葬場の状況により所要日数が変わりますが、だいたい2~3日です。
葬儀自体にかかる日数は、2日間かかります。
それに対して、直葬は火葬のみですので、亡くなってから火葬場がスムーズに予約が取れれば2日です。
葬儀自体にかかる日数は、1日で終わります。
高齢者の負担を軽減させたかったり、忙しくて時間がなかったりする場合は、直葬ですと負担が少なくできます。
通夜や告別式を行うための事前準備は遺族にとってとても負担になるものですよね。
直葬も立派な葬儀ですので、負担を軽減させたい場合は、直葬を選ぶといいですね。
費用相場
費用については、一般葬に比べると参列者が少なくなりますので、家族葬も直葬も少なくなる傾向にあります。
家族葬は100万円ぐらい、直葬は20万~50万円ぐらいになります。
費用を少しでも抑えたい場合は、直葬を選ぶといいですね。
ただし、一般葬に比べると香典が少なかったりなかったりしますので、実際は一般葬とかかる費用は変わらないこともありますので、注意しましょう。
参列者の人数
家族葬の場合は、親戚や親しい友人まで呼んだ場合は30人程度になることがあります。
直葬の場合は、身内のみで行うことが多いので1人~多くても10人ぐらいになります。
参列者に親戚や親しい友人を呼びたい場合は、通夜や告別式もできる家族葬を選んだ方がよさそうですね。
逆に、参列に呼ぶ人がいなくて、少人数になりそうという場合、直葬にして負担を少なく葬儀を終えると選択する人が多いようです。
私の義祖父が亡くなった時は、直葬で私は参列せず旦那だけ参列していました。
義祖父はどこに住んでるか知らず何年も会っていないという状況だったようで、参列に呼ぶ人も分からなかったので、1日で終わる直葬を選択したようでした。
状況によっては、突然の訃報の知らせで対応しなきゃいけない遺族の方もいるかと思います。
そういった方には直葬は負担が少なくきちんとお別れができるメリットがありますよね。
家族葬のメリット・デメリット
家族葬のメリットは、
- 親戚や親しい友人に参列できる
- 形式に囚われない葬儀ができる
家族葬のデメリット
- 参列者を限定しなくてはいけない
- 後日弔問に訪れる人の対応が必要になる場合もある
詳しく見ていきましょう。
家族葬のメリット①親戚や親しい友人に参列できる
家族葬では、参列者の範囲は厳密には決まっていませんので、もし家族以外にも親戚や故人の親しい友人を呼びたい場合は呼ぶことができます。
もしかしたら、故人には家族以上の繋がりのある友人がいるかもしれませんよね。
そんな時は、参列に呼んで、最後のお別れをしてもらうことができます。
家族葬のメリット②形式に囚われない葬儀ができる
家族葬のメリットには、会社の人は参列に呼ばないことが多いので一般葬より形式に囚われない葬儀ができます。
例えば、オリジナルムービーを流したり、特別な演出をしたりなど故人とゆっくり想いがつまったお別れをすることができるんです。
故人が葬儀の演出の希望があったとしても、家族葬なら柔軟に答えてあげることもできますよね。
家族葬は、オリジナルの葬儀ができるのが魅力的なところですね。
家族葬のデメリット①参列者を限定しなくてはいけない
家族葬は、誰でも参列に呼ぶというよりかは家族で小規模で行うものですので、参列者をある程度限定しなくてはいけません。
一人ひとり参列に呼ぶ人、呼ばない人を確認していく必要があるので、遺族には負担になってしまう部分です。
もし、参列したいのにできないという親戚がいたとしても、断っても問題ありませんが、きちんと納得のいく説明ができるように準備をしておきましょう。
家族葬のデメリット②後日弔問に訪れる人の対応が必要になる場合もある
もし、葬儀に参列できなかった場合に、後日自宅に弔問に訪れる場合があります。
そういった方々の対応が必要になる場合があるのが要注意です。
遺族は葬儀が終わったら終わりではなく、その後の手続きでとても忙しいものです。
もし、弔問に訪れる人への対応が難しい場合は、事前にその旨を伝えておいた方がいいですね。
直葬のメリット・デメリット
直葬のメリットは
- 費用を最小に抑えられる
- 遺族の負担が少ない
直葬のデメリット
- 菩提寺の確認が必要
- お別れができなく後悔する可能性もある
詳しく見ていきましょう。
直葬のメリット①費用を最小に抑えられる
直葬の1番のメリットは、火葬のみなので葬儀にかかる費用が最初に抑えられます。
一般葬に比べると4分の1程度、家族葬と比べても2分の1程度で済みますので、とにかく費用を抑えることができます。
直葬のメリット②遺族の負担が少ない
火葬のみで参列者も身内のみなので、家族葬と比べてもとても負担は軽くなります。
葬儀場を探したり、参列者への連絡、通夜や告別式の打ち合わせがなくなりますので、高齢者や忙しい人には最適ですよね。
参列者もいないのでわざわざ通夜や告別式をやるのは大変という場合は、直葬を選ぶといいでしょう。
直葬のデメリット①菩提寺の確認が必要
直葬の場合は、菩提寺がNGの場合がありますので、事前に直葬でも大丈夫か確認する必要があります。
菩提寺の住職さんは、通夜と告別式を行い戒名を預けたいお気持ちがあります。
時代の流れで直葬を理解してくれる住職さんもいますので、菩提寺がある場合は、事前に相談するようにしましょう。
直葬のデメリット②お別れができなく後悔する可能性もある
直葬だと最短で亡くなってから2日で終わってしまいます。
直葬を行った方の中には、あまりにも短すぎて実感が持てず後悔する人もいるそうです。
後戻りはできないことですので、遺族や時には親戚の意見も聞きながら、最適な判断ができるといいですね。
もし、迷った場合は、負担はかかりますが、家族葬にするとお別れの時間が持てるので後悔が軽減されるかもしれませんよ。
さいごに
家族葬と直葬の大きな違いは、家族葬は「通夜→告別式→火葬」をするのに対して、直葬は「火葬のみ」というところです。
- 日数・・・家族葬は亡くなってから2~3日、直葬は2日
- 費用相場・・・家族葬は100万程度、直葬20万~50万円程度
- 参列者人数・・・家族葬は10人~30人程度、直葬1人~10人程度
家族葬のメリット
- 親戚や親しい友人に参列してもらえてお別れできる
- 形式に囚われない葬儀ができる
家族葬のデメリット
- 参列者を限定しなくてはいけない
- 後日弔問に訪れる人の対応が必要になる場合もある
直葬のメリット
- 費用を最小に抑えられる
- 遺族の負担が少ない
直葬のデメリット
- 菩提寺の確認が必要
- お別れができなく後悔する可能性もある
家族葬も直葬もきちんとした儀式ですので、故人の希望や遺族の意向に会った葬儀を選択してくださいね。
なお、家族葬についてより具体に詳しく知りたい方、家族葬の見積もり比較をしたい方は、日本最大級の葬儀ポータルサイト「いい葬儀」で専門家のノウハウをご確認ください。