最近よく聞く家族葬ですが、マナーは知っているでしょうか?
家族葬と聞くと特別なマナーがあるのはないかと気になりますよね。
調べてみたところ、家族葬のマナーは一般葬のマナーとほとんど変わりません。
ただし、家族葬は参列する人の範囲が一般葬より少ないことが多いので、必ずしも参列できるわけではないので、気を付けたいマナーもあるんですよ。
私も、実際に会社で同僚が家族葬行っていましたたが、参列はもちろん香典なども断られてしまいとても困惑しました。
そうならないためにも、しっかりとマナーは押さえておきたいですね。
この記事では、
- 喪主の家族葬マナー
- 参列する時の家族葬マナー
- 参列しない時の家族葬マナー
を紹介します。
この記事を読めば、気になる家族葬マナーを身に着けて、きっとマナーを守って参列することができるようになりますよ!
喪主の家族葬マナー
家族葬は、小規模の葬儀ですが、喪主は必ず必要です。
あまり家族葬に馴染みのない人は、なかなか理解してもらいにくい葬儀の内容もあるかもしれません。
喪主の方は、一般葬以上にマナーを気を付けてましょう。
葬儀の事前準備や相談
喪主になったら、まず葬儀の事前準備や相談などの大切な仕事が始まります。
葬儀を行う場所から探さなければいけないので、とても大変な準備になります。
家族葬を行う規模や予算、宗教によって変わってきます。
葬儀場の中には、家族葬プランがあるところもありますので、家族葬ができるところで場所を絞っていくのもありですね。
葬儀場選びを失敗してしまうと後々思うように葬儀ができずにがっかりしてしまう可能性もありますんで、限られた時間ですが、しっかりと選ぶようにしましょう。
参列者への連絡
葬儀を行う場所が決まったら、参列者へ訃報の報告をして、葬儀へ参列してほしい旨を連絡しましょう。
家族葬の参列者の範囲は、決まりはありません。
家族のみでもOKですし、家族同様の親しい友人などを呼ぶこともあるようです。
この時、家族葬で行い家族や親しい友人などしか呼ばず小規模で行うことを伝えましょう。
連絡を受けた人も、参列をするかどうか決める判断材料にもなります。
葬儀に呼ばない人にもこのタイミングで訃報の報告をする場合は、葬儀は家族葬で家族のみで行うことを伝えましょう。
参列したかったと言われたり、自宅に弔問に訪れることも考えられます。
そのような方々にきちんと説明ができるように、「生前の本人の希望」など今回は家族葬で行う理由を考えておきましょう。
葬儀場との打ち合わせ
訃報の報告が済んだら、次は葬儀場との打ち合わせです。
打ち合わせも一般葬とは変わらないですが、参列者の人数が小規模になりますので、人数の決定や家族葬プランを確認しましょう。
小規模ですので、より家族の想いがつまった葬儀にすることができます。
家族葬にすることにより実現できる葬儀の内容もきっとあるでしょう。
でも、喪主の方だけで好きな内容にしてしまわないように、限られた参列者全員が納得できる葬儀の内容にすることを意識しましょう。
少人数だからこそ、一人でも葬儀にがっかりされてしまわないように気を付ける必要があります。
参列する時の家族葬マナー
もし、呼ばれた葬式が「家族葬で行います」と言われたら、何を気を付けたらよいでしょう?
初めてだとより困惑してしまいますよね。
- 服装
- 香典
- お悔やみの言葉
を詳しく解説していきますね。
服装
服装は、一般葬と同じです。
「準喪服」か「略喪服」を着ていきましょう。
家族葬でも、服装はカジュアルでいいということはありませんので、気を付けましょう。
むしろ小規模ですので、少しでも変わった服装をしていくと目立ってしまいます。
メイクやアクセサリーなども派手なものを避けて、葬式に参列するふさわしい服装にしましょう。
香典
家族葬の場合は、香典が必要ない場合もあります。
香典を渡すと香典返しをするという手間が増えてしまうこと避けるために家族葬を選択する理由の一つでもあります。
確かに香典を渡して香典返しをするための受付の人手が必要だったり、小規模の葬儀だと物理的に難しい面もありますよね。
私も、会社で弔事の手続きをする時、従業員から「家族葬なので香典を辞退します」と言われることがよくあります。
香典を渡す必要がないのは、家族葬のマナーとも言えるのかもしれません。
ただし、香典を辞退と言われてから、取り下げることが一般的なようです。
事前に香典は不要と言われていたり、案内状にその旨が記載がない場合は、念のため香典を用意していくことが安心ですね。
お悔やみの言葉
家族葬では、受付がないこともあるので、お悔やみの言葉を伝えるタイミングに注意しましょう。
香典が不要と事前に伝えられている場合も、挨拶をする機会を待っていてもやってこないので、自分から喪主に挨拶に行くようにしましょう。
家族葬ですので、多くの場合は家族で顔見知りの場合が多いものです。
久しぶりに会う人もいるかもしれませんが、まず会場に訪れたらやることは、喪主にお悔やみの言葉を直接伝えましょう。
もしかしたら、喪主は打ち合わせで忙しくなかなか会えない可能性もありますので、そういった場合には、顔見知りの人に一人ひとり挨拶していくのもアリですね。
少人数だからこそ、挨拶をしないと違和感があるものです。
お悔やみの言葉は「お悔やみ申し上げます」など簡単な言葉でもOKです。
参列しない時の家族葬マナー
友人の訃報の連絡を受けても、家族葬なので・・・と参列を断られることありますよね。
一般葬に慣れていると何かしたくてしょうがない衝動に駆られてしまいますが、家族葬を行うと決めた遺族の方々の意向を尊重してマナーを守って対応しましょう。
参列したり、自宅に弔問に訪れるのはNG
参列を断られたのにも関わらず参列をしてはいけません。
また、葬儀後に自宅に急に弔問に訪れるのもご遺族へ負担をかけてしまう可能性もあります。
事前に自宅に弔問しても大丈夫か必ず確認をするようにしましょう。
でも、家族葬の場合は、参列したいけどできない人がたくさんいる可能性もあります。
大勢で自宅に訪れてしまうのも考えものですよね。
あえて家族葬にしている可能性もありますので、慎重に行動するようにしましょう。
香典や供え物もNG
参列できないから香典だけでもと香典だけ送るのもNGです。
香典を送ってしまうと香典返しの手間がかかりますので、家族葬で参列を断られた場合は、何もしないことがマナーです。
電話で連絡を受けた場合は、お悔みの言葉だけ伝えてあげましょう。
参列判断ができない時
電話ですと直接参列してほしいと言われなければ参列はできないと考えるべきですが、書面で訃報の連絡が来たときはどうしたらいいのか難しいものですよね。
案内に葬儀の会場や日時の記載がなければ参列はできません。
記載がないからと言って、喪主に問いあわせたりすると忙しい喪主に迷惑がかかってしまいますので、記載がなければ参列できないと判断してしまいましょう。
さいごに
家族葬のマナーは、基本的に一般葬と変わらない部分が多いです。
ただ、少人数に行うがゆえに参列者を限定しなければいけません。
また、香典が不要だったり、受付がなかったりする場合もあります。
家族葬と言っても決まった形がないので、遺族の意向を尊重して参列することがとても重要なマナーになります。
あえて家族葬を選択する人が多いので、家族葬に参列する時は喪主や遺族の方々に迷惑をかけない振る舞いをしていきましょう。